春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

老人暴走族 信州上山田

2010-04-20 16:57:00 | 旅先にて

信州上山田温泉へ出かける。
前日、ガソリンスタンドで念のため、エアーチエックしたが、前輪の右側が1.3㎏と極端に低下していることが判った。これは大変と釘ふみかチエックして貰ったが、異常無く、どうやら空気封入口のチューブらしく、交換してもらった。このまま走れば最悪、バーストの恐れも、タイヤを外し、バランスを取り、交換に時間がかかったが、何とか救われた。
翌日、日の出ICから圏央道、関越、上信越で高速道で走行する。タイヤを修理したとはいえ、若干の不安も、ハンドルに伝わる感触、車の振動など、目一杯五感のセンサーを働かしながら走行車線を85~90㎞で安全走行する。隣の追越車線はどんどん追い抜かれるが、高速の慣れ供併せ、ともかく、安全、安全でトロトロ走り、横川ICで降り、一般道で碓氷峠鉄道文化村へ漸くたどり着いた。久しぶりの高速道の走行・ワッパの異常不安も抱えながら、緊張しまくりながらの走行で、老いもあって、無理も効かず疲れも伴った。

文化村に車を置き、かって走っていた信越線の日本一の急勾配の碓氷峠越えの線路を幾つものトンネルを潜り歩いた。こんな秘境の世界を良く作ったなどと思いつつ、喘ぎながら、走ったアブト式も今は新幹線にバトンを渡し、廃線になっている。
文化村からめがね橋まで片道4.8㎞を往復し、たっぷり歩き腹も減り、釜飯を完食した。
再び、ハンドルを握り、いきなり国道18号のワイデイング道路に戸惑いながら、碓氷峠越え軽井沢を通過する。前々日の雪が大量に残り、1日違えば、恐らくチエーンが必要であるが、天は味方してくれた。そのまま上田城を通るも、平坦な道にのんびりトロトロ、多少の緊張も解け、満たされた胃袋に、猛烈な睡魔に襲われながら、上山田温泉へ何とか到着する。

翌日、再び上田城へ、真田幸村の六文銭の気をたっぷり貰い、別所温泉経由、上信越の上田菅平ICで帰路に着く。どうやらワッパの心配も無くなり、スピードも慣れ、幸村の気が効きだし、ムクムクと高速走行に意欲が湧き出す。トロトロ走った行きと違い、次々と追越し、追越車線で105~125㎞で、走行車線に戻るのもかったるくなる。いやあこうした甘え、油断が事故のもとであるが、車間距離、前・後ろを確認しながら流れに沿って、快適に走る。
でも、時には走行車線と追越車線を行ったり戻ったり、全く後方を確認せずに走る不届き暴走車両もあり、こんなのに気を取られ、貰い事故に巻き込まれ恐れはあるので、見送るのに限る。そうこうしている内に老人暴走族はこうして、何とか無事に我が家に到着する。高速走行、余り、進められないが、刺激的な旅は終わった。緊張の連続にのどが渇き、ビールが最高に美味かった。

起業家紹介「帝国データバンク」

2010-04-16 17:14:00 | 歴史に向き合う

公文のフォーラムでの出会いで知り合った一人が高津さんが館長を勤める、「帝国データバンク史料館」に行って見る。
常設館とも併せ、今回は我が国の近代化に貢献した実業家を捉え「"輝"業家」として紹介している。
靖国通りを挟んで緑に包まれた市ヶ谷の防衛省の目の前に支社ビル8、9階の大変眺めの良い、近代的なビルの一角にある。
「帝国データバンク」と言われる看板の"帝国"と名前が使われる、歴史を背負った看板と信用調査に余り、馴染みも無かったが、こちらに来て企業を支える大事なデータバンクであることを改めて学んだ。
2010年に創業者後藤武夫以来創業110年を迎え、現在、全国各地約3000人からなる社員で蓄積された膨大な企業のデータを収集し、信用調査を提供し、社会的役割や経済発展に貢献されてきた会社なのである。
そんな背景から、第一線にあった高津さんが情報収集に高感度のアンテナを掲げ、幅広く情報を蓄える見識を備えている
サイバースペシアリストであることを思い知らされた。

そんな情報収集力を背景に「"輝"業家」の詳細が史料館に設置されたパソコンで見ることができる。
現在の経営者300人からアンケート調査され、明治から昭和にかけて貢献した企業家/実業家の名前が上げられ、ランクアップされている。1位は松下幸之助に、折しも大河ドラマ、「龍馬伝」で話題になった岩崎弥太郎や維新で登場する渋沢栄一など
がベストテンに入り、それぞれフォーカスされ、企業家/実業家の面から更に深く、知ることが出来る。
この特別展には公文教育研究会が所蔵する子供浮世絵展など、立身出世に繋がる、子供のまなび、あそびを歴史的な絵図で紹介するなど、公文の竹田さんの吐息がしっかり繋がっていることを見ることができた。
大型スクリーンに映す出される、拠点作りに大陸に進出した、軌跡を辿る映像はリアルに捉えていた。
常設館では色々、展示に工夫が凝らされているが、とりわけ最先端の情報技術を駆使したバーチャルリアルテイでは同社旧本社ビル内をリアルに案内して貰え、画面のタッチ操作に思わずはまってしまった。
堅苦しい人事考課表?の一つの酒気帯びに関わることまで、厳しい社風まで楽しく、階間見ることが出来る。
当日は講演会も重なり、大変な混雑ぶりに、人気の程が伺えた。

寒中、花見

2010-04-14 05:56:00 | 仲間との絆

毎年恒例の新宿御苑での花見。
開花は早かったが、その後寒い日が続き、花びらは散らずに長く持った。
既に満開の木の下であるが、この時期には底冷えする寒さであるが、花見客で満員の盛況であった。入場券売り場で長蛇の列「最終は此処」の案内看板が出るぐらいの混み方であった。
しかし、何時ものことながら、場所取りにご尽力頂く、御夫婦のお蔭で、たわわに垂れ下がる、最高級の場所を確保していただいた。
門から苑内に、入るとかなり「おいおいこれが花見かよ」と思われる桜からかなり離れた芝生での、淋しい花見席もびっしり埋められる位の混雑ぶりにこれ程の舞台は大変希少な贅沢な場所であった。

お弁当を拡げ、1年ぶりの再会に、先ずは健康で何とか、此処で出会える喜びを感謝する。既に此処での花見は10年以上の繋がりをもっている。
そもそも、パソコン通信の走りに、フォーラムの会議室を設け、自動で巡回出来るソフトを駆使して、登録した仲間が自由に話し合う、井戸端会議で知り合った仲間であった。
その巡回ソフトも、「ニフターム」「秀ターム」など諸々の専用ソフトを学び、パソコンの世界に深い入りしていったのも、この井戸端会議が一つの役割を果たしている。
今年は同行されなかったが、10年以上の歴史は子供、家族の成長が伴い、当初から参加した幼稚園、小学生も、既に大学生にもなられており、時間の経過を物語る。参加するメンバーも、おつむの方は豊かな黒髪から、テカテカ輝くか、銀髪の世界に変わり自然にその姿は年を重ねている。
組織で作られた会社時代とは異なる繋がりではあるが、気心知れ、1年を通じて僅かな出会いも、お互いの健康を確かめあい、酒を交わし楽しく過ごせる一時なのである。
まあ、それもこれも、宴会を支える御夫婦の尽力の賜物である。こうして今年も五体満足で参加出来ることに感謝する。
ところで気炎も上がり、寒さの中、飲めば生理現象も自ずから、生れてくる。満員の入場者に過少のトイレに必然的に長蛇の行列で、うんざりするも20分もかかった。未だそれでも、良い方で女性は2倍以上の行列が延々と繋がっていた。
こんな寒さにお燗の一杯が腹に染み渡る。宴もたけなわ尽きぬ話しに盛り上がったが、徐々に引け始める頃合いに散会する。新宿駅まで、混雑の行列が繋がった。
季節外れの寒さと電車の暖房が多少の酔いに、座ったらたちまち夢の世界へ気持ちよく寝てしまい、久しぶりに終着まで乗り過ごしてしまった。(笑い)

新緑の高尾山

2010-04-02 10:49:00 | 旅先にて

カリン姫の卒園の休みに、何年ぶりか高尾山に向かう。普段パパの車に載せられての移動が殆どなので、歩きは渋々、まして登山となると、二の足を踏むようで、ダマシダマシ連れ出す。高尾山口駅では平日にも関わらず、老若男女、子供連れなど、電車到着にはき出される客は殆ど高尾山行きで賑わっている。
ケーブルカー駅では結構の行列でかなりの時間待かと思ったが、たちまち一呑みに、載せてしまう。高度を上がるに連れ、日本一急勾配と言われ、箱の傾きから、険しい登が体感出来るが、町並みからどんどん離れ、瞬く間に高尾山駅に着いてしまう。

樹齢何百年と言われる鬱蒼とした杉木立の中、薬王院へ。木立に昼尚うすくらい中、不気味な格好の鬼が道の脇に立ち、小さな社ともあわせ霊気をよぶような雰囲気に、修行者が登山する、山岳信仰の面影がたっぷり伝わってくる。

平坦路、急階段の繰り返しで山頂に繋がるが、階段を登きった所にそれぞれ神社がある。ちいさい子も手を引かれ、一歩一歩、登ってゆく。
カリン姫も杖を手に、階段数を数えながら、登り頂上目指す、途中の社で天狗の化身に迎えられる。大人も息切れる、厳しい登も、ご覧の通り、余裕しゃくしゃくの表情に、逞しく、頼もしくみえてくる。「もう直ぐ小学校だからかな、凄い、凄い」

ようやく山頂に到着した。うすボンヤリと春霞、でも目の前に富士山が雲間から手に取る様に見える。眼下の市街地は八王子のビル群と多摩丘陵の緑が見えるが、視界が良ければ新宿副都心など視認出来るぐらいに、見晴らしの良い場所である。山頂は広場になっており、それぞれシートを拡げ、昼食が始まっている。適度な歩きが食欲を呼び、早速、負けじと場所を確保。
にぎり飯が、格別に美味かった。
どんよりとした天気に、ちょっとこの時期にしては寒かったが、楽しく登山が出来た。
高尾山口駅からケーブルカーの清滝駅まで近く、都心から気軽に海抜約600mの世界に登ることが出来、便利な足廻りが、人気の高いところなのであろう。深山の深みを確かめる為には、やはり自分の足で、降りることであるが、下り歩きはじじいのみであった。(笑い)

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/