春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

戦場の跡のように

2011-03-30 05:38:00 | 事件だ~!!

周辺は未だ立ち込める匂いが残り、あの恐ろしい火炎の後は消えなかった。
火元となった家は、完全に燃え尽き、2階の部分はテラスと空調の屋外機と雨戸の戸袋が僅かに確かめられるが、2階の建物は総て消えてしまっている。
本当に此処が2階屋だったのであろうかと思える位に焼き消されている。
南側に位置する植え込みも、建物側は燃え、赤黄色に変色している。


1階部分は僅かに残った玄関口。青色のタイルと壁部分のコンクリートが当時の建物の痕跡を留める。
木部は太い柱と梁の一部を残し、総て焼け落ち、無くなっている。


風下にある、隣接する家も3m程、離れているが、そんな空間を越えて燃え移っている。
こちらも2階部分は天井は落ち、一部壁を残し、焼けてしまっている。

普段、我々の周りを見ると、ちょっとした原因の火種が沢山ある。
木造建築は一旦、火が付くと、火勢の勢いは止まらず、自分の家はおろか、隣接する家まで巻き込んでしまう。
改めて火事の恐ろしさを見るようである。今回の例に上げるまでもなく、石油ストーブ、台所など火種となる部分は尚更、注意が必要である。

火事だ!!火事だ!!

2011-03-25 21:38:00 | 事件だ~!!

火事だ!!火事だ!!
市内の住宅地で民家が炎上した。
消防の各種車両が集積し、空から報道ヘリコプターが乱舞し、只事ならぬ異常事態に、走ってみた。立ちのぼる黒煙は北風に煽られ、拙宅側に一面に広がっている。
駆けつける消防士の放水があちこちからかけられるが、黒煙は尚一層、激しさを増し、周辺一帯は悪臭が漂う。

火元の奥の家は既に骨組みを残し、殆ど燃え尽きているように見えるが、火炎は尽きることなく勢いが付いている。その間パット火炎が上がり、隣接する家屋に迄、火が燃え移った。消火ホースは家の中まで入れられ、内部から放水しているが、勢いをまし、納まりそうも無い。家の内部から空に向けての放水は圧力があるため、瓦ががらがらと音を立て、周辺に飛び散っている。激しい滝のような水しぶきは丸で地獄絵図のようだ。

懸命な消火作業が成功し、類焼は此処でくい止められ、それ以上の類焼は免れ一先ず、鎮火した。火元となった家は骨組みを残して、殆ど完璧に燃えてしまった。
類焼した家の2階の屋根は放水で吹っ飛び、ぽっかりと無残な穴が空いている。
真っ直ぐ成立していたTVのアンテナも屋根崩壊で斜めにかろうじて立っている。
目の前に燃える火災に、危険を省みず消火の最前線に立つ消防士、折しも原子力発電所で、放水冷却したファイヤーマンの勇気ある姿が、重なってくる。
これ以上の類焼を止めたのは危険を省みず、炎の前に立つ、彼らの勇気と日頃鍛えた訓練から、それ以上の類焼から守られた。
警視庁などによる報告がマスコミから報じられた。それに、よると25日午前10時すぎに出火、1時間半ほどで消し止められたが、住宅3棟、およそ135平方メートルが焼けた。
この火事で、火元の住宅に住む老夫婦が病院に運ばれたが、2人とも顔などにやけどを負っていて重傷である。火災の原因はなんとストーブ給油中に出火した。
罹災された家庭の方にお悔やみ申し上げたい。病院に担ぎ込まれた老夫婦のその後が案じられる。
地震に気を奪われているこの時期に何と言うことか、改めて火災の恐ろしさを認識した。
皮肉にも、当日は混乱を渦巻く、無計画な停電が第2地区で、18時20分から予定されている。
我が家は停電を免れたが、この火事のどくさに、追い打ちをかける停電は無い事を祈る。
目の前に起きる事象に我を忘れ、緊張の戦いを見てしまった。大きな地震に続き、目の前の大火事、こんな大事件が重なるとは、全く信じられない。
その様子をこちらでも追ってみた近隣で大火災

路地でダンスを

2011-03-24 20:18:00 | 天災襲う

路地の一角で、路上パフォーマンッスでもあるまいし、赤い棒を振りかざし、何やら絶好調にダンスするやからに、果たして何だろうと寄ってみる。
遠目に、ガードマンがと思いつつ、たすきに書かれた文字で警察であることが判った。
何故こんな所にと、すわ!!何か事件か、それとも交通事故かと、当たりを見回したら、それらしき姿も見当たらなかった。
ふと、何気なく見上げると、信号灯が真っ暗で何も変わっていないことに、始めて見る停電現場であることが判った。
わめきちらす、防災無線に聞き取りにくく、確か第2地区は一部、停電と聞き取れたが、それが、何処かは判らず、落ちた所が始めて、停電と判る、いい加減なものであった。
もとより警察には知らせてあるので、何処で交通誘導するか、判っているようで、街中での始めての停電遭遇であった。
直ぐ、近くの信号は付いており、商店も何時も変わらぬその姿に、停電地域はその隣り合わせの僅か一角の部分が停電であった。
網の目の張りめぐらされた一角が不幸にも、停電の憂き目に、遭遇したのであろう。
落ちない所は全然落ちず、落ちる所は狙い撃ちされるような、不釣り合いな無計画停電はあちこちでブーイングの嵐に、漸く東電も思い腰を上げるようで、地域区分の見直しがされ、運用されるようである。
停電を持って改めて電力の役割の重さを認識したが、電力不足という、自ら巻いた種は何時収束すのか、全く先が見えない。

ガソリン狂騒曲も仁義なき戦い

2011-03-16 20:05:00 | 天災襲う
◇ガソリン争奪戦
ライフラインの一つ、流通ルートが途絶え、ガソリン狂騒曲が市内で狂ったように吹き荒れた。わずかかなガソリンを求め殺到し、ほぼ貯蔵量も底をつき、争奪戦は終わったようである。最後まで残ったスタンド周辺をウオッチしてみた。

北野街道にあるセルフスタンドであるが、片側1車線の街道に給油車で渋滞を巻き起こしてはまずいと、オーナーの配慮か、民家側に車を誘導した。しかし、周辺一帯は完璧に車で埋まってしまい、通行マヒを起こしてしまった。合流地点では車列が渦巻き、枝道まで渋滞の渦が生まれ、大混乱になっている。

◇警官まで出動
この惨状に遂に警官まで出動する大騒ぎであった。次々に殺到する車が、入り組んだ路地に、あちこちから入り込み、限られた貯蔵量の争奪戦が二次障害を起こしていた。


◇駅前では
駅前のガソリンスタンド。駅前の交通要路のため、バス、タクシなど車両も多く、片側2車線であるが、ご覧の通り、給油車が果てし無く続いている。長蛇の列の遥か後方では、自己渋滞か給油待ちか、様子の判らない一般車が、この車列にはまってしまう位に大混乱を起こしている。


因みに、時間待ちを承知で、列の後尾に付いたら、給油に4時間も、待ったとか、気合と根性、それに忍耐で!!正に狂った、狂想曲であった。

レギュラー150円は、どう見ても買い側の足元を見た暴利である。つい2、3日前、拙宅が入れた別のスタンドでは給油制限はあったが、値段までは変えなかった。

それでも一滴のガソリンを求め、金には変えられぬ、大事な買い物なのである。誰も文句を言えず、この狂乱状態に粛々と耐えている。

◇ガソリン「なし」と言う表記
そこも、とうとうこんな看板が立てられた。ガソリン「なし」と言う表記に、判らないことはないが、商いとして、如何にも扱いの軽さを感じてしまう。

先日、知り合いのMさんの奥様の運転で載せてもらった。
「家が多摩丘陵の山の上、きつい登坂は、自転車も使えず、車が足がわりに、年老いてくると余計に、頼りになる」
ガソリン枯渇は正に大事なライフラインを断たれることなのである。
物流異常で生活物資が入らず、深刻になってきた。


◇ガソリン求め仁義なき戦い
恐ろしいことで、こんな姿が日常、当たり前になってしまった。
市内でもメインの物流ルートであるが給油の車が延々と果てし無く続き、道を占有している。限られた僅かなスペースを一般車が通行している。

脇道から、車列に加わろうと仁義無き戦いも、ガソリン欲しさに、感情むき出しで、あちこちで、事件にならないものも、衝突は頻繁に生まれる。
そんな渋滞の渦に、定期バスが運行ダイヤで走れず、軒並み遅延に、なってしまい遂に警察の出動騒ぎにもなってしまった。
こんな大地震に平静を装う日本人の姿に外国から賛辞を寄せられているが、暴徒化されていないだけで、現実はどうしても、我が身大事にきれいごとで済まない、世界である。

◇モノレール万願寺駅付近
全くその姿が見えない、モノレール万願寺駅付近のセルフのGS目指し、物凄い行列である。浅川護岸脇の道が、ぎっちり埋まっている。道幅も狭く普段、殆ど車の通らない道も、こんなありさ
まである。

◇果てしない行列
果てしない行列は何処まで続くやら、「ふれあい橋」を越えて、延々と続く行列は川崎街道方面へ、際限なく長引いている。

セダン、ワンボックなど車にまじり、オートバイもある。中には完全にガス欠し、行列が動く度に、手で押しながら、走り懸命に行列の順番をキープしている。こんなことをしながら2時間はかかりそう、排ガスをまともにくらい、せめて止まって居る間はエンジンは止めて欲しいと、訴えていた。「頑張れ」とせめて声をかけるぐらいで、何することも出来なかった。


その間、ようやっとローリ車がやってきた。動かなかった行列が、漸く動きだした。


ガソリンの枯渇は一時のことであろうが、人間の血流と同じで、流れが悪くなると、立ちまち、マヒしてしまう。


輪番停電

2011-03-15 10:11:00 | 天災襲う


「輪番停電」と言う、聞き慣れない言葉を使い人心をまどわせるのか、計画停電が急遽決まり、嫌がおうでも、それに従わざるを得ない。
しかし、情報の流しかたがメチャメチャである。肝心かなめの自分の住まいが何処のグループに属するのか、判らない。同じ市内でも神経細胞のように張りめぐらされた送電網は複雑に入り組んでいる。従って同じ市内でも、2グループ、4グループ有り、町名レベルまで落とさないと判らない。
(15日の朝日の朝刊でも、町名まで細分化された情報が流されず、同じ市が2箇所のグループに表記され、詰めの甘さは新聞にまで及んでいるのに驚く)
14日、肝心要の東電ホームページでは其処まで細分化された情報が流されてなかったが、色々探しまくった結果、ケーブルTVで漸く見つけた。
そんな背景から問い合わせ殺到するからと、輪番停電の実施直前になって、行政からこんなビラが漸く配布され、併せて防災無線から、反響しエコーのかかった聞き取り難い通報がガンガンと騒ぎ出した。こうしてインターネットに無縁な年寄り層まで、自分の所属グループがようやっと末端の所に伝えられた。
当日、予定されるのが9:20~13:00、18;20~22;00の2回も停電予告されたが、やる、やらないでぐらつく情報の中で身構えたが、結局停電は回避された。

何時までこんなことが続くのか、来るならこいと、か細いローソクで、ささやかに、今まで経験のない、輪番停電に備えている。
天気予報によると寒の戻りがあるようで、暖房機の利用に繋がり、電力の供給と需要のバランスが崩れ今度は避けられないであろう。

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/