春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

逞しく・頼もしく

2012-12-30 18:05:00 | 家族の絆

カリン姫襲来
冬休みに入り、一人送り出され泊まりにきた
横浜より寒く、多摩地区に位置する我が家に迎い入れる。
家事に追われる以外は何時も相手してくれるので
甘い、甘いじじばばの家も居心地が良いのかな

「アルバイト大作戦」
さ~折角来てくれるので、遊び以外に何かやって貰うのも良いかなあ
勿論、やる気を起こすために、少々のお小遣い付きで、やって貰う。


・歯医者、整形、皮膚など医者通いは忽ち領収書の渦になってしまう。
種別に分けて、累計額を算出

・撮ったら、撮りっぱなし、アルバムの整理
プリントした写真が、只々積まれたまま、中々整理するきっかけが生れない。
アルバムへの挿入と、見出しの貼り付け
貼り付けられる専用のラベルに、パソコンで文字を入れ、小さなシールにして貼り付ける。
小さなシールはがしは細かい物が見えなくなった、じじばばには難解である。
流石、姫はいとも簡単に剥がしてくれた。


「トランプの真剣勝負」
幾多のトランプ遊びの勝負は、運で左右される。
所が「神経衰弱」は記憶力が頼り。
裏返したカードがめくり起こされ、数字を記憶に
裏返したカード位置を覚えておく。
数字合わせに思わず熱くなってしまうが、
記憶力の差は歴然として、してくる

記憶の中から、逞しくめくられるカードは
神の手で忽ち、カリン姫に得意気に持っていかれてしまう。
「畜生」と思っても記憶の衰えは最早如何ともし難い。

「いやあ~逞しく、育ったなあ~」


酸っぱさが、口に広がる。

2012-12-25 21:20:00 | ライフワーク

押し迫っての悲しくも重い義兄の旅立ちであった。
癌との闘病に一進一退を繰り返し
転移が脳に及び
近代医学をもっても、最早手の施しようもなく
最後は医者の手から離れ、
ただただ、時間の経過を待つだけの最後であった。

叩き上げの大工さんとして腕を上げ、
建築ブームの追い風に乗り
多くの職人さんを抱えるまでの隆盛の勢いであった。
一線を退き、野菜作りなど畑作業に、エネルギーを注ぎ
生涯鍛えた体は鍛えた体は頑健そのものであった。

ご住職の法要も終わり、霞が関(埼玉)で、お迎えの車に載せられるまでの
子供達、孫達、親戚縁者に最後の別れであった。
取り分け、未だ幼稚園の孫娘の初めての体験。
おじいさんの姿を前にしり込みする姿は
只事ならぬ状況が、自然と判ったようであった。




煙となって、天空高く、飛び去ったことを見届けた後、
義兄宅に行き、庭の畑に寄ってみる。
大根が地中から、顔を出していた。
手塩に掛けた柑橘類や真っ赤な唐がらしが、今や盛りと
沢山なっている。
その一つを口にすると、とてつもなく酸っぱさが、口に広がる。
「そりゃ~酸っぱいだろうよ」
と畑の向こうから義兄が微笑んでいるようでもある。

既に主の居なくなった今も、この厳冬の世界に
しっかりと根付いていた。

蜂の巣、捕縛作戦

2012-12-19 22:25:00 | 多摩の四季
いよいよ押し迫り大掃除
普段手の届かない網戸まで掃除大作戦である

その雨戸の直ぐ近くに怪しげな物体が見届けられた大きな蜂の巣である

敵は身を潜め、敵がくれば次々と基地から飛び出し、敵の襲来に対し、迎え撃つ迎撃体勢であるが、襲撃の頃合いを見計らっているようであるが、中々敵も姿は見せなかった。

殺虫剤で先制し、敵が怯んだ隙に蜂の巣を捕縛しようと思ったがそれもせず、無防備にパイプレンチをやおら挟み壁にびっちり付いた 巣にめがけて引きちぎりを図った。
作業の途中に敵が襲撃したらどうしようかと全くの無防備な捕縛作戦は危険極まりなかった。

壁にベッタリ付いていた巣は何とか外れた
その間、恐れていた敵の襲撃は無かった
昨今の寒さは氷点下の世界に
敵は巣から離れ、結局此処には居なかった。

大きい、握り拳二つ程の巨大な巣であった。
捕縛に成功し、薄気味悪い巣は下水のどぶに放流に流した。
この糞暑い夏に、此処でベースキャンプを張って脈々と生活していたのである。

目と鼻の先に営々と蜂のインフラがあるとは
思いも寄らなかった。

揉まれて「このまま、成仏」

2012-12-15 17:58:00 | もう、あぶないぞ~

今朝の冷蔵庫に居る様な寒さはマイナス3℃もあった。
過日、腰の痛みを承知で無理して散歩に出たが、鈍痛が走る。
痛みを和らげればと腰を叩く、変テコリンな姿勢で何とか歩ききった。
そんな無理が祟ったか、再び腰に激痛が走ってしまった。

腰痛対策にと思ったが、先日の整形を含め近くにはその類の成形、整骨院、針灸が多い多い。
特に他意は無いが、駅前の整骨院の門を叩いてみた。

玄関の傘立てには杖の山、骨の劣化から、圧倒的に老婆が多い。
その老婆達が一種の社交場に廻りに憚りなく他愛ないことを大声で喋っている。
そんな狭い待合所に新参者が片隅に、出番を待ちにじっと耐えるだけである。
持参した本も、目の前の大声にただただ活字を追うだけでさっぱり頭に入らなかった。

「どうぞ」とお呼び出しに、漸くカーテンで仕切られたベットに身を、預ける。
患部に温熱湿布で約40分間加えられる。
その後、先生自ら、患部を揉んで貰う。
この揉み手で何千か、何万か患者を救った、神の手である。
触った感触から、「ああ~随分固いな」と経験から生れた触診から、悪化加減が直ぐ判ると言う。

揉んで貰っている間は先程までの痛みはすっ飛び、至福の世界に運んでくれる。
「ああ~このまま、成仏、」なんて現世に未だ未練を残す身分であるが
来世の極楽の世界の境地である。
毎日の通いに、劇的な変化はないが、ゆっくり神の手に委ねている。

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/