春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

北の地で見つけた宝物

2006-09-29 15:17:00 | こんな鉄道もあるぞ~

やっとのことで捜し当て、既に廃線となった雄別鉄道の阿寒駅とその鉄道車両の眠る姿。
駅舎のホームに到着したままのリアルな姿で静態保存された姿はテッチャンフアンで無くても圧巻であった。
釧路湿原に隣接するマリモ街道(国道240号線)を釧路から阿寒湖に向かう途中に阿寒国際ツルセンターがあるが、そのツルの越冬地としてツルを大事に育て、広々とした施設を観光の目玉として公開している。
そのセンターを国道を挟んで反対側に広大な阿寒自然休養村がある。
その村の隅っこにかっては、雄別炭鉱と釧路の間を結んでいた雄別鉄道が走り、石炭の輸送とも合わせ、住民の足として重要な役割を持っていた。
戦中、戦後を通じて国内の産業の華、黒ダイヤとして輝いていたが、石炭廃坑とともに路線は廃線となり、当時阿寒駅に停留していた車両が駅諸共、静態保存されてしまった。
廃線後、36年経過しており、その姿は旺盛な雑草の生い繁る中に埋没し、大地に吸い込まれ、風化している姿が実に印象的であった。
広大な休養村の一角、道不案内と言うこともあってか、訪れる人も少なく、当日も我々戯れる4人だけで、誰も来なかった。
華やかスポットを浴び、その所在が人々から忘れられる存在、大地に埋まる姿が実に新鮮にも見えた。
その姿を追って、以下で纏めて見た。
幻の雄別鉄道跡

お祝い酒に、心地良く酔い

2006-09-24 21:34:00 | 美味い!!

艱難辛苦、厳しいお受験の合格祝いに、義弟家族と、たちまち宴会となってしまった。わざわざ岐阜飛騨の非売品でお宝物の日本酒を頂いてしまい、北海道旅行でこれまた、酒の肴では最高の氷下肴(こまい)と飲み助にはたまらない酒と肴の舞台装置で祝杯を上げた。
約4カ月、時には35、6°を越えるこの熱い一夏を、クーラーも付けずにフレミングの法則、や無線法規の条文暗記に呪文を唱えた。
何時も飲んだくれの親父が、その非日常的世界は某宗教集団の、教祖を遍くが如くマインドコントロール一縷に、頑張ったこと(余り例えは良くないが)に廻りは呆れながらも、根気よく続けられた。少なからずとも賛辞の声にまんざら悪い気もせずに甘んじ、美酒に酔った。
苦しければ苦しいほど、この瞬間は忘れられず、あの感動のはがきは出棺のおりに、飾ってくれるとのこと?(°_ 。)?(。_ °)?オイオイ
もうこんな抑圧された世界は最後であるが、たかが趣味の世界になんでこんなに追い込むのか、不思議に映るのである。
宴もたけなわ、共通の話題はやはり北海道であった。
約2キロ洗面器のようなでっかい甲羅のたらば蟹と毛ガニに夫婦4人が食らいつき、寡黙なまでの食の闘いにバケツ2杯ほどの殻を生み出し、腹一杯になってしまったこと。
知床の秘境を海岸線からせまり、快速艇から野生のひぐまとの出会い。塩を被りながら船上、ででっかな握り飯と氷下肴をかぶりついたダイナミックな昼飯と、どうしても共通の話題は食べ物になってしまう。
話題に事欠かず、話に夢中になってしまう秋の夜長であった。

暑い夏が終わった

2006-09-21 06:20:00 | アマチュア無線

艱難辛苦総てが最後の2文字"合格"である。
このくそ暑い最中の約4カ月、半ば抑圧的世界でお受験に備え、8月26日晴海で受験した。
よれよれの硬化した頭を奮い立たせ、頑張ったものの、工学、法規と余りにも範囲の広さに、半ば放りだそうと思ったが、只の負けん気だけで押し通した。
廻りから、その年で、お受験とは奇異に映った様だが、確かに加齢による、記憶力、根気は明らかに衰えは隠せず、正直言って大変しんどかった。
3級の身分に多少の素地もと思ったが、すっかり希薄しており、全くの零からのスタートであった。
ン十年前の学生気分に立ち返って、工学系500以上、法科系300以上の膨大な過去問にマルアン(丸暗記)に取り付き、人さまが3回くりかえせば通るなんて無責任な言葉に揺らぎながらも10回以上は繰り返す苦行僧のような世界であった。
ネットを通じて溢れるような受験情報の中で、4月、8月、12月の年3回の受験機会があるが、3回、4回やってようやく通ったなんて話もチラホラ伝わり、そのハードルの高さは半端ではなかった。気力だけの勝負では最早だめ、あ~なんでこんな世界に踏み入れてしまったのかと後悔もしばしばであった。
そして本番、ゴマ塩族が大半のお受験生に混じって、早実の斉藤投手のように文武両道この一夏の青春をかけた(はは・・は、まるで青春ドラマ見たい)
破れたら次があるさと思いつつ、しかし、一端リセットした苦行僧の世界に再び立ち戻る、気力も失せ、長い長い、結果待ちを一日千秋の思いで待っていた。
北海道から帰って、郵便箱の中の固まりの中に埋もれて、掲記の手紙が入っていた。
2級アマ無線技士受験記

感動の4日間

2006-09-17 06:09:00 | 北海道旅行

「あ!!"ひぐま" だ」鮭を漁る野生のひぐまとの出会い、世界遺産となった知床半島を中心にまさしく感動の4日間の旅であった。
真っ青な空、ヒンヤリした空気に出迎えられ女満別空港に降り立ち、網走、小清水原生花園、ウトロ、知床五湖、羅臼、野付半島、中標津、釧路湿原と北海道東部を中心に4日間で激走、たっぷりと北の空気を吸ってきた。
取り分け今回は世界遺産となった知床半島を中心に知床峠を挟んでウトロと羅臼で宿泊し、陸と海側から、その奥深いなぞの部分を迫って見た。
写真はその時のウトロから出た快速艇で3時間弱、知床半島の海岸線を走りまくり、人をも寄せつけない断崖絶壁の世界を舐める様に半島の先端まで巡行してきた。
約60名程の小型船、全員ライフジャケットで身を包み、激しい波しぶきを浴びながら、野性味豊かな舟の旅、切り立つ岸壁群と海に落ちる滝の炯眼に、さすが世界遺産の姿を海側からたっぷりとその姿を捕える事が出来た。
中でも圧巻は野生そのまま、川口に恐らく鮭を追う、ひぐまを発見、その自然な姿を捕えるため、快速艇は静かに接近、感動的な姿を写真に捕える事が出来た。
人間との棲み分けがここではきちんと出来、人を踏み入れない厳しい環境規制が見事なまでに維持され、その自然の姿を海側から新たな知床の姿をたっぷりと味わうことができた。
一方海を回遊後、自然林に包まれた、知床五湖を周回し、湖に映る、知床連山の姿と鬱蒼と茂樹木の中、熊出現のスリルを味わいながら、改めて陸側から確かめる事が出来た。
何回来ても、飽きない北海道、取り分け知床の世界に余韻を思い出しながら、「ああ~やっぱり来て良かった」飽きない北の地が走馬灯のように未だ駆けめぐっている。


和太鼓に惹かれ

2006-09-11 21:13:00 | 舞台・ライブ

「トコトコ」「ドンドンドン」静かな空気を打ち破る様に太鼓の音が響きわたる。そのリズミカルでダイナミックな音に魅せられ、磁石に吸い付けられたように太鼓の鳴る場所に自然と足が進む。
そうだ今日は若宮神社のお祭だ。普段ひっそりした社殿も今日は提灯が飾られ、社殿の出入り口にはびっしりと出店が出て、近所の子供達や世話役の連中が集まり賑わいを見せる。
その境内で祭に相応しい和太鼓が、力強く、リズミカルに響きながら、打ち鳴らされている。
打ち手はン年前かっては妙齢のお嬢様軍団が黒地色に紫のユニフォーム姿、捩り鉢巻もその紫で統一した恰好良い姿出で立ちで、ダイナミック踊りを交え、打ち鳴らしている。
9月とは言え、今日は日中33°で蒸し暑く、ただでさえ額から汗が流れてくる、くそ暑い最中、西日を浴びながら、顔を紅潮させ、そのリズムの中に陶酔しきっている姿、音に釘付けになる。脇の方から太鼓の音に併せ「チャンチキ・チン」と鐘打ちが、リズミカルに音をリードする、太鼓の低い音と甲高い金の打ちならし音が、ハーモニーとなって、益々臨場感が高まっていく。
日本の古来から伝わる伝統芸術、和太鼓の響きに打ち手も聞き手も、一体になって入って行ける世界、その繊細なリズム感が心地よく響きわたり、とても良かった。
暫くして神社から出て行った、神輿が戻ってきた。神輿を迎える様に打ち鳴らす太鼓も担ぎ手の「セイヤセイヤ」に合わせ、打ち鳴らされる。
境内で高々と持ち上げられ乱舞する神輿に、最高潮に盛り上がり、宮入りした。
この時期、あちこちにある神社で、似た様な祭礼が行われてる。
日本の心のふるさと、日本の伝統文化に触れ合い、改めて祭の楽しさを味わい、祭好きの虫が久しぶりに騒いだ。

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/