会社に毎日通ってはいるものの、相変わらず仕事は全く与えられず、
干されている状態が、一年半以上になる。
弟子や、気の合う仲間からは『よく、耐えてる』
と言われるんだけれど、正直言ってそんな無力で無様な姿を、
弟子に見せる自分が情けなくなることがしばしば・・・・
僕だってそんなに超人的なメンタルを持ち合わせている訳じゃないから、
睡眠が浅かったり、自分では原因が判らないイライラした状態が続いて、
突然、胸の辺りがモヤモヤとして、大声で叫びたくなる事があったり・・・・。
さすがにそれは抑えられているけれど、それが『よく、耐えてる』
と言われるところなのだろう。
それでも、会社に居ると、じわじわと心が蝕まれてているのが判る。
デスクに居ると、わざと僕の見えるところで仕事の話をしてみたりで、
そのくせ蚊帳の外に追いやって、週に一回の打ち合わせ以外は、
リーダーと会話をしたという記憶が全く無い。
気にしないようにしようと考えようとすれば、するほど気が変になりそで、
『最近、ちょっとヤバい・・・・』なと、気分転換をどうしようか?悩んでいる。
『そんなに嫌なら辞めたら・・・・』と言う御仁も居りました。
まぁ、他人様は本当のところを知らないから、言いたい事を言えるんでしょう。
会社も残り2年だから、辞めてしまってもいいのかもしれないけれど、
まだ下の子が専門学校へ行くと言うので、今辞めると家族が、
とりわけ嫁さんが不安になるだろうから、それに踏み切る決断も出来ない。
2年間は無様であろうが、給料泥棒で金を稼ぐしかないかな?
ただ、精神的に持てば・・・・・の話ですが。
そんな針のムシロに乗っているような状況だから、昼休みのサッカーは
自分の気持ちを落ち着かせるための大事な時間になって居る。
9年前に同じようなことがあって、その時は亡くなった叔母の後を
引き継ぐような形で、今の劇団に入って自分にとって新しいことを始める事で
気持ちに張りが出来て、辛い時期を乗り切った。
そういう意味では、文句を言ったり生意気な事を言ったりしながらも
今や、劇団のおじさん、おばさんたちは完全に僕の家族みたいなもの。
劇団の皆さんには、可愛がってもらっている事へ心から感謝している。
サッカーの仲間も一緒かな?こっちは家族と言うより、信頼できる仲間。
『僕の遊びに付き合ってもらっている』彼らにも精神的な部分で、
いつも支えられているのです。
そんな訳で、週末の金曜日が来ると僕は気持ちが上向きになります。
今みたいに、遊びに費やす時間が足りないくらいが丁度いいですね。
家族は皆、そんな僕を諦めているけれど、嫁さんは僕からそういう時間を奪うと
『マグロは泳いでいないと死んでしまう』ような感じで見ているのかも?
そういう意味では、一番感謝しなければいけないですね。