先週の今頃は、舞台の上に居た。
一週間が経つのは本当に早いですね。
いつもの年ならば、公演の翌日は会社を休んだりして
なかなか社会復帰できないで居たのですが、今年は別。
とりあえずですが、翌日から仕事に出かけて社会復帰した。
まぁ今は自分の好きな時間に出社して、好きな時間に退社する。
そんな我儘な希望を飲んで貰っているので、昼過ぎまで寝て
仕事に行くなんて言うのは、日常茶飯事のこと。
つまり、芝居の公演以前に僕は社会に順応していなかった(笑)
実際には、今月末に納入する予定の装置を担当していた人が
長期出張になって、最後の仕上げは僕一人でやらないとならなくなった。
そんな訳で、休んでも良かったのだけれど、気になって出かけたのです。
でも、今年は公演を終えてみて、いつもと感覚が違って、
明日からでも次の芝居の稽古がしたいって思いました。
例年は『終わったぁ…また来年!』っていう感じでした。
多分、定年退職して生活の環境が変わったからなのかも知れません。
でも、それ以上に『やりきった感』が意外と無かった。
評判は今までで、一番良かったにも関わらずです。
何故か『もうちょっと出来たなぁ』とか
『もっと役作りを早くしないと』とか、
振付けや唄の先生、座長からの要求が僕には高いハードルに感じた。
ハードルが高いと、チャレンジ精神に火が付いちゃう性格の僕は、
そんな一つ一つの要求に対して、どれだけ出来たのか?って、
反省点が具体的に見えているのが例年との違いですね。
苦労して辿り着いた公演が、思ったより上手く行ったのが、
逆に物足りなさや、やり残したと言った感覚にさせている気がします。
決して後悔したりはしていないのですが、今年の感覚は今までと違う。
還暦過ぎて、まだ何かにチャレンジしようと思う自分が、
ちょっと誇らしく思ったり・・・・・
そんな事を考えているうちに、1週間があっという間に過ぎちゃいました。