春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

暑さに負けず朝の儀式

2010-08-29 20:54:00 | 多摩の四季

もう、8月も終わろうとしているのに、何てこったろうこの暑さは、ついつい愚痴をつぶやきながら、一向に先の見えない秋の気配に今日もまた朝散は続いている。
市内では一番ののどかな田園の姿を残す堀之内の集落を過ぎて、日野バイパスの坂下を横断する。何時もなら車列が渦巻き、時には7、80㌔の猛スピード飛ばす幹線要路も流石、土曜の6時台は車の影もなく、赤い舗装面に真っ白い誘導標識が鮮やかに飛び込んでくる。ご覧の様に殆ど雲も僅か、照り返すお天道さんは容赦なく狂ったように襲いかかる。どんなドジな運転をしたのか、道路中央の点滅灯は激突されたまま、無惨な姿を晒していた。

もうこの時刻でも路面の照り返しで恐らく30℃は越えているであろう。お天道様に触れるとナメクジの様に溶けそうなので僅かな日陰を選びながら、住宅地を東下し、高幡橋で折り返し、日陰の全くないが川沿いの僅かな風を頼りに浅川護岸を西下する。専用道は歩行者と自転車が区分されているが僅かな間隔で音もなく
猛烈な勢いで走り抜ける暴走車など危険と隣り合わせで油断も隙もない。先方に見える白い搭はふれあい橋で遥か彼方にうっすらと富士の峰がかすかに見えるが、延々と道が続く。

道沿いに国土省の警告旗がたなびき目を引く、この浅川は流れが急で、上流の雨で急速に水位が上昇する。
特に最近はゲリラ降雨が局地的に襲い、この辺が好天であっても、濁った濁流が激しい降雨を物語る。
河川敷にこの近くでバーベキュウも見受けられる。自然を舐めれば一瞬にして渦のなかに、注意しておけよということらしい。
市民プール脇に到来し、この暑さの中、目一杯汗をかき、走るランナーや輩と同じようにひたすら歩き組の姿も見受けられる。すれ違いざま既に仕事から離れた、上がりの世界の人種でこの炎天下の世界にかけているが、水筒をかざし、意連れも険しい顔をしている。

暫く続いていた川筋から外れ、用水路沿いに針路変更、赤いシャツに短パン姿の己はごく平然と装っているが既に家を出てから1時間半を経過し、かなりの疲労に引きずる様に歩を進め、最後の10数分にかける。
何とか本日のノルマは達成出来そう。無理の無い範囲で背負い込んだ朝の儀式はこうして続けられるが、暫くは好天続きにエンドレスで休みはなさそう。

賑やかな駐屯基地

2010-08-25 11:53:00 | 家族の絆

夏休みにカリン姫を預かる
勝手知ったる我が家に、ジジ・ババがお友達感覚で付き合ってくれるので、来る前にあれこれとプログラムが用意され、色々なメニュウに付き合わされ1日が賑やかに繰り広げられる。
しかし、この狂った猛暑に殆ど外に出られず、自ら一丁前にインドア派と宣言し、家の中で相手をさせられる。
拙宅には孫娘の前線基地として、赤ちゃん時代からのおもちゃ箱が主の居ないまま置かれ、何時もならそれをひっくり返して遊ぶが、成長と共に遊びも高度化して、段々寄りつかなくなった。

パソコンのネットワークの世界でモリナガのサイトで幼児向けゲームコーナー準備されている。
カリン姫から、我が家のパソコンの立ち上げまで、出来ないので、そのゲームで遊びたいと、その画面を呼び出して欲しいとせがまれる。
早速、検索システムで呼び出し、そのTOP画面が出てくる。
お手伝いは其処まで、ジイジは引っ込み、カリン姫にバトンタッチ。
グラフィック画面上に沢山のメニュウが準備され、それをクリックすると、個別のゲームの世界に入っていける。
画面のメニュウーを読みながら、マウスパットの操作も鮮やかにドンドン個別の画面に入っていく。
背後で只見ているだけ、余計な口出しは最早無用で怒られ、画面に向き合って自分の世界に入っていく。

日頃、親の操作を見よう見まねで、覚えたのかカーソルの移動、クリック操作など、難解なマウス操作もお手のものである。
何十年か前に、我々が最初にパソコンと向き合った時に四苦八苦した当時を思い出すと、この滑らかな操作感覚に何とも恐ろしいかぎりである。
未だ、幼児の世界の抜けないテカテカの1年生に向かうところ敵なし、吸収力の早さにどんどん大人の世界に入っていく姿を目の前に頼もしく、見えてくる。
しかし、それも飽きると次から次へと、遊びのメニュが変わり、意のままに走るお姫様のサポーターも付いていくのに四苦八苦する。
数日の経過に予約の時間も来た様で、そろそろ姫もご帰還召される。朝起きてから、寝るまで息つく暇も無く姫の元気パワーを貰って、賑やかだった我が家も一気に元の空洞化の世界に戻る。

この暑さの折りに遂に成仏

2010-08-19 10:25:00 | パソコン・電子製品

1986年生まれのナショナル製F-C309Bの国産品も既に24年目を迎える。
随分使い込んだが、寄る年波に叶わず、遂に成仏させた。

本体の樹脂部分はご覧の通り、弾力性を失い、薄い部分はすでに割れ,ボロボロで樹脂片が割れて飛び散り長い歳月に劣化を物語る。
見てくれはともかく、羽が廻ればと思うがそれも怪しくなってきた。
送風切り換えに「弱」「中」「強」の3モードを持っているが、「弱」では「ウンウン」言ったまま起動がかからず、「中」「強」で漸く回り始める。「弱」で電源を入れたまま、放置すればモータ過熱、火災の事故にも繋がりかねない。一旦回り初めても、モータのバランスが悪く、妙な音を出しながら風を送るので、実に騒々しい。
それでも、扇風機をばらし、清掃しモータの軸受け部分に油を入れるなど、延命処置をするも、暫くは無音で快適に送風するも、暫くすると、再び元の状態に戻ってしまう。
何度も蘇生させても、束の間の蘇生に、早く成仏させてくれよと、俗世界からの離脱をのぞんでいるようでもあった。
「もう交換したら」の声に敢えて、逆らい一夏に一回はオーバホールして延命工作したが、「火事でも起こしたら」の声に遂に諦めた。

量販店に行くと、安いものがあるある。しかし、メーカー名は聞いたことのない名前ばかりの中国製で国産品は既に駆逐されてあった。
信頼性に一抹の不安もあったが、低価格の売りにすでに選択の余地はなかった。もし壊れたら、結構高い修理代。壊れたら治すのではなく安いものを買い換えるのが、売り手側の戦略のようであった。
機能面にさほどの差がなく、目に止まった適当な中国製を購入する。先代のナショナル製は500円の供養代を払って、処分して貰った。
先代に代わって二代目はメイドインチャイナが我が家に進出した。この糞暑い一夏を越えるために、3台の扇風機がフル稼働している。何時まで彼らに世話になるのか、暫くは暑さとの闘いは続きそうである。
それにしても、扇風機までも消耗品に代わってしまったのであろうか、隔世の感がする

八王子サイエンスドームへ

2010-08-16 16:58:00 | 家族の絆
<サイエンスドーム>

35℃を越える連日の猛暑。炎天下では恐らく40℃近く、こんな物凄い暑さ、日中は流石人影さえ余り見かけられないない。夏休みで折角来宅したカリン姫、家に閉じ籠もりも、ストレスも溜まるが、こんな暑さに連れ出すのも、炎天下に溶けそうで躊躇する。
「さ~てどうする?」もう小学生の手短に科学に触れ、学べる八王子大横町のサイエンスドームに、車で出かける。バスの乗り継ぎもあるが、駐車スペース90台もあり、車とした。
この炎天下に館内の冷気を思ったが、おや?と思った生暖かい空気に、なんとその日に限って空調が故障であった。館内は親子連れ、子供同志などそこそこの入りに盛況で、じっとしていても汗が滲む状態ながら、元気の良い子供は走り廻っていた。
<玉に手を当てると稲妻が手に寄ってくる>

ゲーム感覚に慣れた子供達が時代感覚に沿った制御装置で、光、雲が動き、思うがままに操作出来る。
見て、触れて、動かせる装置や、目の錯覚を利用した装置など身近に科学する機械が来館者を待ち受け、楽しみながら学ぶ事が出来る。色々興味を引く、動きや工夫された設備に子供は勿論大人も、結構はまってしまい、楽しい。

姫は細長い板状のピースが大量に用意され、造形ブロックに興味を示した。シートに上には何組かの親を交えた子供達が息を凝らし、丹念にコツコツと積み上げたブロックは等身大にまで及ぶ巨大な物も、作られてあった。
館の目玉はなんと言っても、サイエンスドーム八王子のシンボルとも言えるプラネタリウムの映写である。
定刻時間にこれから始まる旨の館内放送が流され巨大な映像室、入口に行列も出来た。
その特徴は、座席が一方向、階段状に並び、天井を仰ぐように横に倒れ、天井スクリーンにダイナミックに映し出された映像や星を見ながら、無限の宇宙空間に運んでくれる。
柔らかいナレーションと映し出される満点の星空に心地よく、床屋の台に乗せられ横になり、暗い室内とナレーションが子守歌となり、この暑さの中、思わず眠りの世界に入ってしまう空間でもあった。
非日常の宇宙空間に入った1時間弱の世界は何処までが現実で何処までが夢の世界か、とにかく気持ちよくゆっくり楽しめる時間であった。冷房が正常に働いていればもっと良かったが、これ以上の長居は限界であった。
外は多少の風に少し救われたが、更に突き刺すような暑さであった。
「満足したかな~?」

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/