春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

平昌(ヒョンチャン)ドラマに感動

2018-02-28 15:28:00 | イベント
冬季オリンピックもとうとう終わってしまった。
スキー、スケート最早、無縁の存在に余り、感心もなくなってしまった。
まして今回はなりを潜めていた北朝鮮が、急に参加、メデイアが競技より軍隊まがいの変な応援団ばかりを追い、辟易していた。
しかし、競技進行に連れメダルラッシュに日の丸が翻ると、日の丸に全く無関心な己が自然と駆り立てられるのはやはりナショナリズムなのであろうか・・・。

長い長い4年のスパンにかけての努力を一瞬にして、勝負が終わってしまう競技に勝者は勝利に湧く一方、敗者にはなんと言って悔しさを伴う残酷な結果がつきまとう。
国際的な大会を踏まえ、その実績から、評価され、絶対確実とか、取って当たり前の風評が本人にもの凄い負担となって、のしかかるであろう。
その結果に当事者はもとより、我々のような外野も地球上で繰り広げられる大会に嫌が上でも期待感が刷り込まれてしまう。

陸上の場合、400mのリレー競技は唯一銀を取れたが、それ以外の大会の華であるトラック競技の日の丸は全くほど遠く、まして色の違う金などは更に遠い遠い。『宇宙のきらめく星』のような存在である。
元より、体格の小さいがたいの日本人が世界に伍して戦えるのは徹底的な訓練とも併せ、リンク上を高速で走ることに科学的メスが入れら、戦略になり勝利に結びついたとも言われいる。
檜舞台に登場するまでの演習は国の垣根を乗り越え、競技先進国で徹底的に鍛え上げている。競技の場面では、そのコーチングスタッフの中核は外国人であり、最早、純国産のオールジャパンと言うより国枠を越えた国際レベルであることが素人目に画面を通して伝わってくる。

こうした日頃の労苦と廻りの支援から、金銀ザクザクではないが、高木姉妹のように二人で5個のメダルが手にすることが、如何に凄いことか、この大会の成果の大きさを物語る。

<競技を通じて幾つかのドラマが生まれ、感動を呼んだ。>
リンク上を何度もフラッシュバックされ、競技場面が刷り込まれる焼きつくが、さ~て、どんな場面かと思うか・・・。

500mで戦い終わった後、優勝した小平(右)は2位の李相花と健闘をたたえ合い抱き合うシーンが、何とも印象的であった。
戦う前は頂点を目指し競いあったが、戦い終わった後、手を広げ、敗者を慰める小平の懐の深さ、泣きながら飛び込んでいく李相花に 抱き合う二人に国枠を越えて、熱いものが伝わってくる。「ああ~これがオリッピクなのだ」

女子マススタートで銀メダルを獲得した韓国の金ボルムは、レース後、観客席に向かって、満面の笑みを浮かべ、歓喜に呼びかけるのが、本来のあるべき姿と思うが、リンク上にひざまずき、国旗を前に深々と頭を下げていた。

金は韓国チームが7位に終わった前の19日の団体追い抜き予選で、敗れた責任を最後尾の選手に押しつ
けるような発言をして、韓国内で激しい非難を浴びていた。
金の発言を巡っては、韓国大統領府に代表選手としての資格剥奪を求める請願が50万人分も寄せられる
騒ぎになっていた。そんな背景を背負いながらの、マススタートへの登場、と強張ったセレモニーの姿が好対照であった。
ことの残悪をより厳しく、追い詰める、激しい国民感情は相変わらず凄い。
終わってしまい、色々話題の多いオリンピックに夢中になってしまった。

平昌(ヒョンチャン) オリンピック テダニ カムサハンムニダ!!
平昌(ヒョンチャン) オリンピック 大変 ありがとう

時間の経過と共にハングルマル(韓国語)はイラボロスミニダ(忘れてしまった)

オリンピックで賑わう平昌の近くで

2018-02-11 21:20:00 | イベント

オリンピックで沸き返る平昌であるが、当時の厳寒体験が蘇ってくる。
遥か昔、平昌から西、隣り立石里(イプソプリ)」で半年間、その厳寒
の中で仕事をしていた、。
ソウルから東に山岳地帯を抜け朝鮮半島を横断し、慶州まで通じる
「中央線」がある。ソウルのから約150㎞の所に「堤川(ジェチョン」
があり、更に「太白線」に乗り換え13㎞の所が赴任先の「立石里」
である。
「堤川市」は、韓国では最も内陸にある都市で、冬の冷え込みが
厳しい地域である。東西に走る「車嶺(ちゃりょん)山脈を控える
「立石里」はその「堤川市」に属する一寒村で場所ある。

時間の経過から、既にかびの映えたフィルムからその様子を拾ってみる

1日の数本の「太白線」小雪舞う、極寒の地。身震わせながら、
狭い乗降口に殺到し、押し合いながら満員車両に乗り込む乗客達。
数人の アズモニはタオルで姉さん被りで、それぞれ頭に荷物を
載せ、目一杯生活に揉まれているようで、着飾る姿は未だ未だ
縁遠い世界であった。その群れの中、ニンニク臭で一杯、中に入る
のもためらったが、自然と同化した。日本に帰って、しみ込み、臭い
と言われてしまった。

◇極寒の世界

写真はタンクからオーバーフローする水がご覧のように1m近い巨大な
つららに完全に凍結してしまった。
丁度厳冬期にマイナス22℃まで経験し、色々な事件があった。
休止中のコンプレッサーの冷却水を抜かなかったため、冷却水が
凍結し、コンプレッサーを壊してしまった。
その係員が即刻、懲戒解雇で退職を命じられた掲示が守衛所に
貼り出されてあった。労務者がごろごろ人余り時代に、いとも
簡単に切り落とせる、象徴的な出来事でもあった。

容赦ない寒さの中のフィールド作業。 手袋を外し、ネジなど
直接金物に手を触れるとくっついてくる。全く、原始的である
が、寒さの中、ガスバーナで指先を温め、何とか指先の感覚を
確かめながら、 動かし、作業を行う。
部屋に戻って確かめると、指先に痛みが走り、外では全く気付
かなかった火傷をおっていた。

こんな物凄い厳寒の世界に宿舎の窓から、ワインを出し、天然
冷蔵庫と思ったが、瞬く間に凍結してしまった。部屋に戻し、
氷のワインを、音を立てかじったが、余り美味くはなかった。

◇集落での表情

休日、息抜きに集落の賑わいを見せる商店街に出る。
写真中央のリヤカー姿はシャンシャンとはさみを鳴らし、背
負子がリヤカーに載せた飴を売っている。金物が貴重な物資
に拾い集めた金物でも飴を交換してくれる。
金物欠乏時代に高価に取引されたようだ。
あのシャンシャンとした金属音が遠くまで聞こえ、未だに忘
れられない懐かしい音である。
白いチマチョゴリの民族衣装にトンガリ帽子はお坊さんである。

物流の主力は未だ人力のリヤカーが幅をきかせ身の丈以上の
積み荷を運んでいる。廃棄物が、所かまわず棄てられ道路は
凸凹になり、陽気が温かくなると、それが溶けだし異臭が漂い、
溶けた水が溜まり、一面がご覧の通りドロンコ道になる。
剥がれかかった軒先はシートで覆われ、道端に並べられた商品。
これが商店街の姿と当時の 時代を象徴する姿が見えてくる。
殆ど茅葺きの屋根に、泥壁か板壁,石を積み上げただけの壁も
ある貧相な世界。薪で暖を取るせいか、煙にいぶされ、出会
う人々が皆、炭鉱上がりのように煤けた顔に見える。

それが、今や急速な近代的な歩みに、猛烈な勢いで急成長を
遂げている。かってのあの寒村と人々の暮らし向きは大きく
変わったが、南北に関わる問題は、時代を越えても、一向に
変わっていない。

夕日に輝く貨物列車であったが

2018-02-09 16:24:00 | 事件だ~!!
<夕日に輝く、絵になるその姿>

正に日が落ちる前、僅かな光に照らされて、「落日の貨物列車」なんて
ロマンチックな絵なる姿が展開される。
定型のコンテナが積み木細工のように何処まで続くやら、列の末端が見
えず、目の前長い車列が延々と続いている。
何時も目にする姿であるが、50~60㎞と高速と走っているので、一瞬の
ことで判らないが、制止していることによって、改めて長い車列の貨物
列車であったことを思い知らされる。

<この長蛇の列を正に牽引する重量感たっぷりの機関車>

とは思いつつ、止まったまま、日が落ちてゆくことに、時間の経過を物
語るが、ビクッ共動かないことに、おや何があったのであろうか、異常
事態に気付く。
貨物列車の前方に踏み切りがあるが、車列を確認するセンサーが動作し、
車列の通過を予測し、踏み切りは遮断したまま、警報機のランプが点滅
しカンカンと激しく金を叩く音が鳴りやまなかった。

北野街道と多摩平を結ぶ南北の輸送ルートであるため、閉じられた踏み
切りを前にたちまち、車渋滞の渦が生まれる。
只事ならぬ異常事態にしびれを切らし列から離れ、折り返す車が、爆音
をたて、平常ならずの事態に騒然とする。
開かずの踏み切りに、歩行者、自転車の渦が生まれるが、10数m先の
線路越しに阻まれる、厚い壁の前に、皆悔しい思いもしている。
線路沿いの西側から、救急車のサイレン音が聞こえ、只事ならぬ状況が
伝わってくる。

<あたりはもう真っ暗、らんらんと輝く機関車の明かりだけが目立つ>

引き返すころ、もう日が完全に落ち、軌道内の貨物は暗闇の中、沈むよ
うに眠ったままであった。

気になる事態に情報の渦のなかにあるメディアを覗いて見る。
案の定、豊田駅での人身事故の情報が激しく渦巻いている。
おいおい、またかよ。
17時、丁度、帰宅ラッシュ前にかけての事故、同線始め、青梅、五日市
の関連路線、路線付近の人車など、事の大きさは甚大であった。

止む事のない、目の前の飛び込み自殺も、防ぎようがない。落日の姿も
消し飛び、気分も落ち込む

ようこそ松崎家の世界へ

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