春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

頑張ったね~ブドウ娘

2017-08-31 15:55:00 | 晴耕雨読

月入ってから梅雨特有の長雨が無く、いきなりかんかん照りの熱帯の世界8月に入って、半ば頃から、お天道様がお隠れ、不順な天候で梅雨逆戻りこの時期全く、先の読めない犯しな天候であった。
こんな不順な天候は総じて日照時間が少なく野菜は高騰になってしまった。
さ~て今年のブドウの出来ばえはどうだろう
ブドウ様は袋をかけてしまい、白装束の中身までは全く伺いしれない。
但し、ブドウ棚の下に入ると、もう甘い匂いで一杯である。
袋の下部から。一部はみ出しているものは熟成を過ぎ、割れているものもある。
そんなこともあって、今年は9月入る前にぶどう狩りの決断をした。

急遽、ブドウ娘、あか様に来て貰い、この時期恒例のぶどう狩りの大事な役割を担って貰う。

房の伐り落とし。房を覆う袋外し、摘み取ったブドウの未成熟品などの選別と、小さなぶどう畑であるが、やることは沢山あり八面六臂の大活躍であった。
毎年の恒例行事にもう、廻りからあれこれ言わなくても、殆ど自前でやり遂げる。

日中、熱風が吹きまくり、棚の影下で日差しは遮るが、湿気を帯びた熱気が体にまとわりつく、暑い一日であった。汗が「ポタポタ」落ちるの厭わず頑張ってくれる。
不安定な倒立のはしごに、体の重みで、時々、傾いたり、横揺れするが、以前は「わあ~怖い」とはしご乗りは拒絶された。
今は身の危険も恐れず、果敢にはしごを登り、上向き体勢でブドウ房の切り落としにかかる。


中身の見えない白い袋に切り落とした房にずしりと手応えのあるもの、大きい袋に何故かミイラ化されたものなどの出会いも、素人農園ならではの摘みとりである。



収穫されたぶどうは取り敢えずボールに一端収納される。
房になっているものから、房きり落としの過程で房から藩れて、しまったもの真っ黒に光輝いているものもあれば、緑色の未成熟品など玉石混合である。

こうして収穫まで1~2時間であっと言う間に終わってしまう。

3月頃の初芽から始まり、薬品の滴下処理、狭いブドウ棚にムラなく、成長するための枝の誘引。
外敵から護る、消毒や殺菌の薬、散布。
この間、日に日に代わる姿に日参し、その逞しい成長ぶりを確かめ楽しんだ。
湿気をきらい、梅雨前に個別の房、単位の袋かけは、それぞれ身勝手に成長しているため、廻りの葉っぱ、枝を避けての袋の装填は丸一日かかる根気の作業である。
成長過程に生まれる甘い匂いは人間だけではなく、目ざとい鳥たちの恰好の餌場となり、何処からか嗅ぎつけ、喰い荒らされる。
このために鳥避けのネットをかけ、天敵の襲来に防御体勢を敷く。
半年が掛かりの言ってみればこつこつ積み上げた作業の、収穫成果はあっと言う間に終わってしまう。

作業も一段落、収穫品から、一房を口に含み、じわ~と広がる特有の味と甘みを、じっくり噛みしめ、手塩にかけた収穫の喜びを、味わう。
ブドウ娘、あか様も「ブドウ・大好き」の言葉に、苦労も報われる。

山・川を駆けめぐる

2017-08-22 15:57:00 | ライフワーク

体力・筋力の衰えは足から、使わなければ益々劣化が加速される
体力維持に、始まりは朝散からと拘りを持って欠かさず、続けている。
同じ所を歩くのでは、長続きしないのでパターン化したメニュウを準備し、それを順を追って、こなしていく。
さ~て今日は何処へ、そのルーチン化され、生活の一部に組み込まれ、それを励行しないと一日が始まらない。
その代表的なコースの一つを追ってみる。
地域は市内を東西に走る浅川が多摩川に合流し、東京湾に注がれる。その浅川の南側にほぼ並行して多摩丘陵が走っている。この川筋が護岸で護られ、自然の中、見通しの利いた恰好の散歩コースである。
いよいよスタート、大仏さんの直下、この辺では小高い見通しの効いた所から、これから目指す遥か彼方の多摩丘陵を確かめれる。真っ直ぐの道が緩やかな勾配で下がり丘陵地帯へコースの走り始めの、様子を伝えている。
思わず思わず絶句してしまいそうな、遥か遠い道のりであるが、頑張るしかない
浅川を越える「一番橋」を渡る。くそ暑い中で川面に吹き抜ける川風が体を通り抜け、涼気が心地よい。川筋に土砂の堆積で自然に生まれた島と両岸の間を緩やかに川が流れている。川底が見え、水流は年々減少していると言われている。
浅川の上流もコンクリート等、都市化から川への浸透が少なくなった。川底の治水対策、河川の整備から、見た目透明度もあがり、水質の改善から小魚の住み処に捕食するサギなど飛来する姿が見られる。


北野街道から一歩住宅地に入ると、車両の喧騒から、離れ閑静な世界に一変する。
そんな環境の為に、思わぬ昆虫と出会う。
周辺の木立からきたのか、黒く、つやつやと輝いているクワガタ様がなんら警戒心も無く、道の真ん中を堂々と歩ん でいた。近づいても、恐れず、自慢のつのをかざし振る舞っていた。こんな出会いが生まれるのも如何に自然に近い、 住宅地にあることを思い知らされる。

北野街道から丘陵越えで、閉鎖された多摩テックや中央大学のキャンパス経てを野猿街道に通じる道に出る。
当コースの最大の難所が立ちはだかる坂を前に気合を入れてこの坂道を登る此処から長い道のり、坂が続く。
緩やかな斜面であるが、樹林帯壁の頂部まで延々と続き、やや前かがみに首を垂れ、一歩一歩引きづるように前へ行けども、行けども、届かぬ頂部に、足も重くなり、辛い登りに、気力と、根性で頑張る。
登りに連れ、更に勾配がきつく、一番厳しい部分、喘ぎ喘ぎながら、登る。
漸く坂を登り切りきった平山1丁目の交差点に出る。坂歩きの余韻が残り、足元が揺らぐのも、如何にきつかったかを物語る。
樹木を越え、タワーの頂部ににょっきり顔を出すドコモのアンテナである、これが遥か離れた所から識別できる目標物で ある。
この山の背後に本田自動車の資本で多摩テックであった。本田のエンジンで動かす、斬新乗り物遊戯で人気を呼び2002年は年間100万を越える入場者があったが、落ち込み、本家本田の不採算事業の整理で撤退してしまった。
丘陵のトップ付近から西へ向かうと、町田~日野~八王子に通る都道155号線の堀之内トンネルに出る。
丘陵をトンネルで貫通し、野猿街道側に繋がり一気に、町田~ 日野間の交通ルートが生まれ、輸送経路の役割を担い、輸送車両も多い。
元気があれば丘陵の山頂付近を更に西下し平山城址に行くが、パワー切れで、この堀之内トンネル付近が限界である。
都道155号線を一気に駆け下り、北野街道を越へ、京王線を跨ぐ橋梁を渡り、平山橋から浅川の下流を俯瞰する。


見通しが効いた川は両脇に自然に生えた草に囲まれ、粗削りな川筋はゆっくり蛇行を描き下流に注ぐ。途中にコンクリートの堰があり、その石畳の段差から生まれる音が響き渡り、殆ど動きのない世界に、生きている証を伝えているようである

平山橋下流側では,河床には等間隔に岩状の突起物で、コンクリートで固めている。
川面の水位低下は護岸や橋梁の基礎部分等の河川管理施設が、抜け上がり不安定な状態になってしまうようである。
平水位が低下すると各種の用水が取水困難になり、河口部では塩害が発生するなど利水障害など色々 障害を招くようである。
一方では水の勢いを抑えて水質を浄化するなど、自然環境の維持にも効果を発揮しているようである。
只、堆積された土砂を掬いあげ、異常降水の備えをしておけば、自然の成り行きでと思っていたが、河川の水面維持が重要であることを思い知らされた。
目に見えない努力が、川岸の草とも併せ水質浄化に繋がり、魚類やそれを捕食する、鳥類の住み処になるのである。

護岸を挟んで直ぐ脇を新興の住宅が軒を並べている。台風や集中豪雨などの水害から護る為に、保全設備や保全管理されている。

川越しに対岸に住宅地、さらにその上が多摩丘陵の稜線が緩やかに繋がっている。送電線の右手に先程歩いた、ドコモの アンテナ姿が確認できる。 未だ終着ではないが、遥かな足跡を振り返り、山をそして川も駆けめぐり、改めて良くぞ歩いたものだと、達成感さえ湧いてくる。

建物を越えた高台から、南の方向に向けて大仏さんが鎮座し、俯瞰し見守っている姿に
迎えられる。毎朝こうして歩き続けられ、健康維持に精進出来るのも、こうした大仏さんの豊かな包容力を持って、見守ってくれるのかなあと思える。こんな素敵な場所が近くにあることに感謝。朝の修業僧の勤めは無事に果たした。

此方に詳しく絵が載せられています。併せてご覧いただければとご案内します。
http://mzk.on.coocan.jp/sanpokoosu.htm

仲良し護送船団も何処へ

2017-08-15 15:32:00 | 多摩の四季
◇湧き水に戯れる子供たちで賑わう「黒川公園」
黒川清流公園は東端のJR中央線軌道の崖にある「ひょうたん池」から西へカワセミハウス(汚水処理場跡地) 第6公園、山王下公園、清水谷公園の池まで約1.7kmまである。
黒川清流公園の崖下には数カ所から湧水が流れており、池が4カ所ある。東から「ひょうたん池」、「大池」、「わきみず池」、「あずまや池」の名が付いている。
此処は通年、水脈が枯渇することなく、絶えず湧き水が流れており、1年中温度は一定である。真夏は地下の冷気を呼び、ちびさんの恰好の水遊びの場所となり、賑わっている。


この黒川公園に湧き水がら昆虫類など生息し、カモの恰好な餌となる。時期になるとカルガモが飛来し、此処で孵化したばかりの雛の一段ファミリーが姿を現し、その幼いながらの可愛い姿が癒される。


夏の間にカモ類はシベリアやカムチャッカ半島などで繁殖し、冬のシベリアは雪と氷に閉ざされ食料を得られなくなるので暖かい日本に飛来し越冬する。
日本は冬でもほとんどの湖は凍ることはないのでエサも豊富にありカモ類にとっては日本の冬の気候は越冬するのに適していると思われる
ファミリーの行動姿が連合艦隊になぞらえ、そんな姿を追ってみたい。

◇護衛船団

バルチック艦隊を迎える前の護衛船団を組む艦隊で日本海軍の連合艦隊

空から襲来する敵機も旗艦が睨みを効かし、多摩平黒川公演の水域の制水権を確保する
当初は黒川公園内のひょうたん池とわきみず池でもカルガモの孵化があったが、捕食されたのであろう数日でヒナたちの仲間はかなり姿を消してしまった。
艦隊として生き残った旗艦以下6羽のひな船団であった。

◇連合艦隊は「単縦陣」
水面を見事な縦列を組み、体制を崩さず航海する。

先頭をいく旗艦「三笠」(親鴨)以下は乱れることなく「単縦陣」でまっすぐ進むのである。
指揮を取る旗艦(親鴨)は、首を思い切り伸ばし、探索しながら航海する。指揮能力、統率能力も秀で、最前線で敵の動向に瞬時に対応する繊細な陣頭指揮を取ることができ、配下の艦隊は安心して、就いていくことが出来る。
因みに列をなし、自在にあやつり、統率された「単縦陣」があのバルチック艦隊を破った「東郷艦隊」であった。

◇駐屯

艦隊はたっぷり食料を食べ航海訓練を終え、旗艦以下の艦隊はドッグ入りし、上陸する。
見通しの効いた駐屯地で羽を休め、十分満足した様子、艦隊は片寄せ会い、休む。

◇立派な成長姿

それから、暫くは黒川公園とはご無沙汰した。
もう、艦隊は駐屯地を離れ、何処化へ帰ったと思ったが、未だいた。
6羽がそれぞれ立派に大きく育ち、その姿に驚いた。あのひなの姿は完全に消え、立派な鳥の姿になっている。
「1、2・・・6羽」と数え、あの連合艦隊が、もう捕食されることなく成長している。
親鳥とはかなり離れた所に、それぞれ餌あさりを自主的にやっており、親との距離感が既に親離れの証拠で、正にこれが「巣立ち」であろう。
親が子離れで寂しいそうに、見えるが人間と同じかな。

◇何処かへ飛来した

それでも、未だ親の監視下に、やや緩やかになったが、群れがくっついたり離れたり、しながらも、脱落もなく連合艦隊は崩れていなかった。
ひなの時に見られた単縦陣も、成長と共に見られなくなった。

その連合艦隊が夏を迎える前にみえなくなってしまった。それぞれの雛の成長から飛来能力を備えただろうとの確証で、親の案内で、恐らく故郷のシベリア方面へ向かっていった。


我が家だけの小型台風襲来

2017-08-02 15:19:00 | 家族の絆
南方上で方向も定まらず正に浮遊しているが、エネルギーを貯え本土にめがけてやってくるようである。
その先駆けとなる孫娘台風が正に南方からやってきて、天衣無縫に走り回り自宅に帰っていった。
夏休みに入り、リッチに沖縄で南の自然に触れ、たっぷり心酔し、真っ黒になった。沖縄から約3時間のフライトであったが便の関係で深夜未明に羽田からご帰還。
その翌日に慌ただしく、我が家へ来た。旅疲れ、寝不足、何だろうが、全然そんな素振りは全く見せれないのは、若さパワーであろうか。

かっての姫は人見知りですぐ固まってしまい、親の背中にまとわりつき、中々離れず 警戒の眼差しで、解凍するまで時間がかかったのが昨日のようであった。
そんな姫も年を重ね、今では一人で泊まり、厳しい親の監視から解かれた解放区で思い切り羽を伸ばせるまでに変わってしまった。
普段は欲しいものはあっても、遠慮もあって自制が働くが、思うようにならなかった。
その反動か、解放区では意のまま欲しいものが手にできる。それもこれもたまに接する孫娘のご機嫌取りに浄財が意のままに降りかかる。
こんな天国のような解放区では居心地が悪いわけはない。

これも、時代の流れか、片時も離さずスマホが一心同体である。普段の生活空間から離れていても、電波の届くところでは友達との間はLINEを通じて,何時も身近に繋がっている。
器用に画面に指先をスライドさせ、画面呼び出し、欲しい情報を呼び出し、発信もする。進化した文明の機械を通じて、情報のやり取りはこんなちびさんたちも必携道具として、しっかり入り込んでいる。

そんな現代っ子も全てが文明の機械に全て埋もれているわけではいないことに安堵する。

特に頼んだわけではないが、メモ用紙に色鉛筆でイメージしたほのぼのとした世界を描いてくれた。
赤と青を基調とした二人の洋服、花柄の模様、ベルト、リボンに拘りを持っている。
淡い背景色も人物を浮き上がらせるように配色されている。
俄か画伯はさっさっさと短時間で描き上げ、置いていってくれた。



庭先のブドウも細々とながら、成育している。
収穫時期に今年もきてくれるのであろうかこの暑さに、一気に青色から黒色に変化し始めた。
成育の早いものは僅かな甘い匂いも感じられる。


成育の早いものは僅かな甘い匂いも感じられる。
棚下に連れ出し、高い位置にある房から匂いと思ったが、中々届かない。
じいさん、背後から抱え上げ、持ち上げようと思ったが、「うわ~重い」地上から、僅かに離れたが、とてもとても持ち上げることは出来なかった。
がっちりした体、よく食べ、クラスでも後ろから数える方で、それなりに逞しく、育っている


ようこそ松崎家の世界へ

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