夏の甲子園大会が開幕したらしい。
今回で100回と言う歴史の開幕を、かつての甲子園優勝投手であり、
誰もが知っている『本塁打世界記録保持者』である王貞治さんが始球式。
http://digital.asahi.com/koshien/articles/ASH8462GCH84PTQP00S.html?iref=comkiji_redirect
ストライクボールを投げるあたりが、レジェンドらしい。
でも、この甲子園大会。
ずっと昔から不思議に思っていたことがある。
それは試合の勝者が試合後にホームベース上に並んで校歌を聴く光景。
昔からこうだったのかは解らないが、とにかく僕には違和感がある。
日本流の『敗者には何もくれてやるな』なのだろうか?
サッカーや、ボクシングなどの国際試合を見てください。
国のランキングに関係なく、対戦する両国もしくは両者の国歌が流れる。
試合前に、自国の国歌を聞いたり歌うことで選手の気持ちが盛り上がる。
代表選手として、国旗を背負っている感じがする。
ところが甲子園では負けたチームまでが、勝ったチームの校歌を聞かされる。
僕の感覚では、試合前に両校の校歌を流すべきだと思う。
こんな事を言うと『それならば県歌を歌え』という意見が出そうですけどね。
自分の学校の校歌を、甲子園で聴ける。
これは甲子園出場まで、予選大会を勝ち抜いてきた学校の特権だと思うし、
そうすることで、選手や応援団の気持ちも盛り上がるだろう。
試合後に負けたチームの選手が、相手の学校の校歌なんか聞いちゃいない。
聞きたくもないだろうし、それが普通の感覚だと思う。
『勝つこと』ばかりに注目されることが、何だか戦前の思想を感じることもある。
試合が終わったら『ノーサイド』なんだもの・・・・