『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『チャレンジ』する若い職人の姿勢が好き

2017年04月20日 | Weblog

僕は何に関してもこだわりを持っている。
仕事も遊びも『楽しくやる』事にこだわっている。
それは決して楽をすることではありません。
苦しいからこそ楽しい・・・・そういう方が強いかな?

いつも言っていますが『手駒』でやれる勝負はつまらない。
『手駒』を辞書で調べると、こう書いてありました。
①将棋で、自分が取った相手の駒。持ち駒。
②自分の配下にある者。手下。 「 -をうまく使う」

僕はこの辞書の意味から手駒とは『今の実力』と置き換えて考えています。
日本語的にはおかしいかも知れないですね。
若い人が失敗をしないで上手くやる事しか考えていないのを見て
いつも『チャレンジ精神が無いなぁ・・・・』
って思っていました。

今の仕事で、電気回路の修理にチャレンジしている若者が居ます。
元々腕の良い溶接工の職人で、溶接の仕事が無いと暇なので、
自分に出来る事なら何かやりたいと申し出て来たので、
電気図面を見せて、まずはケーブル作りの電気配線をやらせたり、
そのチェックをやらせたりして、少しずつ教えて来た。

そんな訳で、電気回路に関する知識は殆どない。
それでも、僕が教えたやり方で回路のチェックをして、
不良個所を探して、部品交換が必要かな?・・・・
というくらいまで考えられるようになってきた。

そして、相談を受けて間違いないので
『自分が思うようにやってみなさい…』と言って、その後の修理を任せた。
たとえ、それで失敗しても、
何故上手く行かなかったのか?
何処が悪かったのか?
を僕が教えれば、また一つあ覚えるでしょうからね。

ところが、後で気が付いたのだけれど、僕は一つ教え忘れていた。
それは部品の外し方。
半田吸い取り機なる道具はあるのだけれど、それを使うには
ちょっとしたコツがあって、下手をすると基板を壊してしまう。

案の定、パターンと言う電気配線の部分が、熱で剥がされていた。
一個のICを外すために、14本あるICの足に付いた半田を吸い取るのだけれど
じっくりとやらないと、半田がまだ残っている状態で
ICを引き抜こうとして、基板の配線部分まで剥がしてしまうのです。

それで僕に相談して来たのだけれど、すでに破壊した後・・・・
まぁ、僕が任せてやらせたのだから、僕の責任です。
それで僕が、ICの外し方の手本を見せてあげた。

しかし、基板のダメージは思ったより大きい。
僕の責任なので、最終的に僕が直さないと復旧しないでしょう。
週末は休むつもりだったけれど、久しぶりに出勤して直すつもり。
どうせ、夕方からナイターで練習試合に出かけるから
距離的には、自宅から行くよりは近いですからね。

その彼が、僕の修理するところを見させてくれと言ってきました。
僕は、失敗しても『手駒』を増やそうと頑張っていた、
若い職人のチャレンジする姿勢が、とても気に入っています。

コメント
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