楽曲もだいぶ出来上がり、いよいよ唄の振付が始まりました。
昨日は先に帰った時間に、最初のナンバーM1の振付がありました。
まぁ、『振付』と言ってもダンスがあるわけじゃない・・・
正確に表現すると、歌を唄う時の動きを決める、いわゆるフォーメーション。
プロのミュージカルの様に、びしっと動きが合っていればそれでも綺麗なんですが、
そこは、上は90歳から下は21歳という老若男女の集団。
とりわけオジサン、オバサンは合わせるだけでも大変。
ピタリと音楽に乗せて、ピタリと動きを揃えるなんて言うのは到底期待できない。
それでも、世間ではおじいちゃんと呼ばれる世代が一生懸命に取り組む。
こういった姿が、お客さんに伝わっているんだと、僕の友人は言ってくれます。
芝居の稽古は2幕から・・・・
僕の感覚と、合わないシーンがあって、その話をしたんだけど。
僕はまず、台本通りにやりましょう・・・・と。
ところが、自分の芝居だけしか頭にない人は、そんなことはお構いなし。
何のためにト書きが記されているのか?解っていないのです。
☆ト書き:(・・・と二人は寄り添う・・・・など、脚本で台詞の間に俳優の動き・出入り、
照明・音楽・効果など、演出を説明したり指定したりした文章。)
僕はまず台本通りの芝居をすることが大事だと思っている。
だから、台本をよく読んで、自分の芝居をこうしようと考える。
基本は台本通りなのですよ。
台本を基本に出来ないのは、サッカーで、個人プレイばかりするチームと同じ。
連係プレイが小気味よく決まると、チームは躍動する。
まずは最低限の約束事を決めておくことから、個人のプレイが生きてくるのです。
芝居もまったく同じで、サッカーでいう約束事は台本なのです。
状況によって、少しずつ変えて行くことに関しては異議はないです。
むしろそうすべきだとも思っている。
まだ台詞も入っていない状態で、個人プレイは好きになれない。
こんな不満も稽古で時間を重ねる事で解決してくれる。
だからこそ、最初は有りもしない自分の考えなんて出さないこと。
台本通りの芝居が出来ないっていうのは、どんなことでも
基礎や基本が大事だと考える僕にとっては、大事なことなんです。