昨日の河岡先生の振り付けに続いて、今日は石崎先生の唄の指導。
今年で5年目に入るのかな?
この先生に教えて頂くと、何か得体の知れないエネルギーを
体に注入されるがごとく、皆の唄に命が宿るような感じになる。
普段は若手の智子さんが、皆に唄の指導をしているのだけれど
やっぱり、石崎先生のような『唄わせるプロフェッショナル』の指導は、質が全く違う。
ただ唄うのではなく、声を出す時の気持ちの持ち方から始まって
いつの間にか、唄い方も変わって命が宿るような感じ。
まぁ、それゆえにプロなのだけれど、これは僕の業界でも同じ事。
この間も、現役バリバリの大学生が会社で実習を受けて帰ったけれど、
基本的にアマチュアとプロは、事へのアプローチが違うのです。
で、今日は石崎先生に全部の曲を聞いて貰った。
いつも思うのだけれど、先生に指導して貰う時は
基本的に暗譜してきて、指導を受けるのが礼儀じゃないかって思って居る。
それでも間違ったり、メロディーや音を確認するなどで、
先生から指示があった時に譜面を出すくらいにするのが教わる側の礼儀だと思ってる。
だから、僕は多少間違えようが譜面は持たないようにしてやってきているし
今回は早めに音源を頂いたのと、秘密基地で気兼ねなく練習できるから
自分が唄う曲以外でも、ほぼ覚えて唄えるくらいのレベルになってる。
譜面を持つと、前かがみになって声が出しにくいっていうのもあるんだけど
譜面を持っても、声が出ていない、一人で唄えないなんていうのは
練習してきていないと言う事だと思って居るからね。
案の定、先生はそれに気がついて皆に質問してきた。
『自分の唄、ほぼ唄える人は手を挙げて』・・・・・
手を挙げたのは、なんと僕だけ・・・・
嘘でもいいから、手を挙げる人がもっと居て欲しかったなぁ。
最近、劇団で芝居をやっていると、色々な事の勉強になってる。
人に物を教わる時の心構えとか、事前に準備しておく事が礼儀というのも
そのひとつだろうか?
そう云う意味で、石崎先生には失礼なことをしてしまったなぁ・・・・と
僕が若手と言われるほど、皆いい大人なんだから、それくらい解らないのかなぁ・・・・
って、凄く嫌な気分になったのでした。