恒例のぶどう狩り
今年は例年にない大雪に見舞われ、雪の重みで棚が崩れ枝毎、
倒壊した。完全におじきする惨めな姿に、枝にもかなりの
ダメージを与えたのではないかと心配する。
毎年ぶどうが豊潤な時期になると、甘い匂いが周辺に漂わせ
るが、蛾の幼虫が何処からとなく、やってきて、食い荒らす
ぶどうの天敵がやってくる。
その根治に天敵が現れる前に、地中の虫退治に3月頃の土の
入れ換えを実施するなど色々取り組んでみた。
毎年のことながら強烈な匂いの石灰硫黄や薬品散布に殺虫、
殺菌を図った。
やがて芽が出て、粒になって成長するまでは順調であった。
日に日に変わっていく姿にわくわくし、ブドウ棚に日参し
た。雨の影響か、葉っぱの病変で枯れだし勢いを失い、
悄然とする。
袋を掛ける頃はさほど気にならなかっ方が、時間と共に葉
が枯れどんどん枯れが広がっていく。
収穫を前に、甘い匂いは何時ものようであるが、袋の中は
成熟にばらつきがあり、なかには既にミイラ化している
ものもある。
出来ばえは全く期待外れであるが、ちびさん達を呼んで、
ささやかなぶどう狩りで楽しんで貰った。
アカリ姫は昨年は狩り取った房の手渡し役であったが、今年は
梯子を上り、房に手が届く位に、成長した。
直にはさみを持ち、房を切り落とす役割を楽しんだ。
袋にその姿を隠しているが、枝から切り離し、手に伝わる
重さに、「これは大きいよ」と手渡していた。
慎重派、高所に、ためらうカリン姫も、アカリ姫のはさみ裁きに
刺激され、一回り大きい自分も梯子に登らずを得なかった。
こうして、狭いブドウ棚の下に入って二人で房を落とした。
比較的揃った房をかざして、あっと言う間にブドウ狩は終わった。
成育まで半年掛かり、正に手塩を掛けて育てた成果物も
狩り入れに30分もかからず、一瞬にして終わってしまった。
真っ黒な成熟品が本来の姿、少し赤みの未成熟品、正に玉石
金剛である。育ちの良いエリー-トだけを選んで育ててゆき、
選に漏れたものはドンドン落とし、品質を高めていくのが
プロの世界。
良いも、悪るいも粒がついたら総て育てる貧乏根性の素人
栽培。まとまった山に一見多そうだが、これで去年の6割りと
不作であった。
ああ、これで今年の収穫は終わり、ブドウの栽培は難しい
今年は例年にない大雪に見舞われ、雪の重みで棚が崩れ枝毎、
倒壊した。完全におじきする惨めな姿に、枝にもかなりの
ダメージを与えたのではないかと心配する。
毎年ぶどうが豊潤な時期になると、甘い匂いが周辺に漂わせ
るが、蛾の幼虫が何処からとなく、やってきて、食い荒らす
ぶどうの天敵がやってくる。
その根治に天敵が現れる前に、地中の虫退治に3月頃の土の
入れ換えを実施するなど色々取り組んでみた。
毎年のことながら強烈な匂いの石灰硫黄や薬品散布に殺虫、
殺菌を図った。
やがて芽が出て、粒になって成長するまでは順調であった。
日に日に変わっていく姿にわくわくし、ブドウ棚に日参し
た。雨の影響か、葉っぱの病変で枯れだし勢いを失い、
悄然とする。
袋を掛ける頃はさほど気にならなかっ方が、時間と共に葉
が枯れどんどん枯れが広がっていく。
収穫を前に、甘い匂いは何時ものようであるが、袋の中は
成熟にばらつきがあり、なかには既にミイラ化している
ものもある。
出来ばえは全く期待外れであるが、ちびさん達を呼んで、
ささやかなぶどう狩りで楽しんで貰った。
アカリ姫は昨年は狩り取った房の手渡し役であったが、今年は
梯子を上り、房に手が届く位に、成長した。
直にはさみを持ち、房を切り落とす役割を楽しんだ。
袋にその姿を隠しているが、枝から切り離し、手に伝わる
重さに、「これは大きいよ」と手渡していた。
慎重派、高所に、ためらうカリン姫も、アカリ姫のはさみ裁きに
刺激され、一回り大きい自分も梯子に登らずを得なかった。
こうして、狭いブドウ棚の下に入って二人で房を落とした。
比較的揃った房をかざして、あっと言う間にブドウ狩は終わった。
成育まで半年掛かり、正に手塩を掛けて育てた成果物も
狩り入れに30分もかからず、一瞬にして終わってしまった。
真っ黒な成熟品が本来の姿、少し赤みの未成熟品、正に玉石
金剛である。育ちの良いエリー-トだけを選んで育ててゆき、
選に漏れたものはドンドン落とし、品質を高めていくのが
プロの世界。
良いも、悪るいも粒がついたら総て育てる貧乏根性の素人
栽培。まとまった山に一見多そうだが、これで去年の6割りと
不作であった。
ああ、これで今年の収穫は終わり、ブドウの栽培は難しい