ある程度予想できたけど、ちょっと差が出すぎ・・・
日本の政治も、やっぱり変わらないね。
有権者が、短期間で結果を求めすぎる。
それに投票率が60%以下だなんて、まだまだ国民の政治意識が低い
先進国と同じような民主国家の選挙とは言えない気がするなぁ。
そもそも自民党の政治が駄目で、皆が嫌気がさして民主党にやらせてみた。
いろいろ問題があったとはいえ、民主党はまず自民党の政治の
後始末からしなくてはならなかった。
でも、ご存知の通り、民主党には経験が無く上手く切り盛り出来なかった。
でも、改革の兆しは少しずつ見えてきていた気がします。
例えば、レアアースの件だって、今はそんな話すら聞こえないのは
民主党が地道に外交政策をやってきて。かつて90%以上中国に頼っていた
レアアースを、ベトナムやモンゴル、ウクライナなどから調達し
今は中国への依存度は40%台までになったからという事実は報道されない。
尖閣の問題、竹島の問題も同じで、表でチャラチャラと派手にやったら
駄目なので、地道な外交をやって対処している。
外交とはそういうものだって、かの防衛副大臣長島昭久が言っていました。
マスコミも、そういう意味では民主党叩きばかりの偏った
アンフェアな報道しかしていない。
たった3年半で、長いことやってきたいい加減な政治システムを変えるには
余りにも時間が短い。
そんな事をやっている暇は無い・・・・なんて言って、元に戻すのは
将来のことを考えずに、それこそ行き当たりばったりの政治を
やれと言っている無知な人間の言動としか思えません。
で、また自民に戻すのかって言うと、僕はNoでした。
A君が駄目で、B君にやらせてみようって言うのが先の衆議院選挙。
たった3年で改革が出来るようなことは期待していなかった。
ただ、無知な人間や不適格な人材を要職に任命したのも事実。
それでも、何か今までとは違うなって僕は感じていました。
で、B君が駄目だったら、それこそ第3極のC君に託すしかないのに
駄目の烙印を押したはずのA君にまた戻す・・・・
この選択が僕には理解できないのですよ。
それと、自民党に戻すのがNOの理由はただ一つ。
自民党の総裁が、安部だからです。
かつて首相をやった時に、体調不良を理由に投げ出した男ですよ。
これが、国家というものをきちんと見据えている石破だったら、
自民党でも、文句を言わなかった・・・・
今回の選挙ではっきりと感じたことが一つあります。
自民党も民主党も、原発や国防、消費税増税を争点にしてましたが
あの震災復興は、何処へ行ってしまったんだろうか?って・・・・
震災のための増税は、政治家ではなく確かな監視システム下で、
税金の使い道をガラス張りに、使途を明確にすることも必要。
おととい、荻窪駅前で遊説していた俳優の山本太郎は、そういう点で
凄く主張をはっきりとしていた。
どこぞの元大臣で、元都知事の馬鹿息子なんかよりずっと頼もしかった。
その証拠に、馬鹿息子に次いで、あの保守ガチガチの杉並区で
7万票余りの得票をしたんだから、大したものです。
神輿オヤジの日記にも書いてありましたが、政治家の資質は、
『国民の為・国益の為に、広い視野・先見性・決断力を持つ人物』が
選ばれるべきで、今回の選挙はそういった人間が出てきているようには
到底思えないというのが、僕の印象です。