春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

新たな生命が

2008-04-28 21:50:00 | 家族の絆

伜の所で、女の子が無事に誕生した。
娘の所が既に4歳となっているが、2人目の孫であるが何れも女の子である。
わくわくしながら、ガラス越しに御対面出来た。
「寝る子は育つ」ではないが、母親の体内から、開放されむさぶるように気持ち良さそうに寝ている。ガラス越しに新生児のベットが7~8人並べられ、我々も含め、その子の身内が大勢やってきて、同じように緩衝地帯越しの御対面である。
誕生日に合わせての順番のようであるが、期せずして此処で数日間は隣り合わせての生活で同医院の仲間である。
その表情は皆同じように見えるが、日に日に変わる姿に、独自の特徴有る顔形になっていくのであろう。
お腹が好いたのか、時には真っ赤な顔して、泣く子もいるが、そんな泣き声に、我関せずとばかり、すやすやと寝ている姿があったり、それぞれである。
壁には当院で誕生したばっかりで、ここから羽ばたいていった仲間の写真が一人一人、張り出されている。少子化と叫ばれている、時代にこの多数の赤ちゃんの写真に何とも、将来を逞しく夢を持ちたくなる気分になる。
さあ、懐に何時抱けるか、じっくりと時を待ち、その感触を確かめたい。

亡き兄の遺影を追って

2008-04-25 06:51:00 | 家族の絆

今月が兄の命日ともあって、仏壇にお線香を上げてきた。
普段、幕末の志士を追って他人様の墓巡りは良くやるが、身内に疎遠ではと多少の自戒をこめての仏様の供養にと思い立った。
生前は何度か訪ねたが、西鎌倉までの遠方、亡くなってから既に10数年経ち、既に兄貴の歳を越えてしまった。
昨今の原油高騰のおり、車での訪問は避けるべきではあったが、東京の外れから遠路鎌倉まで無謀にも車を使った。環境汚染の償いに、冷房は止め、急発進は避け、控えめなアクセルの踏込みにクリーピング走行を心がけで省エネ化を図ったら車間距離が空き、せっかちな車がドンドン割り込んで来る。16号から保土ヶ谷バイパス 、横横(横浜・横須賀道路)から日野ICで降りて、写真の大船のモノレールを頭上に見ながら、狭く、入り組んだ道を通りながら、何とか西鎌倉に辿り着く。しかし10数年前の記憶は既に何処変え吹っ飛び、ナビ設定に近隣に付いたが、住宅地の真っ只中、似たような家ばかりで、見つからず、狭い路地を怪しげに物色するように、付近をくるくる探索した。人影の少ない宅地に、幸いにして近所のおばさんの井戸端会議を見付け、其処に割り込み、漸く訪ね当てた。
家に上がり、庭先の納戸の小屋はそのまま、趣味の電気機材が満載で学校に寄付し、軽トラックが満載なった当時のことが、少しずつ蘇ってきたが、主が変わって息子がそのまま趣味の場所で使っているようである。仏壇前で線香をあげて漸く辿り着いたこと、まだまだくたばらないぞ、なんていきがってみながら手を合わせる。
電気試験所から電機メーカーへ、俗に言う天下りであるが、電機関連の趣味に秋葉のジャンク屋(中古品屋)のように電機機材に埋もれた中で、仕事も趣味もその道に生涯走り続けていた。
そんな背中を見ながら、感化されたのか一回り違うが、己も同じように電機会社に勤め、多少なりともその道に足を踏み込むことになってしまった。
「まあ~良く来たな~」とでも言うように仏壇の向こうから、遥か彼方の昔を思い出しながら対面は果たせ、何となくほっとした。
横殴りの雨の中再び、愛車で我が家へ、神経を磨り減らしての運用走行はそろそろ限界かなと思いつつ、ぐったりしながら、何とか気ままなドライブは終わった。
愛車の背後は閉じられたままのガレージ、兄貴の車は未だ健在で更新されているが、ほとんどこのガレージで眠っているようであった。


事態は深刻 市立病院

2008-04-15 07:10:00 | こんなことに腹立つ

近代的な設備を持ち、市内で唯一の総合病院として、市民の体を守る、大事な施設である。

◇専門医不足による混乱
ところが「市民に信頼され、選ばれる病院」という病院基本理念は大きく揺れている。
昨夜(4月14日)ふとTVのニュースをみていたら、当病院の院長さんが、インタビュアの質問攻勢の中に呆然と失念したようにインタビュウーを受けていた。
常勤の小児科医の先生が3人体制で維持されていたが、そのうちの2人が3月まで退職、残り1人も6月に退職という、深刻な状態にあり、担当窓口に予約は×の張り紙がリアルに映し出されていた。
現在233人の出産予定しているが、同病院では出産出来ない可能性もあり、他の病院への受け入れを紹介するぐらいに深刻な状態を迎えている。
元より、小児科医の補充は予定しているようではあるが、思うように集まらず、見通しの見えないまま、大病院のメンツもかなぐり捨て、当面の対策に、門を閉ざすことになってしまったようである。
過酷な労働環境、医療責任など直ぐに訴えられる社会環境などリスクの多いものだけに小児科医になり手が少なくなってしまったのだ。
過疎化が進んだローカル都市で、産めたくても、産められないと云う事態は報じられていたが都心の近郊都市での足元でまさかこんなことに成っているとは思えなかった。
新しく病院は建てられ、町医者にはない高度な医療施設を持ちながらも、判断するのは専門医であり、その専門医が居なくなるという事態は防げなかったのであろうか・・・。
少子化対策と言いながら、生まれるべき環境がこんな状態では益々、出産不安に、陥ってしまい、益々この国は淘汰されてしまうのではと心配である
後期高齢者などと残酷無知なネーミングで差別をつける保険制度も非難の嵐の中、4月から事務的な扱いで施行され、腹を立つが、大事な生命の誕生まで脅かされる、益々住みづらい世の中になってしまった。




◇悲痛なメッセージ
そんな中で医療制度改革の渦に病院再編、診療報酬の引き下げなど病院経営は厳しい状況にあり医師、看護師不足など深刻な状況にある。
「外来の患者様へ」と病棟でこんな悲痛なメッセージがあった

平成18年度は、内科医師の退職や異動のために内科医師が減少する。
当院は2次救急病院なので昼間は救急外来での救急診療、重症患者の対応を優先して行い、軽症の方は開業医の先生にお願いする病診連携の体制をめざすため、医師の欠員で補いきれない再診外来は一部閉鎖になる。
従って予約外で軽症の患者は待ち時間が長くなるので、高血圧、かぜ、高脂血症などの診療は開業医にかかり、専門性や重症度のため、当院が必要の場合のみ紹介で受診するようお勧めする。
・・・とまあこんな風に、膨大な患者数に対して、受け入れ体制が限られているので、なるべく他のお医者さんに見てもらえと言うお願いでもあるようである。

◇現実は限界状態、唯待つだけ
こんな受け入れ体制から、往診を受け、次回の予約を取って行っても、ともかく辛抱強く待ちの姿勢で望まないと、普通の感覚ではイライラは極限に達する。
アルファベットで予約番号は一応システマチックに管理されているが 一人の医師が担当する患者は約200名と休む暇なく、フル稼働状態で裁くのが精一杯の限界状態にある。
こんな過密なスケージュールの中で、十人十色の患者さんを果たしてどこまで、深い入れした診断が可能であろうか、人間のやることだけに素人目にも、限界と思わざるを得ない。
専門の検査を受け、2~3時間待ちの挙げ句のはて、カルテの検索含めその間1~2分の瞬間往診、果たして何処まで、信ずるべきか、不安になってしまった。

花に浮かれ平山城址

2008-04-07 16:14:00 | 多摩の四季

季節を伝えるように花が一斉に開きだした。
都心部では既にピークを過ぎているようであるが、多摩地域では未だ未だたっぷり楽しめる。変わり易い春の天候であるが、ここの所、比較的天候が安定している。風がなければ長袖シャツ1枚で充分過ごせ、熱くも寒くもない、ポカポカ陽気は一気に吹き出した花に誘い出される。まさに四季の変化を感じるこの時期が一番良い時期ではなかろうか、家にじっとしていることが何となくもったいないのである。
この周辺では浅川縁、平山城址公園、多摩動物園と近隣に桜が沢山咲いており、ちょいと歩いて行ける所にある。手っとり早く、弁当と御神酒を下げて花見の宴が開けると言うことで平山城址公園へ行ってみる。
桜は既に満開、時折吹く風にヒラヒラと花びらが落ちて来る、最高の舞台装置の中で贅沢な宴を持った。

ご覧の通り、花吹雪の舞のなかに、吹かれながら、容赦なく降りかかり、花びらが日本酒や御馳走にまじり、桜酒で一杯は此処ならではの世界ではなかろうか・・・。
下界から当地まで急な坂道を登った先がここ城址公園であるが、普段の朝散では多少の息切れを感じるが、今日のバックにはビール、日本酒「一之富鬼」「日本盛からくち冷酒」それに酒のつまみを大量に買いこみ、重いバックは肩に食い込みこの急坂に息切れ、倒れこむように会場に辿り着いた。
そんな辿り着くまでのストレスからの開放から、意地汚く一気に馬食鯨飲、はじけるように花の宴に浮かれてしまった。
この花の下で華やいだ気分で未だ味わえる五官に感謝する。

春の豆台風襲来

2008-04-05 21:18:00 | 家族の絆
春休みで幼稚園ながら重い呪縛を解かれ、ジイジの家にやってきた。
泊まった翌日は残念ながら1日雨、ハッスルお姉さんは元気元気で持て余し気味次の日、一転して好天気。さて何処へ行こうか?。桜の花も満開、昭和記念公園に行こうワン公を連れてきており、園内に入れるのも此処がベストであろう。
所が肝心のお姉さんが、2日間連日のハッスルで、疲れたのか、車中ではダンマリ状態で怪しいなあと思ったら、案の定、電池切れ状態で口も重いし、横浜の坂道で鍛えた足も中々思うに任せず、ご機嫌斜め。起伏の激しく駄々こねる姿は未だ未だ赤ちゃんそのものに寄り戻ってしまった。

園内は桜は満開。手入れの行き届いた花園に原色豊かな花があちこちで開き、豊かな気分に包まれる。

バレリーフィニスの紫が鮮やかに輝き、絨毯の用に敷きつめた姿が見事であった。
猛烈な風が徐々に強く吹き出し、砂ぼこりが舞い、折角の花見頃もお姉さん同様荒れ模様であった。
風除けを探し、弁当を開き、お腹も納まった頃、お姉さんの気分も、序々に充電される。
帰る頃になって、ようやく複電し、普段のように口も軽く、元気を取り戻す。
家に帰って、一番暇そうなところにターゲットを絞って「ジイジ遊ぼうー」とお友達感覚ですり寄って来る。面倒とは思っても、何時まで声がかかるのか解らず、僅かな出会いを大切に
魚つり、ハムハムハウスと次から次へと出てくる、おもちゃ攻勢にお付き合いする。



駐屯基地化された我が家にも、赤ちゃん時代からのおもちゃ箱も
しっかりと何があるかを覚えており、来宅前に
そのおもちゃの名前を次々に読み上げ、一緒に遊ぼうねと宣告予約される。

◇特技の塗り絵
その一つの塗り絵
手早く、色エンピツを取っ替えひっかえドンドン塗りつぶしていく
「ねえ、ねえ素敵でしょう」

目の前でこつこつと真剣に書き上げた塗り絵を自慢そうに
見せてくれる。「うまいねえ」とほめてやると
返す言葉に「コーデイネイトしているんだよ」と言われ
じいじの返す言葉も無く「・・・・??」
前、送って貰った塗り絵はただ、色を塗っていただけであったが今度は配色を考えながら、しっかりと、絵がさまになっている
何処で、どう覚えるのか、その進化振りに、ただただ驚くばかり何か解らぬ、鼻唄まじりに、一日、静まることはなく、就寝するまでパワーは全開で、元気、元気

その成長ぶりをと思いながら、抱き上げようとしたら既に18㎏で
ズンと重く、逞しく育っている。


ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/