東京都内の交通事故で、自転車が関係する事故の占める割合は年々増加傾向となっている。
警視庁は、自転車の悪質な交通違反についてこれまで「警告」にとどめていた違反にも刑事罰が適用される。対象となる交通切符、いわゆる「赤切符」を交付して検挙する方針を固めた。
そんな当局の思惑にまさかと思ったが、はまってしまった。
<豊田駅北口の正面の通りでたましんの看板の先、車が停まっているが、その先がスクランブル交差点である>
①9月某日、立川の病院行きに自転車で豊田駅へ
イオン前のスクランブルで見張っていた交通機動隊に声を掛けられた。
信号無視をした、してないでもめたが、其の場は身分を明かし電話番号告げた。
何時も通る場所だけにまさか、それが捕縛の一歩とは思いもよらなかった。
②数日後、約束通り、覆面パトカーで近所へ来る。
車に誘導され、当日の隊員と調書取の警官2名で車の中で約1時間半、息の詰まるような尋問の嵐とそのやり取りで、時間を労した。
当時の情況を再現し、スクランブルに入る前の状態から、スクランブルが開く迄、不確かな当時の情況を再現し、先方が見ている状況と照合する。
信号無視、した、しないなど、スクランブルでの行動を事細かに散々もめたが、向こうの言い分となった。
速度計も付いてないのに、その時のスピード迄、問われ呆れて、返事もしなかった。
当時の情況を事細かに言葉で交わしながら、文書に記述するので、時間もかかった。
供述調書を取られ、違反キップが発行される為のメモ紙、数枚びっしり書かれた。
結果的にはスクランブルで自転車乗ったまま渡ったことであった。
一連の記録が書き終わった後、最後に期日、時間指定で栽培所への出頭命令が出る
③出頭迄約1か月、
手許に残されたキップを前に果たして重罰か、結果を貰うまで鬱な日を送る。
③裁判所
愈々出頭日、立川からモノレール高松駅で下車する
<駅から徒歩5分、これから向かう出頭先の獄門は10階以上の真新しいビルであった>
玄関口から入ると持参のバック含め、取り上げられ厳しい関門
玄関口から建物内をスルー、向かいの出口に出て建物の外周沿いの一角に愈々獄門場所へ向かう。
控室を前に受付でキップを提出、番号札を渡される。
向かい側に警務課と検察課が夫々隣り合わせ、表示灯で番号案内されるので夫々の課のカウンターに向かう。
1)警務課
最初にこれまでの違反内容を再び確認する
ここで、反論し意義を申し立てれば裁判にかけられるが
もはや、其の元気もなく罰金刑があっても覚悟し、早く終わらせたいと簡易手続きの道をを選ぶ
2)検察課
警務課終了後、一旦待合で待機
検察課へ愈々入門
閻魔大王の怒り狂った顔を思い浮かべたが、冷静な対応でいよいよ、最後の判定を言い渡される
検察官と向き合い、ああ~神様とその差配を待つ。安全のため刑法を順守することを言い渡され処罰なし、罰金刑もなく放免された
④終わって
重い重罰を覚悟に、何ともいやな思いが課せられた期間であった。
厳しい取締を聞いてはいたが腰痛の為、歩くのもやっとの、老体を苦しめるのかと腹が立つ
我が家から、何処に出るにも距離があり歩くのは困難で、自転車が足替わりであるが、規制強化で益々乗りにくくなる。
替わりにバスもあるが、最近は減便となり、1時間或いは数時間に1本と足回りが不便になった。
そんな折に起きた自転車規制強化、益々外に出る機会は失われていくことを危惧する。
自動車の違反はその場でキップを受け取り、後で7000円の支払いは痛かったが、処理はその場で終わった。
事故を想定しても、自動車の感覚がこの程度に済んだのに、何故自転車がこんな重い重罰を食らうのか、正直言って判らない。