春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

舞い込んだ一枚の手紙

2020-01-20 15:13:00 | ライフワーク
新年開けて間もなく、折り畳みのはがきが届いた。
はがきの内側は、艶々の表面にコーテイングされた手の込んだ
立派なものであった。
送り先は内閣府、大臣官房政府広報室からの世論調査であった。


目的は国の政策立案に対する意識調査と漠然としたもので、ある
が住民基本台帳から選ばれた全国1万人の一人とあった。

中身はともかくこのような立派に装丁されたはがきに、これまで
縁の遠い内閣府から直々の通達に名誉あるものであった。
実際の調査は情報管理を徹底されプライバシーマークの認定受け
、内閣府から依頼された専門商社と表記されている


しかし、今周辺には手の込んだなりすましが、多く率直には受け
入れがたい。
ネットの世界では混迷を深める疑問に解決に繋げようと安易に検索
をかけると、海千山千の渦が引く手あまたでやってくる。
真に解決に結びつければ目出度いが、世の中それ程甘くなく
それが糸口になって、巧みに引きずり込んで何か買わせよう、契約
させようと、金がらみに繋がってくる。
一方では架空の全国信用債権事務局を語り、サイトの利用請求を
するハガキなど、送り付けられ、水際まで魔の手が及んでいること
を体験している。
そんなことから、見ず知らずの処からの来信は先ず疑いを持っ
てかかることが、自然に身を着けてしまった。
<パソコン画面の向こう側から、何やら怪しい妖怪が身を潜め
獲物を狙っている>


この手の類は内閣府を語る、なにか仕掛けが隠されているのでは
と一瞬思いこんでしまうぐらいに、周りは油断も隙も無い世界が
蔓延している。
然るべき筋に確認することもあったが、今回は暫くは様子見にし
てみた。

そのうちに面接の日を問いかけるメモがのポストに投函された。
案内先に電話し、面接日を決めた。
前述のなりすましのことも背景に半ば警戒し、調査員を迎いいれた。
いざお会いして調査員として経験を踏まえ品のある、老獪な女性
の応対ぶりに、一気に警戒心が解き放され、余計な心配であること
が判った。
電話から伝わる声からもっと若いお兄さんとイメージされていた
ようであったが、しょぼくれた爺さん姿の対面で驚いたのではな
かろうか・・・。
多数用意された質問集から、選択回答する形で進められたが、具体
的な話が浮かんでこないが、我々国民が期待するまでに至らない
ことが率直な現実の姿ではなかろうか
質疑過程で、地域の歴史施設の案内に関わっていることを,吐露
してしまい、地域の歴史話に話が盛り上がってしまい、通常
10分程で済む調査が、40分ほど引き留めてしまった。
こうした人々の努力でコツコツと個別訪問で調査で積み上げ結果
が吸い上げられる。
地道な努力を、無為にならないよう受け止めて欲しい。

日野橋復旧工事も急ピッチ

2020-01-15 21:20:00 | 天災襲う
江戸と甲州地域を結ぶ旅人の道として甲州街道があり、歴史的にも
大事な役割を持ち、現代でも一大物流の輸送路の役割を担っている。
その甲州街道は多摩川を跨ぎ江戸に繋がる、日野橋が令和元年の台
風で崩落し、以来橋は不通になり、周辺は大混乱を起こしている。

立川・日野を結ぶ目と鼻の距離ではあるが、ここを通れないばかり
に、日野橋を挟んで大変遠くなってしまった。
歩いて向こう側に渡ることも出来ず、橋を通じて運行していたバス
も使えなくなってしまった。
それでもどうしても越えなけければならない車両は日野橋の多摩川
越えで遠く迂回するため付近は大渋滞を発生する
など、付近の住民は元より、此処を利用する内外の物流関係も大き
な障害になっている。
早急な復旧を待ち望まれるが、崩落直後は見通しも立たない旨の発
表に事態の深刻さを物語っていた。
しかし、ようやく復旧プランが具体化され、真っ暗闇から、開通を
目指し若干の光が灯された。
どう立て直すか、全面的な橋の架け替えを含め諸案があったと思え
るが、結局、以下の方法が決まったようである。

①現在、水流の真っ只中にある崩落の主因となった橋桁の撤去工事
に水流の流れを変え、橋桁を水流から外し、基礎を含め、工事環境
を整える。巨大な橋桁移動撤去は大型の建設重機の利用は必須で
ある。
②水抜き後、橋桁を撤去する。
③残存する橋桁間に抜けた橋桁を跨ぐように長い道路板を架ける
④水流を元に戻す。
⑤竣工

<水流の中にある、崩落に繋がった橋桁>


<橋桁を外し、外した後に跨ぐように道路板を架ける>

<崩落に繋がった橋桁部分は撤去される>

竣工時期は概ね今年の梅雨時とされ、工事着工後約半年とされている。
こうして、崩落前の姿に立ち戻り、遠かった立川、日野間が結ばれ、
再び元の輸送路が確保される。
それにしても、こんな巨大なコンクリート塊が押し流されるエネル
ギーの凄さを思い知らされる。
流れを逆らう構造物が無くなり、橋下はスムースな流れになり、
台風や天候になど水流に影響されない。
後は新設される長い道路板の強度だけであろうか?
益々厳しくなる環境変化に応える強靱化を見守りたい。


ようこそ松崎家の世界へ

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