春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

自然の楽天天国

2014-08-26 11:28:00 | 家族の絆
ちびさんが入れ代わり立ち変わりやってくる。
世代感覚の違いもあるが、二人の趣向が全然異なる。
片や本やゲームに集中し、夢の世界を追っかけ、余り外へ出るのも嫌う、インドア派。
一方はこの暑さも厭わず、外で弾け、やや日焼けした姿にアウトドアも厭わず、体育系かな。
でもじじ・ばば、より二人が姉妹のように向き合う子供の世界が楽しいようで、会えないのが残念がっていた。
二人が一緒になって、一緒に寝泊まりは初めての体験だが、殆ど一緒に居るのも、以心伝心で、二人の世界を楽しんでいる。
下のちびさんは、何回も来ているが、2回目のお泊まり体験。
未だ親にまとわりつく時期に泊まったが、何時もと違う雰囲気に馴染めず寝る時に泣きだし、収集がつかなかった。そんな心配は何処吹く風と、随分逞しく育った。
上の子はまだしも、下の子も、既に自立に目覚め、親が居なくても、逞しく寝泊まり出来る。
ついこの間まで、親にまとわりつき、離れたことは無かったのに、物凄い成長ぶりである。

◇早速ちびっこの基地へ
外に出ると日中はコンクリートも焼きつき、灼熱地獄であるが、鬱蒼とした木々に覆われ、湧き水周辺が、自然の冷気を呼んでいる。親に連れられたちびちゃん達の格好の遊び場で、この時期賑わいを見せている。
我が家の珍客も清水で遊ぶのが楽しみの一つである。
お泊まりも、明日は待望の清水に入るので、下の子は早く寝るなど、気合が入っている。
生活のリズムが違う、二人であるが、上の子は早寝、早起きの下の子に引っ張られ、未だ眠気の覚めない世界から、起こされてしまった。


近くの丘陵に自然の湧き水が流れ、清水は四季を通じて、温度が変わらないので、冷気を呼び、子供たちの格好の遊び場で、なっている。

「じいじ、行こうよ」ちびっこの基地として二人の為に常備した遊び道具、一式を抱え黒川湧水地へ向かう。

地下からわき出る湧水は20℃以下、初めて水に触れると、ひんやりと冷たい。湧水が流れる所は冷気に空気が冷え、35℃を越え焼けつく目と鼻の先にあるコンクリート路面から、嘘のように涼しい。
この涼気にあちこちから子供連れがやってきて、水遊びに何時も賑わいを見せている。

水に戯れる湧水の流れに合わせ、アカリ姫も次々と遊びのアイデイアが生れ、あれこれと、じいじ、に色々命令を授かる。
鬱蒼とした樹木の中の湧水地は多摩平の、崖の一画にあり、雑草に覆われた傾斜地は柵で覆われ、動物の格好の棲息地で時々、蛇との出会いも珍しくない。


そんな自然の中、透明度の高い清流は沢蟹の格好の住処、一緒にその姿を追っかけ、捕まえた。
小さな体に、大きな挟み、挑み架かる。いざ難敵に天下の宝刀を振りかざすも、この程度であれば、ミニチアのおもちゃである。
家へ持って行っても、清水の環境もない。此処は元に戻してやろうと、水辺に帰すと、瞬く間に横歩きですいすいと隠れ場所に身を潜めてしまった。





湧き水から生まれた流水路は池に繋がる。湧き水の源流は沢蟹や小生物の生息する世界である。池には鴨、無数の鯉が、群れなしている。
湧き水が流水しているため、浄化され、池の透明度も高く、黒や橙色の広げた両手の幅程の巨大な鯉が手に取る様に見える。一見、平和な世界も、外敵に突つかれたのであろうか中には背びれ部分に傷も見える鯉もいる。

鴨もこんなに近づいても、驚かず、我関せずとばかり、悠々自適の世界に浸っている。



清水では、水鉄砲での放水戦に挑み、放水の標的に水を浴びたり浴びせたり、きゃあきゃあと、戯れ童心に代える。、
板の小辺を流して、行方を追ったり変化に富んだ水流が色々の遊びの舞台になり、次々と色々のアイデイアが生まれてくる。

しばし、時を忘れたが、水面に寄ってくる、蚊の餌食に、我慢できず敢えなく退散した。
蚊の対策もしたが、貪欲な蚊の前に、好きなように血をすわれてしまった。
夕方になると、それぞれ家路に、賑やかであった水場には既に人影は少なかった。
余程お気に入りなのか、未だ水に戯れる、撤収しようと促す。
帰りのコンクリートは焼けつき、熱気に包まれ、先程の冷気に包まれた自然のオアシスとは別世界のようであった。

これも自然の楽天天国、夏休みの思い出が出来たかな・・・。

夏休みの宿題.日野巡り支援

2014-08-05 18:00:00 | 歴史に向き合う
日中35~6℃と暑い、思わず叫びたくなる。
容赦なく照りつける太陽、湿っぽい空気に
日中は殆ど人の姿も見えない。
こんな暑い最中、夏休みのテーマに新選組がらみを
選んだようで、その素材集めに日野にやってきた。
宿題を纏めることもあり、各資料館が開いている日にちから
市内巡りは今しかないようである。

元より、市内観光はお手の物であるが、こんな時期は
幾らなんでも、避けている。
この暑い最中、本人は大丈夫と言うが、このかんかん
照りに歩くのは可哀相である。
何が出来るのであろうか、せめて出来るのは離れた新
選組拠点を車で橋渡しするぐらいである。

歴史館に迎えに行くも、中から中々出てこない。
待つ身にしびれを切らし、その様子を覗きに、
中に入ると、中高生位の女子軍団やら意気軒昂な老人の団体で
入り口ホールは何時になくごった返していた。
そんな中から新選組の羽織に帯刀した、姫と娘を見つけ、
屯所の背景写真を前に、その雄姿をカメラに修める。
「さあ~次の拠点に行くぞと」急かせる。
拝が迎えに来ている事を知らずに
お節介お姉さんが、出口まで付いてきて
「これから某資料館に行くには、バスに乗って行きな・・・」
のご丁寧な指図に大笑い。

某資料館へ案内し、乗合タクシーの様に周辺の一角で待機する。
屋敷の一角にテントを張り、入館者は否が応でもこの前を通る。
必死な売り込みに、誰でも声をかけられる。
故人とは全く異なる、観光目的のおみやげ屋の出現に、草葉
の影で故人も驚き言っているのではなかろうか

<とうかん森>

料館からとうかん森、歳三の墓のある石田寺へ
流石、ここまで来ると、タクシーで乗り付けるフアンも居るが、
人影が少ない。
石田寺に隣接するネット越しが日野高校である。
昨年の高校野球で西東京で決勝までゆき、
同校の応援歌でOBの亡き忌野清志郎、RCサクセションの
「雨あがりの夜空に」がTVから良く流れた。
今年は其処まで行けず「雨あがる・・・」前に破れてしまった。
歳三の気も昨年迄で、今年は繋がらなかった。

<高幡不動>

石田寺から、高幡不動へ
催しがなく、境内も何時になく参拝者が少なく、駐車場がスムース
に入れた。

<大日殿>

4時近く、奥殿は閉まりかかり、境内の一番奥の大日殿に向かう。
靴を脱ぎ、拝殿の前で願え事を唱え一礼後、思い切り手を
合わせると頭上の番線が響き、『バーン』と言う音が拝殿に
共鳴し、「鳴り龍」と言われる由縁である。
かりん姫も思わぬ仕掛けの、不思議な世界に楽しんだ様子である。

歳三像の前で当日、予定したコースは総て周り切れた。
土地勘もあって無難に、タクシー役は何とか勤め終えた。
予定した収録を終え、かりん姫も横浜に帰った。
さ~てどんな夏休みの宿題でまとめられるか、楽しみである。


多摩平の楽天天国

2014-08-03 11:19:00 | 多摩の四季
多磨平団地の建物が一掃され数年経つが、空き地は大きく
伸び放題の雑草で生い茂っている。


この広大な土地に半年間やぎが投入された。
今までは無かった試み、こんな所にやぎの群れが
奔放に雑草をむさぼり食べている。
広い一角に柵が施され、遥か離れた所で群れなし、
殆ど人との接触はなく、何の干渉もなく自由奔放
に暮らしている。

雑草刈りに煙を吐き出し、我が物顔で大きな爆音
をたて、たっぷりガソリンを飲み込むエンジンに
取って代わる大胆な雑草刈りである。
益々高騰する化石燃料を使わず、有害なCO2も出
さず、静かにたっぷり時間をかけ、
ひたすらやぎの食にかけ、地球に優しい雑草刈り
の環境対策である。



やぎの群れが、奔放に雑草をむさぼり食べている。

そんな動物の姿が手短に見えることが、口コミで伝わって
いるのか、車でやってきて、周辺は賑わいを見せている。
小さい子供達も、目の前のやぎの姿に
目を輝かし、やぎの動きを追っている。



雑草が深々と生い茂り、広漠とした所で普段、
何もないところであるが、柵越えの突如の
動物園誕生に賑わいを見せている。

広い一角に柵が施され、人もおらず
天敵も居ないことから、のんびりと自由奔放である。
毎日の生活の中、息苦しくさえ思える社会に
何時も追い立てられ、殺伐とした毎日であるが
その奔放な姿が、実に新鮮に目に映り
癒される。


色つやを感じる真っ白な体、雑草をむさぼり
時には顔上げ、のんびりと見回す姿は
警戒心もなく、時を忘れ、平和な空間である


広大な土地、食いつくした雑草は平坦化された
中、群れなす集団もいれば、群れから離れ、
大きな巨体に背丈以上の雑草に、埋めているものも、あり。
柵に近いが、人の気配も全く無視、
仲間からの疎外か、群れとの関わり合いが鬱陶しいのか?
全くマイペースである。

のんびりした群れなすやぎの姿に、殺伐とした
都会の中でゆったりした自然の風情が確かめられる。
中かなその所在は判らなかったが漸く、その姿
を見ることができた。

♪♪・・・♪
緑の丘の 赤い屋根 とんがり帽子の 時計台
鐘が鳴ります キンコンカン メイメイ小山羊も 鳴いてます
風がそよそよ 丘の上 黄色いお窓は おいらの家よ

こんな古い歌がふと掠める

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/