今年の復活祭は2025年4月20日日曜日 です。その前の40日間は四旬節です。
リオのカーニバルは2025年2月28日金曜日 – 2025年3月8日土曜日です。
カーニバル、四旬節、復活祭などは欧米の春の歳時記です。これらの歳時記の説明をしたいと思います。
さてカーニバルは謝肉祭と訳します。肉食の快楽に感謝するお祭りなので謝肉祭なのです。それは肉食をしている欧米人にとっては重要な行事です。
伝統的に肉食をしなかった日本にはこんな祭りはありません。日本人には意味不明な祭りなのです。
この謝肉祭が終わると「灰の水曜日」になり厳しい禁欲の四旬節が40日間が始まります。四旬節が終わると復活祭です。
順々に書くと、リオのカーニバル、灰の水曜日、四旬節、復活祭と季節が流れていきます。今年の復活祭は4月20日日曜日 です。
復活祭はキリストが蘇ったことを祝う祭りです。しかし特に日本人に分かり難いのが四旬節です。
四旬節は復活祭の前の厳しい禁欲の40日間なのです。食べ物だけでなく歌舞音曲全ての快楽を禁じるのが四旬節です。騒がしい音楽やお笑いがテレビやラジオから消えます。静かな番組になります。
カトリックでは「灰の水曜日」には特別なミサがあります。神父様が信者一人一人の額に灰で十字を描くのです。そして人間が土から生まれ灰になる儚い存在であると説教で教えるのです。それは禁欲の四旬節の準備なのです。
欧米の国々ではカーニバルや灰の水曜日や四旬節や復活祭は春先の季節のうつろいを示す歳時記のようなものなのです。
以前の南米のリオデジャネイロのカーニバルの写真をご覧下さい。
これらの写真が示すようにリオのカーニバルは大がかりで華やかなお祭りです。この世の楽しみを大規模に表現しています。そして人々がそのその快楽に酔いしれるのです。
北半球の西洋では春先ですが南半球は夏の終わりです。季節のうつろいを示す祝祭日です。
西洋の祝祭日のクリスマスやカーニバルや復活祭も日本の俳句の季語になっていることは面白いと思います。
写真はインターネットからお借りしました。
今日はリオのカーニバル、灰の水曜日、四旬節、復活祭の意味を説明しました。そしてお互いの関係を簡単にご説明しました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)