目覚ましい技術の発展はあらゆる分野で日常世界に浸透している
特に凄いのはスマホとか情報端末で誰でも持て、何時でも何処でも場所を選ばず対話や情報の交換が出来る。
そんな背景から、固定電話はスマホに置き合わっていく傾向にある
手続きなど、従来の紙ベースから、スマホやパソコンの情報端末の情報に置き換わっている。
日々の情報もこの端末からリアルタイムに入って来る時代なのである。
そんな環境の中、ある会合で歴史の仲間である、『あさくらゆうさん』が亡くなったことを知った。言葉で伝わる情報に限界があり、それ以上は判らなかった。
そもそも、歴史には無縁であった輩が、歴史の渦に入ったのも、ゆうさんとの出合いが大きかった。
そのゆうさんもその後、丹念に現存史料を読み込み、さらに全国各地で新史料を発掘する第一人者の先生に変わっていた。
多数の出版物は従来の根拠不明の浮説を廃し、幕末史や新選組研究に新たな地平を拓く、先生として多数のファンに支えらていた。
<浅川の河原に降りて、水草「みそそば」を採取する、ゆうさん>
<常磐共有墓地には忠魂塔や大量な殉難志士の墓が整然と立ち並び、思わず数の多さに、息を呑む。
案内するゆうさん>
何故、どうして亡くなったか当時の情況を早速ネットで調べた。
◇亡くなるまでの経過
病院に入院し、治癒を受けていたが、その間の様子を友人との間で連絡取り合っていたが
病院では手の施しが出来ない末期の宣言を受けていた。
当人は病院から離れ緩和ケア施設に移動した。
規制のかかる中、何とか延命出来ないか、友人との面会の約束までして、其の日に友人が
駆け付けたが、既に間に合わなかった。
◇衝撃的なメッセージ
そんな環境の中、以下のメッセージが残されていた
· 2023年8月14日
·謹告
医師より本年中の死亡宣告を受け、現在ホスピスへの転院探しをしております。
万一死去しても誰かには伝わるようにしますので、ご理解賜りますようよろし
くお願い申し上げます。
私信、いくら検査器具は優れていても日医大はお勧めしません。
· 2023年9月6日
明日緩和ケア施設
◇逝去
· 2023年9月15日
ケア施設に移り、間もなく、急性骨髄性白血病のために死去。
突然の旅立ちであったが、同好の方々に親しくお付き合いの感謝の気持ちを込めて、挨拶されている。