春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

ブラバンで活躍する姿

2016-08-19 15:31:00 | 舞台・ライブ

横浜の野毛山に行ったとき、静かな周辺に、何処からともなくリズムカルな吹奏楽の音が野毛の山に響きわたり、こだまする音に引き込まれる。思わず何処からと、その音を追うと、学校のグラウンドからと判った。木陰の僅かな隙間から赤のシャツに黒の半ズボン姿の集団が隊列を組み、校庭内を行進している様子が見える。
近くの老松中学校の運動会の昼休みの競技の合間の時間での行進演奏であった。
ブラバンの姿に、今年、中学になった孫娘カリンも、ブラバン部に入り、部活の厳しい洗礼を受けいる旨の話は聞いているが、目の前の演奏行進の姿が重なってくる。
そんな折、演奏の姿を捉えた動画を貰った。

◇神奈川アートホール
1年生だけの編成でのデビュー

専用ホールのステージで清楚な制服姿で南が丘中学での初陣を飾る
一つ、一つの繊細な楽器が、合奏され、ハーモニされた音色がホール一杯に響きわたる。
姫の担当はパーカッションの中でも、繊細な鍵盤楽器であった。合奏しても、音として独立して響き渡り、楽譜は訓練によって、記憶されるものの、鍵盤の打ち損ないは絶対許されず、指揮者、譜面、鍵盤と目線を移しながら、何とか担当を守っていた。
演奏の流れで、リード楽器となる場面でも、既に何年も経験しているような雰囲気で役割をこなしていた。
その素地はやはり、エレクトーンの演奏の日頃の訓練と時にはヤマハでの演奏会場で、衆目の前で演奏など場数を踏んだ、積み上げが、生かされているものと思う。
<堂々と鍵盤を叩き、リード役を担う>


◇桜岡小学校の屋外演奏
小学校の校庭に勢ぞろいした姿。赤のシャツにズボンもしくはスカートは黒、あれ、野毛の老松中と何故か同じではないか。
このようなステージを目指して暑い日も、寒い日も楽器を持ち、楽譜に向かうのだ。

<一番背後に位置し、パーカッション役を担う>

ブラバンの全国頭位を目指す、名門校や常連校の気合だ根性だと、カリスマ性持つ教師の激しい叱咤と練習風景にトップを目指す姿が、根性物語として放映される。
大勢の志を持つ、生徒間で競い合せ、そこで勝ち抜いた者が選抜され、晴れて舞台に上がる部員と、裏方に廻る勝者と敗者の姿が、リアルに描かれる。
そして、最後はその障壁を越え、全員、1つになって、ゴールを目指す、勝っても破れても、やり終えた達成感で、涙と笑いが、見るものの心を惹きつける。

ある種、是れほど厳しくはないだろうが、中学生になった途端に、学業と合せ、部活が重しを持って、生活にのしかかってくる様子が伝わってくる。
その、日頃の見事な成果が動画を通じて、繰り広げられる。
◇アンコールは乗りの良い曲で
一通り用意された演奏を終え、取り巻く応援団から拍手が、リズミカルに、「アンコール、アンコール」
の催促の大きな渦に変わってゆく。
それに応え、始まったのが次の歌詞から始まるお馴染みの曲がかかる。
♪♪・・・♪『君の声を聞かせて
雲をよけ 世界を照らすような
君の声を聞かせて
遠い所も 雨の中
すべては思い通り
Ah Ah』
若い人に人気の星野源 の『sun』を用意された、乗りの良い、アンコール曲であった。
音楽と出会い、仲間と一緒に楽しみ、学び、演奏を通じて聞く者ものに喜びを与える。
<一番左端で仲間と一緒にリズムを刻む>

逞しく育ったカリン姫の姿に、驚きと、安堵の姿が、浮かぶ

立川マンドリンに魅せられ

2015-11-13 10:42:00 | 舞台・ライブ
紅葉も徐々に色づき更けゆく秋から、初冬への装いへ
慌ただしく駆けめぐる秋の一日である。
ここの所、身に降りかかる、災いに、翻弄され、どうしても
神経がそちらに行ってしまい、鬱陶しい気分が、ついて回る。
病も気からではないが、少しでも、目の前を変えて、気を
紛らすことが必要であった。
折しも、毎年の恒例行事として、立川マンドリンクラブから
定期演奏会演奏会の案内を頂き、久しぶりに生の音に触れ
たく会場に向かう。
<地ビールKAMIKAZEの看板>

演奏場所はJR南武線、西立川駅から近く、線路を挟んで南側
に出る立川市民会館に出る。
その踏み切りの線路脇にKAMIKAZEの奇抜なモニュメントの大
きな怒看板が目につく。
こんな所にと思うが、地ビールを造り、蔵元で味わうことが
出来る。
拘りを持ったオーナの意志で米国人の杜氏が造った地ビール
の名のようである。
KAMIKAZEの呼称の奇縁は果たしてなんだろうか?
呑み助は演奏会とは全く縁の無い、ビールに駆り立てられる。

<立川市民会館>

会場前では既に行列、団塊の世代から、既に現役を退いた
白髪組のオジサンや色鮮やかなかつらのオバサン族が開館前
までの時間に群れをなしている。

加齢と共にいたしかたないが、自前の耳も難聴気味で、出来れ
ば演奏に近いところで、ダイナッミックな玄の響きを直に触れ
たかったが、前の方は既に満席、最終列に近い所しか空いてな
かった。

<演奏者の背後には立川マンドリンクラブの看板とシンプル>

演奏前、人の出入りやら、ざわつく客席の中、演奏を待つ。
演奏の案内と共に、客席の照明が徐々に暗くなり、ステージ
側が、徐々に照明でライトアップされたマンドリンクラブの
皆さんが、清楚な制服で統一された衣装で眩しく、ステージ
一杯に現れる。
騒がしかった場内も自然と静寂となり、演奏前の緊張感が
、会場内が自然と覆われ、音楽会独特の、雰囲気が盛り立て
てくれる。

<熱帯びる40数名の演奏者>

定期演奏会はテーマが定められ、そのテーマに沿って、導入
部分の演目が決まり、今回のテーマは「夢」を追ってゆく。
夢に因んだセミクラシックから、井上陽水の捜し物は
何ですか♪♪・・・♪
で馴染む「夢の中へ」で、爪弾く弦の響きに自然と心地よく
夢の世界に入ってゆく。
二部は北欧フィンランドのカレリア組曲やフィンランド讃え
る賛歌にパーカッションを交えた音に高揚していく。
後半はNHKの朝の連ドラ「マッサン」の主題歌として練り上
げられた「麦の歌」はウィスキー発祥の地、スコットラン
ドに因んだものである。
繰り返し演奏される歌の基調はああ、あの曲かと聞き覚える
メロデーが体の中に自然と浸透する。
力強いスコットランド民謡にスケールの大きさは大合奏に相
応しく魅せられる。

最後はファンタジア九州として、馴染みの「五木の子守歌」
「ひえつき節」など里の風情を思い起こす世界をマンドリン
やギターならではの合奏でエンデイングに繋げる。
日頃の弛まざる練習と合奏コンクールなど、磨かれた成果が
この演奏会に披露される。
<惜しみない拍手の中、終わりの挨拶>

1stマンドリン、2ndマンドリン,マンドラテノール、マンド
ロンチエロが主体で残りがギターとベースで40数名の大演奏
は約2時間余りで、あっと言う間に終わってしまった。

弦の響きの余韻を少し残しながら、既に日が落ち暗くなった
道すがら、帰路に付く


明大マンドリンのサウンドに酔い

2014-06-29 17:40:00 | 舞台・ライブ

『白雲なびく駿河台 眉秀でたる若人が ~ 文化の潮みちびきて
 遂げし維新の 栄になう おお、明治、その名ぞわれらが母校』

マンドリンのスタッカッートとトレモロが奇麗にホールに響いた。
山田耕筰の作曲によって誕生した明治大学を讃える、あの馴染み
の明大校歌でオープニングする。
ざわついた観客席が幕開きに、暗めのステージにスポットライト
を浴びた演奏メンバーの奏でるサウンドに集中する。
ステージには詰め襟、今では類稀な全員真っ黒の髪の毛、日本の
伝統文化を大事に守る清楚な姿がまぶしく新鮮に目に映る。

此処、改装されて間もないたましんRISURUホール(立川市市民会館)
で明治大学マンドリン倶楽部の立川演奏会へ行ってきた。
場内は既に満員、人気の高さが伺える。周りを見ても殆ど何処も、
かしこもかってのお姉さん世代が8~9割り方、席巻している。ご自
慢の孫が丁度高校・大学生位の世代で忘れかけた青春を一生懸命
追いかけているようにも見える。


ラデッキー行進曲や新世界などのセミクラシックから、始まり、
当マンドリン倶楽部の象徴的存在の古賀メロデーなどが矢継ぎ
早に披露される。
三味線に見立てて、マンドリンソロの演奏による、津軽組曲が
哀調を帯びた独特の音色の弦裁きに、引き寄せられ、感極まり、
万来の拍手が会場をかきたてる。


多少かしこまったセミクラシックから、屋台の縁台で一杯飲み
ながらの赤提灯の演歌など幅広い世界に、品よく心地よく運ん
でくれる。
最後はCeline Dionの歌いまわしメロデーがマンドリンの世界
のあっと言う間の2時間余りの世界であった。

ふっと、現実の世界に帰って、耳鼻科の検査で難聴気味を診断
された。
音に対する聴覚に対して、1000hzは正常であるが、4000hzは劣
化している旨の悲しい宣告を言い渡された。
通常の会話は4000hz以下なので、差し障ることは全くない。
加齢によるもので現代医学では治療することは難しい。
そんな専門医の宣告に、こと幅広い音域の音楽会に、どう影響
するのかの、試聴でもあったが、感じ方の世界に不自然なこと
もなく、楽しめたことが何よりであった。



銀座でお上りさん

2013-02-02 17:41:00 | 舞台・ライブ

かりんこ親子の銀座ヤマハホール演奏の晴舞台に身内の一人としてささやかな応援に出かけた。
銀座と言っても、縁が薄く、会社の一組織のOB会が、ライオンで行われるので、その折に行くくらいの離れた存在であった。
その晴舞台の姿や、華やかな銀座の街のスポットに何か出会いがあればと何時もの様にポケットにデジカメを忍ばせた。
手のひらサイズに大きさ、重さも負担にならず、気軽に携帯出来、視角に入った情景を画像で捉えメモリーカードに自由に収容出来る。
電子技術の発展は完全にカメラの世界を変えてしまい、フイルムカメラを駆逐してしまった。
有楽町で駅から、人波の群れに混じって服部時計店を目印に銀座方面へ向かう。


丁度、昼時に歩行者天国が開かれ、何時も行き交う車が一斉に姿を消し、広々とした自由空間が生れた。普段歩けない車道から闊歩して、右に左にキョロキョロと視角に入る風景を確かめながら、ゆったりと歩く。


長っ細いガラス張り6~7階建ての建物はユニクロであった。
2階から上の階にはガラス越しに、彩り鮮やかなマネキンがずらりと勢ぞろいしている。
そこまでは何処でも見る姿であるが、その向きが少しずつ変っていることに気づいた。
改めて確かめると、各階のマネキンが一斉に廻っているのであった。
その数、何体であるかは、未だしもこの大量のマネキンが一斉に動く姿に、驚き、一瞬にして眼差しが向けられる、心理を上手く使って、嫌でもユニクロの存在感が伝わってくる。

静から動へ、流石、銀座とおのぼりさんは珍し物に取りつかれ、ユニクロ前で暫く、立ち止まってしまった。

エレクトーンに心酔

2013-01-24 14:13:00 | 舞台・ライブ
何時も人波が絶えない花の都、銀座に来てしまった。
降雪から1週間経つが、道の脇には積まれた雪が未だ残っており、都心でも雪の洗礼を浴びている。
日曜日のお昼から、ホコテンが始まり、ひろひろした車道が解放され、家族ずれがのんびり束の間の世界を楽しんでいる。
昨年に続き銀座のヤマハホールで、生徒さんや先生が集まり、日頃の練習結果のの発表会である。




かりん姫は昨年のクラシックから、今回はポップに変わり、オーメンズ・オブ・ラブを弾いた。
母親が弾いていたものを今年は引き継ぎ、しっかり演奏している。
演奏者は、おおよそ年齢順で順番から始まっているが、今回は幼児が少なかったのか、3番目の演奏であった。
当日は母娘の個別出演で母親は終わりから3番目であり、終わりに近づくに連れ、その練度は高く聞く側の期待感もあって、プレッシャーがかかるところであるが、無難にこなした様である。
場内には多数の先生が同席しており、個別に発表単位で専門家の目で厳しい評価が手渡される。
演奏する結果に留まらず、手、足、指、体全体の動きまで、チエックが入るようで、単なる演奏会に留まらず、研修成果の発表でもある。

まあ、そんな緊張の中、エレクトーンの前で弾く側、その演奏を聞く側が一体になって楽しんだ。
それぞれ持参した指先程のUSBメモリー、もどきをエレクトーンに差し込むと、ベースとなるその曲のベースが再生され、その音に重ね合わせて、自分が弾く音と見事なハーモニーが誕生する。
トランペット、ベース、ドラムなどなどフルバンドの演奏が、一人で演じられてしまう、不思議な世界が響きわたってくる。
バイリオリンのソロを基調に、ラテンリズムにのって「情熱大陸」は去年に続き、そのメロデイとリズムは乗りが良く、自然と耳に入ってくる。
今年も次々と繰り出さされる見事な演奏に聞き入りあっと言う間の約2時間であった。


帰りに近くの新橋で新鮮な魚介を前に舌鼓を打ちながら、一杯。飲み助じいじの我が儘に昼時、音楽を楽しみ、一時の贅沢に浸り、カリン姫と再びのお正月のようであった。


ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/