毎年の恒例行事として北海道旅行はかれこれ5年前を最後に途絶えて
しまった。
まして、昨年の今頃は病の災禍に見舞われ、半年間は入退院の繰り
返し、悪夢の雑居房の世界に拘禁され娑婆に出ることさえ、許され
なかった。
その病魔も最悪の事態は近代医学に救われ、経過監視の状態にまで、
復活し廻りを見る、余裕さえ生まれた。
寄る年波に足腰の痺れなど、体全体が劣化し、悲鳴を挙げているが、
でも何処かへ行きたいと言う願望は衰えず、死火山のマグマが体の
中でくすぶっている。
そんな中で、北の大地が再び、手招きしている。あの広い大地を思
うがまま走るハンドルは握れないが、手招きに乗った。
所が、今年は北の大地が何時もの様子が違うぞ
計画時では予測もしなかった、台風が狙いすましたように、北海道
に襲来する。
過去に例のない、記録的な降雨がおとなしかった河川が暴れ出し、
土砂崩れ道路の寸断、街、畑などの冠水が生まれている。
道東を中心にインフラはズタズタにされ、復旧に見通しの経たない
ところまで生まれたいるが、それを覚悟で広い大地へ向かう。
◇羽田から釧路へ
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朝4時代、未だ脳味噌が眠りから覚めないまま我が家を出発し羽田
に向かう。
僅かなミニ旅行にかみさんはキャリーバック。混み合う人込みに
ずるずる引きずっての、JR、モノレールの乗り換えは苦難の行脚
である。
立川から羽田直行のバスが30分単位で予約無しで、パスモが使え
る事に飛びついた。
但し、満員の場合は次のバスに乗る、リスクも覚悟が必要である。
羽田の出発ロビーに到着し、手続きを済ませ、機上の人になる。
旅慣れないお上りさん、5年のブランクは様子を大きく変わって
しまった。
搭乗キップが厚紙の小片をイメージしていたが、ただのA4サイズ
のペーパーにバーコードが用意され、予約座席など情報が印刷さ
れ往復これを利用する。
厚紙で小片であれば、他の用紙と識別し、アクセスし易く、大事
な紙片として扱えた。しかし、折り畳んで保管すると、旅の間に
他の用紙と混用してしまい帰りには何処に入れたか、判らなく
なってしまった。
前述の台風の災禍、北の観光メッカ美瑛や富良野、釧路湿原など
水没など報じられ観光旅行もキャンセルが出ているはずであるが、
釧路行きは満席であった。
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着席し、窓越しに打ちつける雨の滴が、外の荒れた天候の様子を
伝えちょっと心配になる。
出発のインフフォーメーションが流され、管制塔の誘導で機は
ゆっくりと駐機場から滑走路へ向かう。
滑走路でエンジンが思い切り吹かされ、徐々に加速されてくる
様子が、エンジン音とタイヤの走行ノイズがもろに伝わってくる。
更に激しく、音が高まり、G(重力加速度)がかかり、体がうわっと
くる時に離陸が始まったことが、体に伝わってくる、いよいよ、
鳥になる。
タイヤのノイズが無くなり、騒音も静まり、何となくほっとする。
機は旋回し一気に上昇、窓からは雲に遮られ下界の世界は殆ど
見えない。
◇釧路へ
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いよいよ釧路間近の海上に、厚い雲に覆われた羽田であったが、
一転して晴れ間が覗く、好天の別世界であった。大海原であるが、
僅かに陸地が見え機体は陸地の方向に向かっていくことが判る。
機体は既に降下し、遥かに繋がる海岸線に砂浜で打ち寄せる白波が
はっきり見える。
海岸線に並行して、真っ直ぐの道と所々、工場とおぼしき建物が
見える。
正に上空から俯瞰するパノラマ絵図である。
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正に上空から俯瞰するパノラマ絵図である。
降下体勢から入って間もなくズシンと言う鈍い音で着地する。
スムースな着地にパイロットの腕がこの一瞬にかける。グワーと
言う音と共に、逆噴射装置が働き、主翼に付いている制動板が
垂直に立ち、更にタイヤに付いているブレーキシステムで制動が
かかる。
着陸直前に時速約200キロある飛行速度を、一気に減速し、時速
10数キロまで落とし滑走路を所定の位置に納める。
無事に着陸成功、何にもなく当たり前のように降りてはいるが、
情報を捉え、複数の設備を一斉に動かし、巨大な物体を着陸、
ブレーキの操作をやってのける
着地時の激しい振動、急ブレーキとを一気に克服し、静寂に
戻るまで、心中穏やかではない。
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インフォメションが流され、狭い空間から解放され、ほっと
安堵の世界に入る。
30℃程の蒸し暑い東京から、一気に20℃のからっとした釧路の
空気が快適であった。
道内の様子は改めて、書いて見たい。
しまった。
まして、昨年の今頃は病の災禍に見舞われ、半年間は入退院の繰り
返し、悪夢の雑居房の世界に拘禁され娑婆に出ることさえ、許され
なかった。
その病魔も最悪の事態は近代医学に救われ、経過監視の状態にまで、
復活し廻りを見る、余裕さえ生まれた。
寄る年波に足腰の痺れなど、体全体が劣化し、悲鳴を挙げているが、
でも何処かへ行きたいと言う願望は衰えず、死火山のマグマが体の
中でくすぶっている。
そんな中で、北の大地が再び、手招きしている。あの広い大地を思
うがまま走るハンドルは握れないが、手招きに乗った。
所が、今年は北の大地が何時もの様子が違うぞ
計画時では予測もしなかった、台風が狙いすましたように、北海道
に襲来する。
過去に例のない、記録的な降雨がおとなしかった河川が暴れ出し、
土砂崩れ道路の寸断、街、畑などの冠水が生まれている。
道東を中心にインフラはズタズタにされ、復旧に見通しの経たない
ところまで生まれたいるが、それを覚悟で広い大地へ向かう。
◇羽田から釧路へ
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朝4時代、未だ脳味噌が眠りから覚めないまま我が家を出発し羽田
に向かう。
僅かなミニ旅行にかみさんはキャリーバック。混み合う人込みに
ずるずる引きずっての、JR、モノレールの乗り換えは苦難の行脚
である。
立川から羽田直行のバスが30分単位で予約無しで、パスモが使え
る事に飛びついた。
但し、満員の場合は次のバスに乗る、リスクも覚悟が必要である。
羽田の出発ロビーに到着し、手続きを済ませ、機上の人になる。
旅慣れないお上りさん、5年のブランクは様子を大きく変わって
しまった。
搭乗キップが厚紙の小片をイメージしていたが、ただのA4サイズ
のペーパーにバーコードが用意され、予約座席など情報が印刷さ
れ往復これを利用する。
厚紙で小片であれば、他の用紙と識別し、アクセスし易く、大事
な紙片として扱えた。しかし、折り畳んで保管すると、旅の間に
他の用紙と混用してしまい帰りには何処に入れたか、判らなく
なってしまった。
前述の台風の災禍、北の観光メッカ美瑛や富良野、釧路湿原など
水没など報じられ観光旅行もキャンセルが出ているはずであるが、
釧路行きは満席であった。
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着席し、窓越しに打ちつける雨の滴が、外の荒れた天候の様子を
伝えちょっと心配になる。
出発のインフフォーメーションが流され、管制塔の誘導で機は
ゆっくりと駐機場から滑走路へ向かう。
滑走路でエンジンが思い切り吹かされ、徐々に加速されてくる
様子が、エンジン音とタイヤの走行ノイズがもろに伝わってくる。
更に激しく、音が高まり、G(重力加速度)がかかり、体がうわっと
くる時に離陸が始まったことが、体に伝わってくる、いよいよ、
鳥になる。
タイヤのノイズが無くなり、騒音も静まり、何となくほっとする。
機は旋回し一気に上昇、窓からは雲に遮られ下界の世界は殆ど
見えない。
◇釧路へ
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いよいよ釧路間近の海上に、厚い雲に覆われた羽田であったが、
一転して晴れ間が覗く、好天の別世界であった。大海原であるが、
僅かに陸地が見え機体は陸地の方向に向かっていくことが判る。
機体は既に降下し、遥かに繋がる海岸線に砂浜で打ち寄せる白波が
はっきり見える。
海岸線に並行して、真っ直ぐの道と所々、工場とおぼしき建物が
見える。
正に上空から俯瞰するパノラマ絵図である。
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正に上空から俯瞰するパノラマ絵図である。
降下体勢から入って間もなくズシンと言う鈍い音で着地する。
スムースな着地にパイロットの腕がこの一瞬にかける。グワーと
言う音と共に、逆噴射装置が働き、主翼に付いている制動板が
垂直に立ち、更にタイヤに付いているブレーキシステムで制動が
かかる。
着陸直前に時速約200キロある飛行速度を、一気に減速し、時速
10数キロまで落とし滑走路を所定の位置に納める。
無事に着陸成功、何にもなく当たり前のように降りてはいるが、
情報を捉え、複数の設備を一斉に動かし、巨大な物体を着陸、
ブレーキの操作をやってのける
着地時の激しい振動、急ブレーキとを一気に克服し、静寂に
戻るまで、心中穏やかではない。
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インフォメションが流され、狭い空間から解放され、ほっと
安堵の世界に入る。
30℃程の蒸し暑い東京から、一気に20℃のからっとした釧路の
空気が快適であった。
道内の様子は改めて、書いて見たい。