早いものでもう7月も10日です。
一年の半分は終わって、後半開始と云った感じでしょうかね?
会社勤めをしていると、1年の折り返しが10月と云う感覚になる。
定年退職して、この感覚が変わるのかどうか?ちょっと興味がある。
サラリーマンらしくないと言われる僕でさえ、この30年近くは
会社中心、と云うより仕事中心の生活をして来た気がする。
ただ、その時は仕事が面白かった。楽しかったのです。
何故か、誰もチャレンジしない仕事を回されて、やる事が多かった。
それがいつの間にか当たり前になって、普通に誰でもがやるような
『努力しないでも、そこそこの結果が出る仕事』には興味が湧かなくなっていた。
僕は恵まれていた・・・・
と思うのは、そう言った仕事をやる事が楽しみに変わって行った事。
誰もやらないから、企画や仕様決定は自分の発想で出来る。
失敗しても、周りは
『今まで誰もやらなかった事にチャレンジして居るから』と言う目で見てくれる。
結果を求められる仕事だから、予算もキチンと確保して貰える。
世界一の顕微鏡に搭載する超高圧電源の高周波化などは億単位の金を使った。
実験専用の建屋もあったし、実験建屋は僕の秘密基地みたいな物だった。
お師匠さんに『貴方は会社で一番金を持っていて、一番使っている』
とまで言われるほど、僕は周りの人達の愛情と、環境に恵まれていた。
いつしか、チャレンジして失敗する事を恐れなくなった。
恐れなくなるから、大胆になる。そして、長い時間がかかっても結果が出る。
そんな設計者としての会社人生は本当に楽しかった。
僕が会社を嫌いになったのはつい最近。
無視され、一言も口を利かない、やる事が陰険なリーダー。
そんな輩に、人として扱われて居ない今の部署に居る事が、そう云う気持ちにさせた。
僕が、過去にやってきた仕事を殆どの人が知らない。
知らないから、彼らにすれば
『偉そうなことを言う、ウザいオジサン』なのでしょう。
僕は過去の仕事について話す事も無い。言っても仕方が無い事だから・・・・
今、心の中で葛藤して居る事は
『なんで、俺がこんな扱いをされるんだろう?』
と云う事に対する答えが見つからないから。
そんな訳で、最近また、不眠症気味になってきた。
折角、3月でカウンセリングを修了したと言うのに・・・・
劇団の稽古が終わって、週末に気分転換が出来なくなったせいもあるのだろう。
なんせ劇団の稽古は、一旦頭をからっぽにして、
芝居の役になりきる事を心がけないと稽古が出来ないから。
たまにサッカーの試合の後に稽古に行くと、暫くは脳味噌が切り替わらなくて
台詞は出て来ない、振り付けは間違う、とにかく全然だめだった。
サッカーも気分転換には良いのだけれど、毎週試合がある訳じゃない。
会社に居て、唯一の楽しみは『昼のサッカー』。
『とにかく、楽しい事だけを考えて生活しなさい』
と言うカウンセラーのアドバイス。
『昼のサッカー』が、精神維持に凄く役立っている。
明日はやっと週末の金曜日。
僕にとって毎週木曜日は、憂鬱のピークになっているようだ・・・・