羯諦 羯諦 (ぎゃーていぎゃーてい:往ける者よ)
波羅羯諦 (はらぎゃーてい:悟りの境地に往ける者よ)
波羅僧羯諦(はらそうぎゃーてい:悟りの境地を往った者が)
菩提 (ぼーじー:"菩提"である。)
薩婆訶 (そわか~:幸いあれ。)」
これが真実の悟りの教えである(般若心経)。
目の前の枝ばかりの哀れな「夏椿」を前に殺生をしてしまったのだろうか
<見るも哀れな夏椿>
毎年時期になると、真っ白い可憐な花が咲く「夏椿」は咲き続けていた。
天敵「かなぶん」のテロ襲撃に薬液「オルトランC]で退治し、ほぼ完璧に壊滅した。
徹底的に蒔いたのが仇になって、薬用影響か、肝心の夏椿まで、植物の生態系が破壊されてしまった。
花は元より葉っぱまで失って、単なる枝だけの丸坊主の無残な姿になってしまった。
ん~んこれは殺傷したかなぶん達の怨恨と、俺たちがどうせやられなら、巻き添えを食わし、幹もろとも、道ずれにされてしまえとの怒りの仕返しか・・・。
夜になると明かりに引かれ、ぶんぶんと唸りながらの飛来は以来無くなった。
<弱りかかった「つげ」>
一方、「つげ」が、或日からどんどん枯れて、枝 から幹へ、全体に広がり折れてしまう。
木を覆う葉が少なく、豊かな樹木が一気に崩れ落ちるように、枯れ木になってしまう。
こちらは判らない、加齢によるものか、土壌の影響か、さっぱり原因は掴めない。
もろく折れてしまう枝とは別に、新しい芽が出ているので、此方は未だ命脈が残っている
<幹に穴を開け、、「一発、入魂」>
某プロレスラーではないが、「一発、入魂」かすかな望を託して、仮死状態の「夏椿」と病身の「つげ」の二本に気合を入れた。
太い幹に、ぶちゅっと穴を開け、メネデールと言われる樹幹注入に、樹木活性化に望を駆けた。
幹が固く、穴が中々開かない。ゴムのキャップをはめて樹幹注入にかかるが、接合が上手く行かず、外に漏れる量も多かったが、何とか納まった。
その効果は如何に?その結果は時間を要するが、気の焦りもあって、6月に続いて半年後の2回目
の「一発、入魂」を実施し追い打ちをかけた。
何の根拠もない、回数依存の再生効果があるのか、藁を掴むような気持ちで、注入にかけた。
メネデールと言われる樹幹注入に、再生を試みたが、果たして「一発、入魂」で再び蘇生出来るのあろうか。
迷いの世界に命あるものは生死を繰り返す2本の植木が修羅場での戦い、正に「輪廻天生」にある。