昨日は次女に付き合って貰いながら眼鏡店へ行ってきました。
今の眼鏡はフレームが壊れそうで、つい1カ月ほど前に『JINS』という
眼鏡屋で単焦点のものを買ったのだけれど、良かったのはフレームだけ。
とにかくある距離の一点だけしか焦点が合わないので、そのたびに顔を寄せるような
眼鏡としては、本を読む以外には全く使い物にならなくて困っていた。
そこで武蔵境のヨーカドー内にある『FACE ON』と云う
もう20年近い付き合いになるお店へ出かけたと言う訳です。
眼鏡を買うのは今回で10本目。安いからと言って買って失敗したので
今回はフレームも安物じゃ無く、そこそこの値段の物にする。
やっぱり安物は長持ちしないし、高いものには理由があるのですよ。
次女も自分の眼鏡を欲しがっていたので連れて行ったのだけれど、
今はそんなに緊急性が無いので、物色する程度。
僕は色々悩みながら、黄色の鼈甲(べっこう)色のフレームと、
金属製の丸メガネ(ジョンレノン風のクラシック)の2本に絞った。
両方とも3万円前後の、ちょっとだけ高いフレーム。
眼鏡をかけて次女に見て貰った。
鼈甲色の眼鏡はお洒落だけど服装が難しそうだと言う。
対して丸メガネは、似合うけど鼈甲色の眼鏡と比べると
7~8歳は歳を取った、お爺ちゃんみたいに見えるらしい。
良いじゃないの・・・・もう、還暦になるお爺ちゃんなんだから!
で、最初は鼈甲色のに決めて居た。
ところがいつもと何かが違う。横に居る次女を見た途端にそれに気がついた。
黄色いフレームが視界に入って、真中に仕切りが常に見えるような状態。
つまり目の間隔とフレームが合っていないのでした。
もう一つの丸メガネは、そう云う事が無い。
それで今回は『ジョンレノン』みたいな丸型のフレームに決定した。
目の検査も前出の『JINS』とは明らかに違う。
単焦点を止めて、今使っている近近(手元20cm~PC画面の60cm程度)両用レンズが
凄く使いやすくて、データーも有るので同じものにしようと思ったけれど、
お店の方から、もう一度目のチェックを薦められて検査した。
その時に店長から少し前よりも使いやすくしましょうと
近近から中近(手元から90cmくらいまで)の3か所くらいに焦点が合う物に
変えてみたらどうかと云う提案があって、試してみた。
これが凄く快適、顔を動かさず視線だけ変えた時にも焦点が合う。
やっぱり、高いものを売るにはそれなりの理由があるのと、
顧客の要望をしっかりつかんでいるからこそ、自信を持って薦められる。
信頼するからこちらも買う。そして結果がついてくる。
顧客の方を向いている商売とは、まさにこう言う商売。
これこそが 『顧客満足度(CS) の高い仕事』なんだ、と改めて勉強になりました。
最後に視野の中心の位置を購入する眼鏡フレームで確認して作業は終了。
1万円で1時間で作れる眼鏡と、検査に1時間かけて作る眼鏡。
当たり前のように後者は値段も高く、掛け心地も良い。
『安物買いの銭失い』とは、昔の人は良く言ったものです。
次女も、そう云った値段の違いを実感した様子。
次に買う眼鏡は、またこの店で作ろうと思ったようです。
眼鏡が出来上がる1週間後が楽しみです。