七夕は神話に登場する牛郎と織女の逢瀬を祝う中国の祭りでした。中国の旧暦7月7日に行われました。
このお祭りは中国の神話に由来しており、機織りの少女織女と牛飼いの牛郎という2人の恋人のロマンチックな伝説を祝うものです。
牛飼いと機織り娘の物語は漢の時代から七夕祭りで祝われてきたのです。古い文献は2600年以上前にさかのぼり、『詩経』の詩の中で語られています。
台湾では、7月7日は七娘媽(織女)の誕生日とされています。幼児の守護神のを祀る風習があり、幼児を持つ家庭はこの晩に床母を祭り、紙銭のを焼く風習があります。
近年では、バレンタインデーと同様に男女がプレゼントを交換する日とされています。
韓国では七月七夕(칠월칠석)といい、この日に牽牛と織女が1年ぶりに会ってうれし涙を流すため、絶対に雨が降ると信じられています。その日の晩に雨が降れば、それは牽牛と織女が流すうれし涙です。夜に雨が続けば別れを惜しむ涙だと言われています。
その日は伝統的に各家庭でミルジョンビョン(小麦粉で作ったせんべい)とヘッグヮイル(季節の果物)を供え、女性らは醤油がめやみそがめを置く高台の上に井戸水を供え、家族の長寿と家庭の平安を祈願するのです。また、少女らは牽牛星と織女星を見上げながら、針仕事が上手くなるよう祈ります。
写真は日本の京阪土居駅前・旭通り商店街の笹飾りです。
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