今日は夕方から雨が降り出して、夜半から小雪混じりの雨になりました。
と言っても、みぞれだから積もるような雪じゃないけど、
寒さが半端じゃないから、やっぱり冬は大嫌いです。
東京に雪が降るのは決まって『南岸低気圧』が原因。
強い寒気が関東上空に入り込んだ時に、南から湿った空気を持ち込む
低気圧が太平洋上を通過すると、関東の南岸に雪が降る。
でも12月って、僕が高校生の頃はスキーに行っていた気がする。
それも白馬の八方尾根あたりでは、積雪が4m以上もあった。
かの苗場でさえ、4mの積雪は当たり前だった。それが最近、積雪も半分以下。
そう云う意味では、寒いと言って居ながら『暖冬』が当たり前になっている。
地球の温暖化で、北極の氷がどんどん解けている。
海面上昇で南の島国は、水没の危機が迫っている。
北極の氷って言うのは、実は凄く重要で、太陽光のエネルギーを反射して
海水の温度が上がらないようになっていたのだけれど、
その氷が溶けて、海が太陽エネルギーを吸収するようになると
海水温が上昇して、地球の温暖化に拍車をかけ、
今のままでは2030年代後半には、北極海の海氷は消滅すると言う。
ちなみに、今から25年前の平成3年(1991年)6月7日、
フイリピンのピナツボ(ピナトウボ)山が400年ぶりに20世紀最大の火山噴火を起こし、
放出された大量の火山灰が成層圏にまで達し、世界中の日射量を長期間にわたり減少させ、
世界中で異常気象が多発し、日本でも2年後に戦後最悪の冷夏になった。
この時の東日本の夏の平均気温は平年より1.5度も低くなったという。
それで、科学者たちは北極圏の上空に飛行機で成層圏に二酸化硫黄を散布して
太陽光を遮る事を今、計画されていると言う。
これが成層圏で硫酸塩エアロゾルに変化し、日光を反射する。
ケムトレイル(化学薬品による飛行機雲)によって、地球温暖化は食い止められるというのだ。
これは気候工学の一種で太陽放射管理(ソーラージオエンジニアリング)と呼ばれ、
地球に降り注ぐ太陽光を操作する手法だそうだ。
まだ実現してはいないものの、科学者たちが壊滅的な気候変動を阻止する戦略として模索している。
メリットは明らかだが、予想もしない事が起きる可能性も否定できないと言うのだけれど、
何もしないで手をこまねいて居るよりはマシと言う事か?
人間は便利さに慣れすぎちゃっているんじゃないかな?
30年前は、携帯電話やパソコンも、インタネットも無かった。
車だって限られた人だけが所有して、車そのものも少なかった。
そろそろ便利なだけの世の中を考え直した方が良いんじゃないかな?
金儲けのために、便利な社会を作って来たけれど、本当にそれで良かったのかね?
僕はエアコンもストーブも、湯沸かし器さえない家庭で育ったけれど、
結婚してそれらが有るのが、当たり前になってしまった。
そんな事を考えながら、小雪混じりの雨を眺めています。