『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、楽しく生きる事
周りにも笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

劇団ステージドア・『座長に叱られました 』

2016年01月31日 | Weblog

昨日に続いて今日も稽古。
練習試合が入っていたのだけれど、僕は稽古を優先して欠場。
最初から参加した稽古は今日もいろいろな意味で楽しかった。

今日は座長が凄く厳しく指導した。
もう劇団歴が15年になる二人。
自分の台詞を覚える事ばかりに気を遣って、芝居全体の流れを読んでいない。
その上、姉妹の役なのに動きや仕草が、いつも同じ。
座長が『そんな芝居なら2人も要らないんだよ』と声を荒げる。

それは稽古を見ていて僕が感じていた事だったから、思わず笑っちゃった。
その上座長が、『脳味噌を使っていないネズミ』と二人に向かって言う。
立ち稽古の最中に、稽古を止めてまた『ネズミたち!』
なんて言うものだから、僕は不謹慎にもまた笑ってしまった。
さすがに、後で座長に叱られましたが・・・・

当たり前ですね。
それじゃぁ、自分はどれだけ出来ているの?って訊かれたら大して変わらない。
でも、僕が笑ってしまったのは『また、怒鳴りそうだなぁ…』って思った、
ドンピシャのタイミングで座長の罵声が発せられたからなのです。
どんな理由があっても、笑ってはいけない場面でした。(反省)

それでも今日は、この10年でずいぶん成長したなって感じたこともありました。
加入して3年目の女性や、今年入った人の動きを見ていると何故か小走りに動く。
よく観察していると、セリフを言う場所まで移動しているんですね。
ほんの1秒くらいの時間なのだけれど、その移動時間が妙な間になる。
台詞が小気味よく、やり取りされないのですよ。

そう言えば、僕が2年目の時にセリフのタイミングが上手く掴めなくて悩んでいた。
その時の相手役だったアカリちゃんが、振り付け助手をやっていた事もあって
本番直前まで、僕と絡むシーンの稽古が出来なかった。
そんな悩みを、察してくれたアカリちゃんが、本番の1週間前に
皆より1時間早く稽古場へ行って、二人で稽古しようと言ってくれた。
その時にアドバイスしてくれたのが『動きながらセリフを言う』こと。

それでセリフのやり取りが途切れなくなり、テンポも良くなった。
その時の事思い出して、その女性たちに
『慌てて動かず、セリフを言いながら移動すればいい』
と、アカリちゃんに言われたのと、同じことを言ったのです。

それで彼女たちは、前に比べてセリフのテンポが良くなった。
テンポが良くなったと同時に、慌てていないから早口にならず、
台詞も聞き取りやすくなっていた。
まだまだ十分じゃないですけどね・・・・

芝居って、普段の生活でやっていることを演技する。
芝居だからこそ、芝居懸からないように演技するのが大事ですね。
その為には、普段から自分を含めた『人の仕草』を意識してみるのが大事です。
じろじろ見ると、変なおじさんだと思われそうですけどね…(笑)

コメント
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