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大きな大八車に乗せたタンク何であろうか
水を貯え、石炭を燃やし蒸気を発生させる
この蒸気で給水ポンプをまわし、給水を加圧する。
加圧された水を噴出させ、放水する。
消防ポンプの先駆けである。
産業革命で牽引役を果たした蒸気動力による給水ポンプ
に使われだした。
イギリスで普及したのが、幕末期の万延元年(1860)
その10年後、当時の最先端を走る欧米文明の産業機械
として明治3年(1870)に輸入された。
その約30年後に登場したのがこの国産品である。
「エッサー ホイサー」複数の消防士の引手によって
火事現場に向かって行く。到着後、釜の石炭燃料に点火、
20分後にお湯から蒸気に変わり、
蒸気が昇圧し、ポンプを廻す。
徐に給水開始し、消火活動が始まる。
一時を争う消火活動であるが、当時はこんなのんびり
した物であった。
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江戸時代は火事の時、印半纏を着た火消し達は手に道具を持ち、一番のりをめざして現場に駆けつける。
現場では火消し札を 立て、屋根に登り、まといを立て、組の持ち場を内外に知らせる。
その後、鳶口、刺叉、のこぎりなどで家を引きたおし 建物を破壊し火の燃え広がりを防ぐ。
消火後火消しのヒーロが凱旋するように朗々と、「きやり」を唄いながら、引き上げる。
火の粉から身を守り、「刺叉」などで廻りの家を取り壊す「破壊消火」の方法が取られた。
揃いの半纏姿。組のステータスである纏を
かざし、行列を繰り出す。
江戸火消しのこうした、いなせな姿は守られている。
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空からの画像情報の撮影や転送、高所の消火の支援
離島や山間僻地での救援支援
陸から空から多角的な近代化への歩み
高層化する建物に地上から消火、救援も限界に
何と言っても一飛び、
益々、その役割が増えていくであろう
屋上に一線を退いたヘリコプターが余生を送り
新宿の街を高いところから見下ろしている
江戸火消し、から現代まで、
見どころ満載の消防博物館であった。