春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

都会に情けが、 六本木

2008-11-28 17:22:00 | 旅先にて

赤坂、六本木、華のお江戸のど真ん中、○○タワー、△△ヒルズ、アカサカサカスと横文字のネーミング名が付けられ見上げリャ、とてつもないビッグタワー乱立し、街ぐるみ、地域ぐるみ、大型の開発が進みふらりとやってくる田舎者には何処が、何処だかさっぱり判らない。
まして、一歩脇道に入ると、曲がりくねった道と、榎坂、うどん坂、南部坂、薬研坂、乃木坂、安鎮坂、ころび坂etcと赤坂だけで20近くの坂道が網の目のように走っている。
起伏の激しい立地を無節操につなぎ合わせた江戸時代あるいはそれ以前からの名残をそのまま引き継いでもいるようである。
そんなことから、そこを根城にしている連中なら未だしも、よそ者には判り辛くしているようで、一旦迷うと袋小路に入ってしまう。
周辺は江戸城を囲むように大小の有力大名が多数住んでいたが、ご維新と共に屋敷は払い下げられ中央官庁街に企業のオフイスビル街に変貌していった。都会の一等地として多くの人を抱え込み、其処から吐き出される人の渦で埋まり、絶えることが無い。当たり前のことだが、この雑踏の中これだけ多くの人が行き交い、人との関わりを余り持たず、よそよそしく無関心で居られるのも、都会の姿である。

そんなところで六本木の交差点の案内板の前で、地図をかざし、目指す目標の○○ビルの方向は確かにこの方角で間違いないと思うのだが、置かれる周囲の状況から自信持てず、しばしこの案内板の前で思案していた。
その姿に背後から、お嬢さんが声を掛けてくれ、「どうしましたか?」と助け船。
「そちらの方向に、間違いありません」の一言が天の神に思え、嬉しかった。礼もそこそこに背中を押されるように自信を持ってそちらに向かった。
ん~ん、覚めた都会の中で、人と人と関わりが薄い時代に、極く稀であろうが思いやりや、情けが脈々と続いているのだと改めて、感心させられた。
それが、若い女性であったことも、幸運であったのかも知れない。(笑い)

お上のむだ、文部科学省庁舎

2008-11-25 15:57:00 | こんなことに腹立つ

話題の篤姫の篤姫輿入れを追って渋谷別邸から江戸城を目指した。
都心の一等地にお上の官舎が集中している場所でもある。ぷらりと歩いてこんな所があることに驚いた。
外苑通りを飯倉方面へ左側に外務省飯倉公館がある。ものものしい鉄格子に囲まれた中に隣接の建物から一際目立つ金色の壁、栄耀栄華を極めた建物が眩しく目に映る。如何にも豪華な建物、VIPを迎えるに相応しい建屋なのであろう。昭和46年に竣工し、外国の要人を迎え会議やレセプション、外交関係の会議などに使用する外務省管轄の施設である。但し、公館は何時も眠ったままで職員が使う程度の宝の持ち腐れで、予算消化に大量なワインを購入したことが国会で問題指摘された無駄遣いの典型的な場所であった。

虎ノ門の一角の立派な文部科学省庁舎である。
外堀の発掘調査の展示があるので寄ってみた。

1Fの一角に立派なラウンジ、パンフレットなどを閲覧しながら、くつろぐ事ができる待合いスペースがある。所が庁舎の敷地内にあり、外から隔離された世界であるせいか、利用者が全く居なかった。恐る恐る中に入って見ると、写真の通り2~30席もある大きな空間に無人のまま、大きなスクリーンに庁舎の歴史など映し出され、ダイナミックな音声が館内に響きわたり、ご案内していた。
一人で独占するのも、何となく落ち着かず、すぐさま出てしまったが、たまたま居合わせる人が居なかったのか、折しも外は寒風吹きまくる初冬に、此処は暖房が効いた別天地の世界が何とも違和感のある空間であった。
お上のこれが総てとは言えないだろうが、明日をも知れぬ不況風が吹きまくる世の中、ムリ・ムダを省き徹底的な省エネ化、スリム化を図るご時勢に、こんな所もあるのだ。
現実離れした空間に溜息、思う所は貧乏人のひがみなのだろうか。

産業まつりにこんなの参加

2008-11-17 11:57:00 | 野次馬見物

近くで市をあげて産業祭り行われた。
生憎の天気であったが、野菜の購入に駆り出され、傘さしながらの祭り行きであった。
折角の祭りであったがこの雨に、ステージの催しは中止であったが、地元の農家が供出する野菜のコーナだけは人の群れなす、賑わいであった。
公園の一角に恐らく初めての参加であろうか、多摩動物園からの参加もあり、大小の牛2頭も芝生の片隅の冊の中で、寝そべっており、暇を持て余していた。
まあ、こんな雨の中、子供達との触れ合いもなく、我関せずと喧騒の会場に此処だけは別世界であった。子供との触れ合いはせめて、これらのおとなし系の動物と思った。
遠目に係の職員がかいがいしく蛇を抱えていたが、良く有るおもちゃにしては良く出来ているなあと思ったら、胴体の一部が怪しげな動きに戦慄が走った。
ひゃあ~オモチャに非ず、本物であった。

こわいもの知らずの子供達が、蛇の顔の近くに寄り、手を差し出している。
チョロチョロとまさに赤い舌を出す姿に、鳥肌立ち、思わず腰引けるが、子供達は平然と手を差し伸べたままであった。
苦手の爬虫類の中にあっても、毒入りのマムシ、山かかがしを思い出し、恐ろしい、怖いが先に出てくるが、子供達にとっては愛玩動物の一つに過ぎないのであった。
蛇と一体となった職員の姿にこんなに仲良しなんだよと、アッピールしているようであったがやはり、これ以上の距離は二の足を踏んだ。

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/