春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

遂に日野橋が開通

2020-05-18 21:42:00 | 天災襲う
令和を迎え未曾有の大型台風19号が関東から東北へ駆け抜けて各地に爪痕を残していった。
◇崩れた日野橋
大きく歪んだ路面の崩落事故で駆け付けた係員


道路版の接合部分が明らかに歪んでいる


流れ込んだ雨水がどんどん増え水深が高くなり、水流も益々早くなりそのエネルギーに日野橋を支えていた橋桁が、基礎部分をも根こそぎ、はがし地底で擦れてしまった。
橋桁の移動が、上部の橋の路面が引きずられ、別の橋桁に載せられた路面とずれが生じ、歪んでしまった。
事故当初はさほどさほど感じなかった歪みも時間の経過から鋭角な凹みに変化し被害の甚大さをもの物語っている。

◇橋脚部分の復旧
崩落事故から数か月後

崩落直後橋桁周辺のあの満々としていた水脈は全部抜かれてしまい、水流は別ルートで日野橋を潜り下流側に流れる。
川底が露出し踏み固められ橋桁周辺の姿は大きく変わってしまった。
こうして、周辺の環境が変わり、工事用の大型車両が自由に出入りし、工事環境を生み出している。
問題となったあの巨大な橋桁の上部のコンクリート橋脚部分は工事車両で既に抜き取られ、基礎部分のみ残される。
橋の下をカメラ提げて、歩いたが、周辺はかっては水中の中であったことから、周辺が大きく変わっていることが、身をもって体感する。

抜けた旧橋桁を跨ぐように、既存よりも長い真新しい道路板が既存の橋脚に掛けられ、これまで不通であった路面に当たり前のように車両が走行出来る本来の姿に戻った。
今回の崩落の主因となった橋桁の基礎部分が,むき出し当時の事故を生々しく語り伝えるている。
こんな大きな基礎が移動してしまう程の水流のエネルギーに改めて脅かされる。
周辺には 水流調整用に河床に敷かれる巨大な岩状の突起状の、コンクリートが大量に鎮座してあった。
クレーン車で吊り上げられた巨大なコンクリートは吊り上げられ、積み木のように組み込まれる形で河床に据えられる。

未だ作業過程にある、大小の重機と掘り起こされた土砂が山積みされ周辺に多数残される。

◇蘇った日野橋
歩道橋の上から立川方面を俯瞰する。

日野橋縁に寄ってみる。

橋上直前にあった物々しいバリゲートが既に撤去され、橋上通過の封鎖は解かれた。
日野から立川側へ、双方向で繋がり,事故以来の閉鎖が漸く解かれ,頻繁な車両の往復に漸く元の姿に戻った。
日野橋の北西側に目を転じると河川敷き越しに、赤色の帯状が横切るが立日橋、その上に並行して走る白色の帯の多摩地域を南北に横断する多摩モノレールと特徴ある二段積みの橋が横切る。
折しも箱型のモノレールがゆっくりと走る世界はおとぎの国の世界であった。
日野橋から目視できる距離に立日橋があり、日野橋が突如の崩落で潰れた折に、多摩川を横断する要路として敢 然で生き残り、遮断された車両が迂回し怒パニックから救ってくれた。

橋桁の工事が完了した暁には水流が再び、元に戻され、治水が行われる。橋および河川敷を含め強靱化が図られ何れ完工されるであろう。

その様子はこちらでも書きました。ご覧ください
台風の爪痕・復旧の日野橋
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