『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

少人数での分散稽古:社長室のシーン

2021年08月14日 | 劇団ステージドア
今日は若松地域センターでの稽古。
少人数での分散稽古は、社長室のシーン。

こうやって少しずつ稽古を進めているのだけれど、五輪の開催直前から
コロナの感染者が急増して、このまま行ったら8月22日までの緊急事態宣言は
さらに延長されて、下手をすると9月一杯まで続くんじゃないかと心配している。
こんな状況だから、ひょっとして今年も公演を断念する事になるかも知れない。

緊急事態宣言下の7月の最終日に稽古を中止にしてミーティングをした。
翌日から稽古は予定通り進めるという事になったのだけれど、
ワクチン接種が終わっていない人は、接種が終わるまで稽古のメンバーに入れていない。
そんな訳で8月一杯、劇団の稽古は分散稽古という形で、出席は任意という事になっている。

ミーティングの時に、若手から
『公演をやるという覚悟があるから、やると決めたんじゃないのか?』
という意見が出た。
彼らの言う『覚悟』とは何なのか?
僕はその意見にちょっと首を傾げた。

彼らの言う『覚悟』って、命を賭けてやれっていう事なのでしょうかね?
それは芝居を生業としている人たち、いわゆるプロの役者はそうなのでしょうけれど、
それを我々に上から目線で言われたことに、ちょっと首を傾げてしまったのです。
『中途半端なプロの意識を持ち込むな!』というのが僕の本音かな?

僕らは、遊びで芝居を始めたアマチュア、素人の役者ばかりです。
当然、劇団はアマチュア劇団なので、皆で会費を集めて運営している。
芝居を楽しみながら稽古をして、最後に公演に漕ぎつける。
要は『金をかけた、大人の高尚な遊び』が劇団の基本なのですよ。
遊びだから、真剣にやって居る人ばかり。
皆、少しでも上手くなりたい、良い芝居をしたいと思って居る。
我々がプロのような芝居を真似しても、所詮は無理・・・・下手くそなだけです。
それより、下手くそでも一生懸命やって、芝居を楽しんでいる姿をお客さんに見せたい。

実際、僕のお客さんは我々高齢者が、元気に舞台を楽しんでいるのを見て、
『俺も頑張ろう!』『私も頑張らなくちゃ!』『エネルギーを貰った』
と言って、笑顔で帰って行かれる。

だから『覚悟』なんて言葉を、若造に言われた事に違和感を感じた気がします。
コロナ禍で非常事態宣言が出ている中を、『感染覚悟』で稽古に来るのは
正直言って、僕だって『嫌だなぁ・・・』と思うのです。
コメント
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