春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

怪光線に一瞬たじろぐ

2009-04-24 21:33:00 | 仲間との絆
大都会の真っ只中日比谷通りに面し、目の前が皇居が臨める所に東京商工会議所がある。
恒例の会社OBの懇親会が此処で行われる。
グループ会社含めての、宮使いに、渡り鳥のようにあちこちに移動転属しながら定年を迎えるが、それぞれの組織でOB会を持っており、複数の箇所から案内があるが、その一つでもある。
東京駅から地下道で繋がって居るが、帰りはアルコールの酔いもあって、敢えて地下道を通らず、酔い醒ましに地上に出る。多少の酩酊に千鳥足の怪しい足どりに、体を通り抜ける風が心地よい。
来る時はお天道様の残日に日は傾いていたが、未だ明るかったが、帰りはすっかり夜の帳に入っている。
薄暗い闇の中、無粋な塀に囲まれた姿は東京の表看板として更に大変身中の東京駅であった。
明るい日射しの中レンガ作りの重厚な東京駅がお馴染みの姿であるが、僅かな灯に浮かぶシルエット姿がまた別の顔を持つようで、これはカメラに納めなくてはと、やおらデジカメを取り出す。何時でも、何処でも、ポケットサイズの機動性を遺憾なく発揮しうる優れものである。
しかし、シャッター押した瞬間、予期しなかった怪しげな反射物体がアングルに入り、見事に写真撮影は失敗した。

時も時、怪しげな物体は遥か空中からならば、お月さまか、それとも宇宙からの謎の飛行物体か、突然現れた、その怪しげな物体に驚いた。
その画像をモニターで見ると反射物体は写真アングルの下からなので、少なくとも空中からではないことが判り、地表からのものである事が判った。
ん~ん、つまり撮影した瞬間に一緒に居た同僚が撮ろうと被写体の間に横切ってしまい、怪しげな反射物体がアングルを覆ってしまい、フラッシュで近接距離で反射し、肝心の東京駅は霞んでしまったのである。
しかし、東京駅とは別に、眩いばかりの見事な輝きに驚くばかりであった。はてその正体は工事中の東京駅から工事関係者の被ったヘルメットとも一瞬よぎったが、良く見ると"生のもの"である事が判った。
思わぬ時間に東京駅での回向の出会いにに感謝する。
「回向に向かって2拝、2拍手、1拝」 「はあ~これで厄除けが心置きなく出来た」

かりんちゃん晴れ舞台

2009-04-20 13:59:00 | 家族の絆

エレクトーンの発表会が予定され、当日、着飾る淡いピンク色のドレスも付けてその練習ぶりを披露して貰った。その演奏曲用に用意された電子媒体を差し込むと、丸でオーケソトラのような複数の楽器から鳴らされるバック演奏の中でリズミカルな「こぐまのマーチ」が演じられる。エレクトーンの前に座ると、真剣な顔をして、もう別人のように、演奏者の顔になっており、見事な指捌きに、ただ感心する。

いよいよ発表会、じいじ来てねと約束したが、会場は東京の西の外れから2時間以上かかる横浜の新杉田であった。往復5時間近く、しかし演奏は5分程とも思えたが、此処は娘孫の晴れ舞台にと行かざるを得なかった。大勢の出演者に動員された家族に縁者が見守る中で、出番で呼び出され、ステージの隅からスポットを浴び、エレクトーンに着座、流れるように自分の持ち回りを果たし、無事に演奏は終わった。あの高いステージに大勢の視線を浴びながら、物おじすることなく、堂々としていた。

幼児から始まり、小中学生から大人まで、曲目の難易度が高くなっていく。後半近くにママの登場、専用カメラで捉えた映像がオーバヘッドプジェクターで大きく写される。プロの演奏会のような演出効果でダイナミックな演奏が繰り広げられる。高度な演奏者のプログラムにはさまり、大分緊張したようであるが、かって離れていた時間を取り戻し、楽しく聞く事が出来た

全ての演奏も終わり、全員ステージに上がって花束の贈呈、ピンク色の衣装に花束を掲げる姫の姿を何とか納める事が出来た。親子2代の引き継がれた絆にホットしながら見届け家路に、眩しいステージ姿の残像が、何時までも残った。

殿入中央公園

2009-04-12 06:13:00 | 家族の絆
ママから預かった孫娘、さて何処へお連れしたら良いのやら
ネットで自然に包まれた殿入中央公園がヒットする。
八王子の山奥、新しく公園として開発されたようで、道も不確定で10台の駐車スペースでは余りにもリスク多く、電車・バスで利用して歩くしかないと、弁当持参で出かけた。
JR中央線で高尾駅下車、館が丘団地行きバスで町田街道を市街地から山間部に入って行く。
穎明館高校で下車、降りたのは我々だけ、民家も全くなく、学校に繋がる専用橋を前に町田街道から谷に向ける坂道を下って行く。人の影も見えず多少の不安もあったが遥か彼方に地図でみた幼稚園が見つかり、向かっている方向は間違いなさそうである。
静寂な山間の中、時折、シューと言う音が響き、紛れもないロング滑り台である事が判る。
多少、不安そうに歩いていた姫も勇気100倍、足どりも軽やかに、公園に目指す。
公園と言っても広大な山の自然の真っ只中に造成された、道と階段と遊具があるだけである。
階段の途中にマムシ注意の看板に自然の真っ只中に公園があることが判る。

自然の傾斜地を利用して、右側に見えるのが、ループ状に傾斜を降りる105Mのロング滑り台である。結構きつい勾配をループ状にして、余り加速しないように出来ているが、もう大人も子供も自然の中にダイナミックに駆け降りるスリりングな滑降に夢中になる。

専用のボードが用意され、床面がロールの上をボードに乗り、快適なローラの音をたて加速され、夢の世界に運んでくれる。
姫も自信を付けたのか、この登り、降りを飽きる事なく何回も挑戦した。
滑り台からご覧のように夢中になって、たっぷりご満足の様子である。

公園の山頂近くの傾斜地を利用して、大きな吊り橋がある。ネットでガードされ危険はないが
俯瞰出来る谷間に、姫も初めは警戒し、中々渡れなかったが、意を決して、ユラユラ揺れながら、一歩一歩吊り橋を渡り、対岸まで辿りつく。近くには4~5M程の高さのネットジャングルジム、金属からネットに置き換えたジャングルジムで冒険心を刺激する。
山頂の拾い空間はボール遊びに楽しむ子供建ちや、お弁当を広げる家族など、こうした自然の立地を巧みに利用した公園であった。
自然のなか、生き生きとした姫の姿に、楽しい一時であった。

じいじ 「遊ぼう」

2009-04-04 10:50:00 | 家族の絆

姫台風が横浜からやってきた。
姫の受け渡しが終わると、娘は横浜に帰るが、姫はそのまま我が家に残る。
ママ、ママと何時も背中を追っかけ、居場所は結局ママのもとに帰っていったのに、一人残されても動じない、逞しき姿に、こんなことは全く信じられない成長ぶりである。
元より、ママ、パパの厳しい監視化に置かれるよりも、何時も接っせられ、緩やかで甘~いジジババの方が居心地が良いのかも知れない。
年中さんから年長さんへ、遊ぶものも、思考し自己主張するような、お絵描き、パズル、絵本から任天堂のDSにまで及んでいる。DSは、その動きの早さと、画面上をクリックする扱いの早さに、ジジババは既に手の届かない世界に入り込んでいる。
DSについては夢中してしまうと、埋没し手が離せなくなり、深みにはまってしまう。程々にと言う事は厳しく言われているようで、余り長いと止めるように言うと、本人も心得ているようで、直ぐに止める。
お相手を迫ってくる姫についつい、おっくうになると、一人遊びの機械任せの世界にしてしまうのは良くないので、せめて居る間はお相手をしてやる。
「ねえねえ、どんなの選ぶ~」とDSのメニュウー画面の前に引きずり込み、こんな楽しいものをと一緒に共有化させ、友達感覚で着せ変え人形の衣装合わせまで、付き合わされるのである。(笑い)
限られた来宅時にクッキー作りも楽しんでいた。

渾身込めて造ったと言われる、中からジイジにもと、ユーモラスな顔の形をしたクッキーを貰った。
しっかり、記録に留め、有り難いと思いつつ、お腹に納めてしまった。
横浜まで、車で送り届け、渋滞の16号線にも関わらず、姫の絶好調の口マシンは留まる事知らずで、賑やかに、ああこの子のエネルギーの源は何処から、と思いつつ、たっぷりと鋭気を貰った。


御苑で花見

2009-04-01 10:42:00 | 仲間との絆
◇新宿御苑で恒例行事
毎年の恒例行事となってしまった新宿御苑での花見に今年も行われた。
元々パソコンのフォーラム知り合った方達との1年1回の集まりである。
わざわざ千葉から車で来られ、家族ぐるみで場所取りから飲食までの渾身的な舞台作りに乗っかってしまい、参加している。
好天もあって、何時にない花見ラッシュ、出入り口の入場券売り場も、延々とした長蛇の列に券を買うのに20分もかかってしまい苑内に入るの大変である。
上空より時々爆音けたたましく、報道用のヘリの乱舞に満開のサクラに押し寄せる人の群れを撮影しているようであった。

園内は人々の渦に、桜にはほど遠い芝生でも諦めて既に弁当を開いている群れもあった。
場所確保で案内して貰った場所は、枝にたわわの桜の木の下の最高の場所で、車座になって宴が開かれた。

気象庁やマスコミから桜の開花宣言され、10日以上経つのに、未だ未だ、満開にはほど遠くご覧の通り、蕾が固く閉じたまま、騒ぎまくる開花宣言が、花見の時期とは無縁のものと思い知らされた。開花を堺にあれだけ温かった陽気が一変し、寒くなったとか、色々言い訳しているが桜は正直である。
2、3日前の朝、空か白いものが、舞っている姿に、良く見たら雪が舞っていた。
そんな寒い折りに未だ2~3分咲きの御苑に臨時門まで開けられ、訪れる花見客は続々と詰めかける。中国人の甲高い声の歓声の群れも居れば青い目の欧州系の外国人も交じり、正に国際的な花舞台になっている。

◇桜の枝振りをバック

蕾の中にこうして弾けるように開いているものもある。僅かな桜の枝振りをバックにあちこちで「ハイ、ポーズ」とカメラ、携帯のシャッタを落とす姿があちこちで見受けられる。
一面に拡がる広場には殆ど桜も見えない場所にも、シートが敷かれ、丸く囲んだ輪の集団にたちまち埋まって行く。

何時も何時も、この日に家族ぐるみで来られる、仲間に助けられ、数少ない桜の中でも一番の極上場所を確保していただき、宴が開かれる。
城内放送では表向き、アルコール等の飲酒は禁じ居られているようであるが、酔っぱらって暴れないかぎり、黙殺しているようである。

◇年の経過を物語る
ほおをよぎる風は冷たいが、こんな時でも桜の木の下の花舞台でのビールは美味い。一年に一度輪の中に晴れて大学受験で見事合格したお嬢さんも常連として参加している。当初、未だ幼い幼児であった事をから、このお嬢さんの成長がこの宴会の歴史を物語っている。参加される諸兄の黒髪豊かなおつむも光輝いたり、白髪をなびかしたり、相応に年老いている。
参加する喜びに甘んじ、不覚にもちょっと深酒に酔ってしまった。

◇表向き、飲酒はご遠慮だけれど

表向き、飲酒はご遠慮下さいと、入口付近では唱えているが、皆それぞれ内緒で持ち込み、咲き乱れる花の下で、家族連れ 、アベックそれぞれのグループ、花見酒の世界に心酔するなど、皆それぞれ楽しんでいる。
老若男女、この花見に何とも好かれる国民なのだろうと思ったが、中には、中国語、英語が飛びの花見に、近況等々語らう話しに尽きない。
交う群れに、もう日本人だけのものでなく、国際的な場として此処御苑は有名な場所になってしまったのであろうか・・・。
今年は例年にない暖冬で、とうとう雪の姿を見受けられず2月は温かいまま、季節感のない冬で桜の開花は早く、恐らく4月1日ではソメイヨシノは終わって、八重桜か或いは葉桜かなんて、思っていたが3月になり、寒くなり、その分開花が遅くなるなどで、結果的にはドンピシャリの満開の時期に巡り合わせた。
寒さでじっと堪えていた桜も、人も一気に花開いた一時であった。
料理に酒に華やいだ晴れ舞台の下で、未だ堪能出来る喜びに浸った一時であった。


ようこそ松崎家の世界へ

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