今日はいつもの大久保に程近い、東中野から徒歩10分のところにある、
『新宿区生涯学習センター』での稽古でした。
午後1時から視聴覚室という狭い場所で、女性陣の振り付け。
相変わらず、リズムが取れない人ばかり・・・・・
いったい一週間の間、何をやってきたのかと思うほど酷いものでした。
それでも、振り付けの河岡先生は根気強く指導してくれる。
女性陣に限らず、劇団のメンバーは、もう老人の部類に入る人がほとんどなので、
体でリズムを刻むなんて教えられても、出来ない人ばかり。
そのくせ唄ひとつ取っても、女学生が唄うような唄い方で、
色っぽさも艶っぽさもないから、いわゆる『大人の唄』には程遠い。
5時までやることがなく、ひたすらそんな稽古を見ているだけ・・・・
退屈なので、たまに外へ出てタバコを吸ってきたりで時間を過ごす。
これなら夕方から参加しても良かったかな・・・・なんて思うのだけれど
なぜか僕は『よく休む』と言う風に思われてる。
僕が休むのはサッカーのシニア大会がある1日だけ。
お袋が亡くなった年でさえ、葬儀と納骨の日に休んだくらいで
遅れてゆくことはあっても、ほとんど参加しているのに・・・・・
目立つからそう思われるんでしょうかねぇ・・・・
夕方5時に視聴覚室の稽古が終わり、一時間の間を挟んで6時から芝居の稽古。
一時間あるので久しぶりに座長と、おじさん二人と一緒に夕食を食べに出かけた。
来年の公演の話をしながら、色々と雑談。
その中で『男女問わず、うちの劇団には色気がない』と僕が言ったら、
座長がうなずきながら笑って聞いていた。
それで、夕方から芝居の稽古に戻ったんだけど、どうも男たちの芝居が
ギクシャクして、前に進まない・・・・
台詞を忘れて居たり、絡みにもテンポも間もない・・・・・
要はつまらないのですよ。
そしたらいきなり座長が
『さっきの話のとおり、色気がないんだよ』・・・・とポツリ。
その上、女性たちに向かって
『さっき、食事をしながら色気がないって話をしていたんだけど・・・・』
それを聞いた女性たちが一斉に『やーい、ざまみろ・・・・』です。
僕は顔から火が吹きそうなくらい恥ずかしかった。
まさに、他人の振り観てわが振り直せ・・・・・ですね。
しかし、こんな身近に『スパイ』が居たなんて・・・・
今度の芝居は男性陣が『元特殊部隊』の戦友という設定。
隊長役のオペラおじさんに
『スパイが居たなんて、この部隊は玉砕ですね』
と、呟いたのでした。