写真は2年前の公演『今夜はホテルエミリアで』の冒頭の唄のシーンです。
このところ劇団の話題ばかりでしたが、それくらい話したい事が沢山あります。
日曜日の稽古で、女性に『意地悪』と言われたのが、ちょっとショックでした。
意外と僕は、色々なところで『意地悪』な事をしているのかも知れません。
ただ、反論すればそれは受け取る側の問題だと言い切れます。
プライベートでは一番、信頼が厚い相方Charlieと赤坂の神輿オヤジに
『ゆうちゃんはストイックだね・・・・』と言われた事があります。
もう何年も前の話で、日記にも書いた事があるかな?
そう思って、自分のブログ内で『ストイック』という言葉で検索したら
20回以上も書いている事が判りました。
今回は僕の『ストイック』さが、『意地悪』に繋がるのかな?・・・・・・・・なんて、
意外と僕は、そう云った他人の反応を気にして生きているのです。
毎年、劇団の公演が近づくと『これで終わりにしよう・・・・』
と、思う原因の一つに劇団のおじさんやおばさんとの意識のギャップがあります。
台本をきちんと読み込んでいないで、自分の台詞にしか興味が無い。
自分が出来ない事を判って居ない人、判って居てもそれを直す努力をしない人。
自分に足りないもの、出来ないものにキチンと向き合っていないから、
一週間経っても、何一つ変わらずにいる。
唄が下手なら練習するしかない。言葉が訛って居るなら直せばいい。
自分が抱える問題点が100個あったとしたら、次の稽古までの1週間という時間で
一つでも直す努力をして来て欲しい。
稽古が週に2回、公演前の2週間を差し引いたら、4か月で16週間あるわけで
単純に100個は解決できないとしても、芝居で大事な16個を直すような・・・・
それでも6年かけたら、96個は直るはずです。
アマチュアながら芝居をやって居て何年・・・・という経験を語るのなら、それくらいはね・・・・。
僕は芝居の稽古が始まると、相方との練習が殆ど出来なくなります。
個人的なレベルを上げる努力をしない人が何人も居て、
そう云う人が漫然と稽古に来て、毎週稽古の時間を使う。
それに付き合わされるのだったら、相方と練習した方が良いのですよ。
出来る、出来ない・・・のレベルは上手い、下手・・・とはちょっと違うんです。
上も下も、見たらきりが無いけれど、見て自分のレベルのポジションを知る事は大事。
そして少しでも自分のレベルを上げる努力をする事が、大事なんじゃないかなぁ・・・・?。
芝居が下手なのはお互い様だし、上手ければ『プロ』になって居るでしょう。
レベルに関しては、ドングリの背比べみたいなものだから、何も言う事は無いです。
『プロ』と『アマチュア』の違いは
「お客さんから胸を張って金を頂けるかどうか・・・・」だと思ってます。
これは自分の仕事でも一緒。
それには、自分の仕事のレベルをいつも上げる努力をしていないといけない。
結果として、レベルが変わらなくても『努力し続ける』事が、
一種の『プロフェッショナリズム』だと、僕は思っています。
今や仕事から干されてしまっているけれど、弟子には
『卒業したての学生に、圧倒的な実力差を見せつけられるように・・・・』
と、言い続けているのもそんな『プロ意識』を持って貰いたいからです。
アマチュア劇団はお金をかけた、高尚な大人の遊び。
遊びだからこそ、一生懸命にやる。
そうでない人は集団でやる遊びはやるべきじゃない。
そんな訳で、日曜日の稽古で女性から『意地悪』と言われた時に、
また、
『この人たちとは、やっぱり気持ち良く遊べないなぁ・・・・』と思ってしまったのでした。