春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

今年も箱根駅伝で始まる

2014-01-04 22:21:00 | スポーツ観戦

正月明け
孫娘達と一緒に箱根駅伝の権田坂へ
起伏の多い横浜市内
山越え、谷越え結構タフなコースである。、
お正月で御馳走三昧で
かなりきつくなった腹回りを
果たして何処まで抑えられるか
アップダウンはけっこうきつい往復であった。
同じ道のりをちびさんも抱っこしたりで辿り着いたが
今回は勿論自力走行で、逞しく育った姿が
とても頼もしく思える。

まばらだった沿道も上空を舞う、報道のヘリコプターが
ランナー達の接近を伝え、あちこちの脇道から応援の市民が
集まってくる。
沿道では甘酒、しるこを、少々の寄付で持てなし頂く。
高幡不動の境内の屋台より、濃厚で美味く、温かさが
自然と体に染み渡る。

沿道は人垣が生れ、広報車、に継いで白バイが先導し
いよいよランナーが近づいてくる。

都内で固まりであった集団も、二区の此処まで来ると、
はっきり実力差が生れ、集団がばらけ、一人、また一人と
次々に選手がやってくる。

目の前の国道一号線は沿道からの「頑張れー」の声に
やや緩い緩斜面を飛ぶが如く、走り抜ける。
皆、それぞれのスクールカラーのユニフォームを身にまとい
この日のために、走る。
選手の背後にはそれぞれの学校の応援車両が大きな音量で
気合が入る。

TVで映し出される映像は選手の速さと同期した速さで捕ら
えるので連続してその姿、表情が直に伝わってくる。
しかし、路上からは小さな豆粒から段々大きくなり、
目の前を瞬く間に過ぎ去ってしまい、改めてその速さが
伝わってくる。
集団が総てを通り過ぎたのは差程時間がかからなかった。
選手達の走り抜ける余韻に浸りながら、沿道の固まりが
崩れ、それぞれ家路につく。
ああ~今年も、箱根越えのヒーロが生れ、熱き伝統の走りに
よって新春恒例の幕開けがこうして始まる。


血湧き肉踊るアジア杯サッカー

2011-01-30 22:38:00 | スポーツ観戦

ゴールポスト前の空中戦に一つのボールを日豪の選手がもつれ合い、絡み合い、丸で獲物が襲いかかり、一方では敵から身を守る激しい戦いに、決着がつけず、ハラハラドキドキ、準決勝と同様決勝も延長戦にもつれ込んでしまった。
鬼の形相の川島キーパが己をそして仲間を鼓舞し、鬼気が乗り移った守護神がさらに吠えまくる。
こんな激しい激闘劇の連続にテレビの前から離れられず、準決勝、同様、決勝も午前3時まで釘付けにされてしまった。
すでに、当日の朝を迎えてしまい、寝なければと思っても、激しい激闘シーンと鮮やかな決勝ゴールに、伝わる画像とアナウンサーと解説の松木安太郎の絶叫についつい引きずり込まれてしまう。
まあ、こんなハイテンションの場面ではマイクを通して、解説を越え、日本の一サポータに成りきってしまっている。
こんな画像と声にアドレナリンが上がる一方で交感神経が興奮さめやらず、床についても神経昂り、中々寝つけない日が続いてしまった。

決勝を決めた李選手の鮮やかなボレーシーンが何度も何度も繰り返し放映される。
途中経過はどちらが優勢か、劣勢か、総ては結果である。準決勝の韓国戦、決勝の豪州戦、何れにしても最後に追い込まれるのは日本であったが、このボレー、一発が勝敗を決めアジアのトップになった。
在日韓国人であった李は韓国のナショナルチームに入ったが、言葉、慣習になじまず、出場機会に恵まれなかった。日本国籍を取ってジャパンとして選出、今回の快挙、鬱積されたものが爆発したボレーの一発であった。
控え選手も含め次々と生まれるヒーローに逞しいジャパンの姿が頼もしかった。
勝負の厳しさ、特に国と国のかけた戦い、日の丸のナショナリズムに焚きつけられる、刺激的なアジア大会であった。
予選から決勝まで、まさしくに筋書きのないドラマ、一段落つきアドレナリンも落ち着いてきたかな・・・。

つはものども、が夢のあと

2011-01-13 13:05:00 | スポーツ観戦

一本のたすきにかけて箱根制覇の夢を追って抜きつ、抜かれつのかけっこをする、ある種単純な団体競技。駅伝と言われる日本古来の伝統文化から生まれるスリリングなドラマに老いも若きも、今年も沸き返った。
ちょっと歩けばその生の姿を見られる。「行こうか?ゆこう!!」御馳走と酒に明け暮れる生活で、膨れ上がる皮下脂肪に山越え、谷越えで駅伝2区の権田坂下まで、皆で歩く。
歩き始めはご覧の通り、カリン姫に手を引かれ、仲良くアカリ姫も元気よく歩いたが、途中でギブアップ、パパに抱えられた。
自転車が使えず、周辺は歩きの世界。急坂もなんのその、普段が坂の世界で鍛えられ、しっかり登坂するカリンお姉さん。
山越え、谷越え、国道1号線までの道中は結構の道のりである。

右側は保土ヶ谷、左に戸塚駅の交通標識看板の箱根駅伝の第2区の終着地点となっている1号線に出る。
カリン姫、現場で応援の旗を貰う。
沿道の一角には甘酒とお汁粉の無料サービスがボランテイアの方が行われている。早速、温かい甘酒のサービスを甘受、この冷えきった空気の中で何とも温かい志に感動する。
伊達直人を名乗るタイガーマスクの慈善寄付が全国版で大はやりではあるが、ここは、そんな着ぐるみもなく、お母さまたちの貴重な支援である。脇には募金箱、神奈川新聞、更生文化事業団に送られ、国内外で大きな災害や、北海道への車いす空の旅など寄付金を福祉活動に活かし、県内の福祉水準の向上に寄与されている。こんな心ゆきに感謝して僅かな浄財であるが、微力ながら支援を贈った。

アカリ姫も両手に旗、沿道に集まる雑踏に混じって、目の前に繰り広げられる、ショーは何だろうと、待ち構える。

選手到来を告げる、宣伝カーがやって来る。沿道の両側には応援する人で混み合い、選手の息づかいまで感じる距離まで迫り、選手との一体感を味わうのであろう。
「頑張れ~頑張れ」黄色い歓声があちこちから、あがり、目の前に通る選手にエールをおくる。早稲田を先頭に神奈川大まで20人の選手が、約5分間で、瞬く間に目の前を走り去って行った。
2区は約23㎞、平均時速は20㎞程度で、自転車のフルこぎ駆動並の速度であった。
見通しの効かない場所では、その姿を捉えても、一瞬にして視界から消え去ってしまう。
兵(つはもの)どもが夢のあと(「あぁ ここでたくさんの兵士たちが戦ったのだな」という気持ちを詠んだもの)。瞬く間に走り抜けて行った僅かな時間であるが若者たちの残像を焼き付け、歴史的な駅伝に応援と言う形で参加出来、満足した。

大手町をスタートして、大凡11時間30分のドラマを車、陸上固定、ヘリコプターの上空から、微に入り細に渡り、放送メデイアは追っかけてくれる。その僅かな5分間は瞬きの瞬間ではあるが、選手たちの足音、喘ぐ息づかいを直に聞き、「頑張れ」の声を直に伝える、一体感はメデイアには無い、感動を与えてくれる。
お正月の年中行事として、走る若者達の姿を見たさに、沿道の住民は居ても立ってもいられないのであろう。TVでは伝わらない臨場感にある種の感動を味わった。
箱根駅伝(第87回)

吠えた星野

2007-12-05 20:34:00 | スポーツ観戦

「肘に当たった」「いや当たらない」画像から流れるシーンは明らかに誤審である。
一度、ジャッジした判定は絶対覆さない。
WBC(ワールドクラシックベースボール)でもあの米国審判ボップさんの怪しい判定も記憶に生々しいが、再び、起きてしまった。
しかし、その結果に新井の怒りの火が付いてしまい、デットボール以上のクリーンヒットを生んでしまい、結果オーライであった。
事実上、日、韓、台の三カ国の決戦であったが、色々なドラマを作った肉弾戦はようやく、収束し、お土産を貰い、めでたい結果にジャパンの凱旋帰国になった。
それにしても、いろんなドラマがあった。
戦う前に相手のメンバーを見て、メンバー表を試合直前に変えてしまう、紳士協定を破って試合に臨んだ韓国に、戦う星野監督もTVアナウサーも狼狽してしまうぐらいに、ありとあらゆる奇策まで使う相手に、メラメラと感情まで火を付けてしまったのではなかろうか・・・。
日韓戦で日本の応援に廻った台湾。純粋なスポーツなのに日本を挟んでの三カ国の国民感情がもろに浮き出されたようなオリンピック予選でもあったようだ。
スタンドを沸か太鼓やラッパ、拡声器まで使っての騒然たる、賑やかな応援団は東アジア特別の文化なのであろうか、何処も同じであった。
そんな中で、JAPANの応援は「富士は日本一の山」とか「さくら、さくら」「村祭り」など普段聞けない国威発揚の応援歌が、トランペットで響きわたっていた。
これがナショナリズムを鼓舞するのか、寄せ集めの集団だけに、苦労しているなあ~と、変な所に感心させられた。

久しぶりに野球にしびれた

2007-12-03 13:23:00 | スポーツ観戦

もう野球はオフシーズンだけに、この時期に沸かせるのはやはりオリンピックが作り出すナショナルリズムからなのだろうか、久しぶりにTVの前に張りついてしまった。
ちょっと力を付けると、判を押した様に、「高い所でチャレンジしたい」とアメリカに活路を求めてドンドン流出していく昨今に、骨抜きされてしまったナショナルチームは何となく線が細い、感じがする。
昨日は宿敵韓国と息もきらさぬ熱戦であった。
野球に限らず国際試合での韓国は日本と戦う時は異常なまでの闘争心がかき立てられる。
他の国に負けても日本だけには絶対に負けたくないというという、特別な民族感情はどうも過去の歴史背景を引きずっており、ワールドカップの時に日本に勝ち、グランドに大韓民国旗を立てるはしゃぎ振りは異常としか思えなかった屈辱であった。
その宿敵韓国は巨漢ぞろいで、遥かにパワーがありそうな体躯で体力面では日本を遥かに越える強打者を揃えている。
それに昔の旧日本軍のように粉骨砕身、ボールが来ても怪我を省みず、避けずにぶつかっていき倒れる、異常な戦いは振りは野球道を越え、体を張った格闘技の世界にも思えて来る。
この戦いの結果如何では未だ臨戦体制にある韓国で兵役の義務が免除されるにんじんがぶら下がり、特別な報奨を背負いながら、一球一球に命をかける若い投手も居た。
試合全般で何時も塁上で賑わすブルーカラーの韓国選手に立ち向かう、日本の投手陣にハラハラドキドキ、久しぶりに迫真の野球を見た。
普段見ることの出来ない、上原と矢野が抱き合うシーンはこの戦いの凄さを物語るものであった。
戦う前からの謀略戦、星野監督の怒りはまさに「侵りゃくすること火のごとく」折しも武田信玄軍と上杉政虎軍の川中島決戦の再来であった。

ようこそ松崎家の世界へ

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