『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

プチ反省会

2017年04月21日 | Weblog

今日は劇団の男性陣で僕より一つ年上のM谷さんを誘って、
新宿の居酒屋で二人だけの『プチ反省会』をしました。

M谷さんは、去年劇団に加入して今回が2回目。
僕とは違って、何処か品のある育ちの良さを感じる御仁です。
稽古に対する考え方は、僕と似ているかな?
自分で練習して、稽古の場でぶつける。
稽古の場が個人の練習になっているのは嫌だ・・・・
と言う点では、意見が一致するのです。

自分に与えられた役割を一生懸命やって、楽しむ。
そういう思考回路は同じと言ってもいいでしょうね。
そのM谷さんが、今回の芝居の稽古で僕に刺激を与えてくれました。

今回の芝居で、僕は一曲唄うだけで振り付けは殆どなく、
せいぜい動きの指示があった程度でした。
そんな訳で、皆がやっている振り付けの時間は殆どやる事が無かった。
それでも出演者の殆どが参加するオープニングの振り付けに
欠席していた人の代わりに、フォーメーションを覚えるように
先生から指示された。

その振付けは結構大変で、動画に撮っておかないと覚えられなかった。
僕はいわゆる代役なので、完璧に出来なくてもいいかなって…
おまけに肩の治療中で、腕を上げると痛みがあるので医者にも
なるべく早い動きや、急激な動きはしないように言われていた。
そんな事があったので、何処かで気持ちが緩んでいて、
練習はしたものの、翌週の稽古までは7割程度しか覚えていなかった。

翌週、振付けの助手を兼ねている若手メンバーを除いた、他のメンバーはと言うと、
個人練習すらしてきた様子が全く見えない。
稽古でまた教えて貰えばいいや・・・・って、甘い考えの人ばかり。

その中で、M谷さんは一人だけ振り付けを全部覚えて来た。
格好よく出来るとかじゃない、とにかく一生懸命練習してきたのが
振付けの河岡先生には判ったのですね。
河岡先生が『M谷さん、凄い!完璧ですねぇ。嬉しいなぁ・・・・』
と皆の前で、褒めたのです。
そういう姿を見せることは、教えて頂く先生に対する礼儀なんだって、
今更のようにM谷さんに教えられたっていう感じです。

僕はこの時、凄く恥ずかしかった。
何処かに『俺はどうせ、本番には出ないから』とか
僕が一番嫌う『言い訳』みたいなものを用意していた気がします。

サッカーで言えば、試合に出ないから練習も適当でいいや・・・・そんな感じですね。
そういう人間は、決してレギュラーになれないし、なれる訳がない。
気が付かないうちに、僕もその一人になってしまっていたというわけです。

その一件以降、僕は猛省して気持ちを入れ直した。
それまで、年明けの立ち稽古から一切台本を持たないとか
稽古のない平日は、本当に良く頑張っていました。
それって、実は自分が楽しむため、気持ちよく芝居をやるためなんですよね。

そんな訳で、M谷さんが僕の気持ちのスイッチを入れ直してくれた。
その後、僕が唄う曲が出来上がってきた時は、最初から譜面を持たずに唄えるようにしようと、
夜中まで音源を聴いて覚えて稽古に臨んだりしました。

M谷さんには『僕も先生に褒めてもらいたいからなぁ・・・・』
って言いながら、稽古には個人練習をしっかりやって行くようにしました。

実はM谷さん、練習もしないで来る人たちに対して、
『稽古には、個人練習してきた成果をぶつけて欲しいよなぁ・・・・』
僕がいつもボヤいていたのを、劇団に参加した去年から聞いていて
『そうだよなぁ・・・・』
って共感してくれていたらしいのです。

酒を飲みながら、あれやこれやの『プチ反省会』。
一つ年上の先輩ですが、芝居に関しては僕をリスペクトして頂いている。
近くの喫茶店で、酔い覚ましに美味しいコーヒーを飲みながら、
ずっと一緒に劇団を続けましょう!
って言って別れたのでした。

コメント
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