後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

ペルシャ湾口のホルムズ海峡封鎖で9割の原油輸入が止まる

2012年01月23日 | 日記・エッセイ・コラム

アメリカが主になってNATO加盟国がイランの核兵器開発に対抗して経済制裁を強化しています。日本のイランからの原油輸入も大幅に削減するようにアメリカ政府が要求しています。

これに対してイランはペルシャ湾口のホルムズ海峡封鎖を宣言し、その可能性が出て来ました。アメリカ政府がイランが海峡封鎖に着手したら一挙にイラン海軍を攻撃し封鎖を解くと宣言しています。それと同時にイスラエル空軍はイラン国内の核兵器開発工場を爆撃するでしょう。イラン人は狂気になるのです。

いよいよ、アメリカは宿敵イランを軍事的に占領する口実が出来たのです。アメリカ軍は対岸のアラブ首長国連合に軍事基地を有し、更に隣のアフガニスタンにも軍事基地が展開しています。ペルシャ湾の海上戦が勃発すればアフガニスタンから空軍がテヘランを爆撃するでしょう。その上、ペルシャ湾近辺にはアメリカ空母が2隻も展開しているのです。

客観的に考えればイランが負けることが明白な戦争を始める訳がありません。

しかし真珠湾攻撃をして第二次大戦を始めた当時の日本の海軍は日本が負けると知っていたのです。知っていても真珠湾攻撃に同意し、実行に踏み切ったのです。

イランの恐さはその政治がイスラム原理主義にもとづいて行われていることです。欧米の合理的な考えが通用しないのです。

イランは戦争を望んでいないと日本人は楽観視しています。戦争回避の外交努力をしているという報道がありません。たとえホルムズ海峡が封鎖されても1ケ月くらいでアメリカ軍がイラン海軍を撃破してくれると思って原油の備蓄だけを頼りにしている様子です。

日本政府はイランがホルムズ海峡を封鎖しないような外交努力をもっと積極的に展開すべきと思います。少なくとも私は日本の態度はあまりにも日和見主義的で情けないと感じている今日、この頃です。

もう少し危機感を持つようにとの思いで、下にイラン軍の軍備の写真を示します。出典は、イランの軍事力:写真特集http://www.jiji.com/jc/d4?p=iri104&d=d4_mili です。

皆様はいかがなご意見でしょうか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。

後藤和弘(藤山杜人)

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