連日の極寒の世界、多摩地域はマイナス4℃~5℃の底冷え
する世界が続く。
かっては寒冷地仕様だから、熱いのは駄目だが、寒いのは
我慢出来ると、豪語していたが加齢のせいか、寒いのも我
慢出来ない、意気地なしになってしまった。
寒いと言えば、ちょっと昔の話しにプレイバックしてみる。
まだ、てかてかに輝き夢をおった現役の頃、韓国のプラント
建設で、同胞のプラントメーカと現地の情報もあまりない
場所に単身で出かけた。
山間を背後に控る自然立地から朝鮮戦争後も、北の傭兵が、
身を隠していたと言われる位の場所である。
比較的温かい日に山頂へ登ってみる
鉄道が走る提川(ジエチョン)から車で1時間、山間の里の
立石里(イプソプリ)で一冬を過ごした。
寒波襲来で、当地でマイナス22℃を体感した。
ジャンパーを着込み、その上に、フード付きの防寒着を
着込み、だるまさん状態でが、外に何時まで居られるか
、我慢比べ大会であった。
濡れた軍手が氷だし、外したビスやボルトなどの金属部品
は軍手に吸いつかれるようにべたべたと付いてくるなど、
極寒の中での実務体験に自然の凄さを思い知らされた。
配管から流れる水が、たちまち凍りつき、巨大な『つらら』
に見事に変容する。
月明かり頼りの真っ暗な闇夜、僅かな店がある集落に道の
片隅に、大の方の排泄物の塊がピラミットの様に凍結し、
その尖った先端が脛にぶち当たってしまった。相手は
コンクリートの様な固さで暫く痛かった。
社友車であるが、寒いためにエンスト。こんなことが度々で
あったが、慌てず騒がず、だましだまし走らせた。
朝鮮戦争後の影響か、タクシーなど見かける主力車両は
大半がジープであった。
それでも三寒四温、三日寒さが続けば四日目は温かくなる。
温かいと言ってもマイナス6℃~0℃であった。
寒いのは寒い、しかし、気力で凹こたれず、めげずに厳寒を
乗り切ったのも若さだったのであろうか。
そんな朝、事業所の正門の掲示板で食い入るように見入り、
ざわ付く従業員の群れに只事ならぬ姿が目に入る。
すわ!!何か事件と野次馬根性に火が付いてしまい、群れの
中に入ってしまう。
その掲示内容が直ぐ判った。
「担当する職員他2名は職務怠慢で コンプレッサーを破損
させたこと で解雇する」と言う工場長命であった。
事業所の操業を支える大事なユーテイリは電気、水、に
次いで大事な空気源が止まってしまう事故であった。
寒冷地ではイロハの水抜きを怠り、氷結してコンプレッサー
が破損した。
ことの重さを判断し、有無を言わずに、即刻、厳しい決断
であった。
人余り気味の労働事情、就職難を背景に情け容赦なく、
即断の首切りであった。
自然の猛威は大事な職まで呑み込んでしまった。
貼り出した掲示での戒めに、身をすくめて見る思いをした。
強烈な自尊心と儒教の教えからなのか、上下関係が絶対の
立て割りの世界であることを自然に学んだ。
寒さの時期に遠い昔のことが、よぎり思いおこされる。
する世界が続く。
かっては寒冷地仕様だから、熱いのは駄目だが、寒いのは
我慢出来ると、豪語していたが加齢のせいか、寒いのも我
慢出来ない、意気地なしになってしまった。
寒いと言えば、ちょっと昔の話しにプレイバックしてみる。
まだ、てかてかに輝き夢をおった現役の頃、韓国のプラント
建設で、同胞のプラントメーカと現地の情報もあまりない
場所に単身で出かけた。
山間を背後に控る自然立地から朝鮮戦争後も、北の傭兵が、
身を隠していたと言われる位の場所である。
比較的温かい日に山頂へ登ってみる
鉄道が走る提川(ジエチョン)から車で1時間、山間の里の
立石里(イプソプリ)で一冬を過ごした。
寒波襲来で、当地でマイナス22℃を体感した。
ジャンパーを着込み、その上に、フード付きの防寒着を
着込み、だるまさん状態でが、外に何時まで居られるか
、我慢比べ大会であった。
濡れた軍手が氷だし、外したビスやボルトなどの金属部品
は軍手に吸いつかれるようにべたべたと付いてくるなど、
極寒の中での実務体験に自然の凄さを思い知らされた。
配管から流れる水が、たちまち凍りつき、巨大な『つらら』
に見事に変容する。
月明かり頼りの真っ暗な闇夜、僅かな店がある集落に道の
片隅に、大の方の排泄物の塊がピラミットの様に凍結し、
その尖った先端が脛にぶち当たってしまった。相手は
コンクリートの様な固さで暫く痛かった。
社友車であるが、寒いためにエンスト。こんなことが度々で
あったが、慌てず騒がず、だましだまし走らせた。
朝鮮戦争後の影響か、タクシーなど見かける主力車両は
大半がジープであった。
それでも三寒四温、三日寒さが続けば四日目は温かくなる。
温かいと言ってもマイナス6℃~0℃であった。
寒いのは寒い、しかし、気力で凹こたれず、めげずに厳寒を
乗り切ったのも若さだったのであろうか。
そんな朝、事業所の正門の掲示板で食い入るように見入り、
ざわ付く従業員の群れに只事ならぬ姿が目に入る。
すわ!!何か事件と野次馬根性に火が付いてしまい、群れの
中に入ってしまう。
その掲示内容が直ぐ判った。
「担当する職員他2名は職務怠慢で コンプレッサーを破損
させたこと で解雇する」と言う工場長命であった。
事業所の操業を支える大事なユーテイリは電気、水、に
次いで大事な空気源が止まってしまう事故であった。
寒冷地ではイロハの水抜きを怠り、氷結してコンプレッサー
が破損した。
ことの重さを判断し、有無を言わずに、即刻、厳しい決断
であった。
人余り気味の労働事情、就職難を背景に情け容赦なく、
即断の首切りであった。
自然の猛威は大事な職まで呑み込んでしまった。
貼り出した掲示での戒めに、身をすくめて見る思いをした。
強烈な自尊心と儒教の教えからなのか、上下関係が絶対の
立て割りの世界であることを自然に学んだ。
寒さの時期に遠い昔のことが、よぎり思いおこされる。