『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『公演企画書』

2014年04月19日 | Weblog
今日は東中野にある、生涯学習センターでの稽古。
午後1時から夕方5時間では、女性陣の唄の振り付けで男性陣は待ち時間。

その間に、男性陣が芝居の冒頭で歌う曲、M1の振り付けの練習をしないと
おじさんたちは、絶対に出来ないから困りものです。
まず、おじさんたちに『練習してきた?』と声をかける。
5人のうち、きちんと歌えるIさん以外、全員の返事が同じ『へへへ』。
『へへへ・・・じゃねぇよ』と、いつものやり取りは、一種のお約束事。

それでも、待ち時間をボケっと待っているよりは、皆で練習しよう・・・・
と、廊下に出て、振り付けの最初から確認するところはいいチームワークです。
一通り、何度も皆で練習して、動きだけは出来そうな感じになりました。

稽古場に戻ると、まだ女性陣の振り付けは半分しか終わってない。
おじさんたちは・・・・・と言うと、なにやら書類を皆で見ている。
僕もその書類を見せてもらったら、なんとそれは来年の公演の企画書。

今まで、劇団の公演をやってきた港区の『こどもの城・青山円形劇場』が
阿呆な民主党政権の『事業仕分け』とやらの餌食になってしまい、
年間数万人の利用実績があるにも関わらず、老朽化による補修に
100億円もかかると言うことで、閉館の憂き目に遭うことになった。

それで、来年の公演をやる劇場として新宿にある『新国立劇場』が
候補として上がった。
申し込みは簡単じゃなく、書類による審査があるらしく、
劇団のプロフィールと、来年の公演内容を記述した『公演企画書』
なるものを提出することになって、その書類に目を通していた。

僕が目を通すと、なんとなく解り辛い。
それで、こうしたらどうでしょう?・・・・と、意見を言ったところ、
座長から、手直ししてみてくれと言われて、持っていたタブレットを使って
企画書を書き直してみた。
出来上がった物を、座長に見せたところ『なかなか、いいじゃないか・・・』
と、褒められた。
実質の参謀であるオペラおじさん達にも確認してもらってOKが出た。

何か、ちょっと嬉しかったですね。
会社で、日本語になっていない報告書ばかり見ているので、
とりわけ弟子の報告書は、いつも真っ赤にしてつき返したりしている。
そういう意味では、文章の手直しは仕事みたいなもの。

座長は元大手ビール会社の取締役、オペラおじさんは三菱物流の所有する
『ダイヤビル』の元社長、合唱おじさんも東大出で大手銀行の元役員、
もう一人のおじさんも、元官僚で今は天下り先の理事と、
劇団のおじさんたちはそれぞれ、経歴が半端じゃない人達なので、
その御仁から褒められるっていうのは、嬉しいですね。

劇団に入って一番勉強になった事と言えば、こういった御仁達と関わって、
会社の経歴なんて芝居には何の意味を持たない・・・・
って言うことを知ったことかも知れませんね(笑)
コメント
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