定年退職で会社に行くのも残り20日を切りました。
今日は中間採用で入社してから、初めて担当した表面分析装置(ESCA)の
関係者が集まって、慰労会ならぬ『激励会』を開いてくれました。
正直言って、何の激励だかわからないのだけれど・・・・・(笑)
元々、会場は刺身の美味しいお店だったんだけれど、僕の入院騒ぎで
何を食べさせたらいいのか?判らないので、会社の近くにあるホテルの
イタリアンバイキングに変更したそうです。
このレストラン、元ホテルオークラの料理人がやっているので、
美味しい事で評判が高いのです。
仕切ってくれたのは、僕と同じように部署を飛び出したI氏。
いつまで経っても、僕を上から目線で観ている奴・・・・(笑)
まぁ、そう云う自信が無いと、技術屋として激論を交わせないから
そう云う意味では『良きライバル』立ったのかも知れません。
そして盟友であり、僕の一番の理解者であり、キツイ言葉を浴びせる
今や会社の常務執行役員までになったT氏。
この人が会社を変えてくれるのかなって、期待をしているけれど、
まだまだ『五流』の会社を何処まで引き上げてくれるのやら・・・・
その他は懐かしい顔。
一回も同じ部署で仕事をした事は無いけれど、僕に似たところがある
今日のメンバーでは『若手』になるA。
僕は彼を『天才』と呼んでいる。何でもチャレンジして判らない事は
とことん調べる。そんな姿を見て、僕はいつもアドバイスし続けてきた。
何処まで役に立ったかは判らないけれども・・・・
組合の議長をやって居た時に副議長をやり、その後強引に議長をやらせて
後を引き継いで貰ったW。
トンネル顕微鏡を一緒に作った大先輩U氏。
超高圧にチャレンジする僕を、いつもサポートしてくれた師匠H氏。
顧客トラブルが発生すると、いつも一緒に出かけていたO。
作り上げた装置で、素晴らしいデーターを取り続けてくれたIJ。
新入社員の頃に、僕の破天荒さに翻弄されたIS。
顧客対応で一生懸命やってくれたT。
『天敵』とまで周りに言われたけれど、その御蔭で設計者としての
心構えを教えてくれた、恩師と言って良い元製造部のHさん。
U氏とともに、短期間でトンネル顕微鏡を一緒に作ったK。
サッカーでコンビを組んで、得点を競いあったO。
製造部署で僕の設計をフォローしてくれたKM。
そのKMと、『天才』Aが嬉しい事を話してくれた。
今でも作っている分析機の真空シーケンスは、形が変わって進化して居るけれど
僕が作った資料が一つの教科書になっていて、今でも設計に活かされているとの事。
製造部門の人にも判る様に、一生懸命作った資料が無駄ではなかった・・・・
そう言われて、何だか凄く嬉しかった。
一つの装置に関わって、30年近く経っても何処かで繋がっている仲間達。
こう云う人達が居て、自分があるんだなって・・・・
皆さんに心から『ありがとうございました』とお礼を言いました。