春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

巨大"クモ"に遭遇する

2009-08-31 07:07:00 | 野次馬見物

横浜に用事があり、「開国博」に寄ってみた。
案内板や旗に表記の「Y+150」ワイひゃくごじゅうのテーママークがにどうしても「Y150」(150円)に見えてしまう。
有料3会場の共通入場料が150円かなと思ってしまうが、とんでもない大人一般2400円もするのは率直に言って、如何にも高い。
早速、「Y150はじまるの森」へ入場する。
客寄せのテーマの一つが巨大アートマシンの"クモ"位が目玉なのかなあ~と思いつつ、「これしかないもんなあ~」と、訪れる客の偽ざる声として耳にする。
その主役の巨大"クモ"が広場の一角に鎮座し、多数の足を折り曲げた、中心部に眼光をすえ、高い位置から、周辺に睨みを効かした異様な姿が目をひく。
たかが、"クモ"されど"クモ"なれどこの巨大な怪物は薄気味悪く、こんなものが動き出したらと、ある種の期待感が大人でもワクワクしているぐらいにリアルに出来ている。
パフォマンス時間前に、広場の出入りに制限がかけられ、観衆が広場を囲むように、着座する。すみの一角からパイロットと言われるサングラスかけた茶髪の兄ちゃん姉ちゃん達7、8人がバックミュージックに併せ、やってきて巨大な"クモ"に一斉に取りつく。"クモ"の頭の一番高いところから、無数の足を動かす者とそれぞれ役割が決められ、"クモ"の正面に立つ、サングラスのハゲ親父の指揮で運転操作する。

やがて、無数の足が、それぞれ大地を掻き出すように、それぞれ動きだし、"クモ"が高い位置に上がっていき、併せて首や目玉も動かし、その巨大な"クモ"が薄気味悪く動きだし、そのパフォーマンスに歓声があがる。
無数の足が巨体をささえるようにゆっくりと"クモ"が動き出し、やがて近くまでやってきた。巨大な足が観衆の頭上から、振り降ろされるような目の前での動きに圧倒されるなか、"クモ"から水が吹き出され、思い切りしぶきの散水に洗礼される。
ゆっくりした動きで、再び元の位置に戻り、足を曲げ巨体を降ろし"クモ"が休息し、この間20分でパフオーマンスが終わる。大人も子供もそれぞれ、目の前の巨大な化け物の動きに夢中になり興奮し、楽しんだ。

横浜市電との再会

2009-08-15 06:31:00 | こんな鉄道もあるぞ~
いい加減な梅雨開け、やらなんやら、毎日が厚い雲に覆われ、お天道様の姿がさっぱり見えなくなってしまった。時折降る雨も、いきなりバケツをひっくり返した豪雨は亜熱帯地方特有の気候そのものようで兵庫で多数の犠牲者が出た。それもこれも遠因は少なからずとも地球温暖化の影響とも言われているが、何とかならないだろうか。

<今にも走り出そう。磯子区滝頭保存館にて>

先日、動態保存され、今にも走り出しそうな多種の横浜市電を見てきた。
僅かながらも市電が目の前を未だ風をきってさっそうと走りまくった姿を見ながら暮らした「浜っ子」の1人として、特別な思い入れもあり、見ておきたかった姿であった。
「チンチン」という愛嬌のある音を出し、市民の足として最盛期には総延長52㎞、1日30万人も利用したが、路線廃止する時期には2万7千人に落ち込んでしまった。
横浜市電は明治27年、全国で9番目開通であったが、関東大震災、戦災による大打撃を受けながらもフエニックスのように復活し、活躍したが、モーターリゼーションの波に抗し切れず、約70年の歴史を閉じてしまった。

<風化される車両、磯子区内の久良岐公園にて>

しかし、廃止に追いやった車の洪水が、輪をかけて激しく、最近では高速道路料金の低減化、無料化の波に車の利用が益々増え、排出ガスが"みぞうゆう"(未曽有)に生れ、皮肉にも地球温暖化を押し進めるような結果を招いているように危惧される。
そんな背景からライトレール・トランジット(LRT)と呼ばれる超低床の新型路面電車や電気自動車(EV)、電気バスの参入が現実のものになってきた。
しかし、後者のEVは充電などのインフラの整備、高価な電池価格、走行距離などガソリン車を駆逐するまで、沢山の課題があり、未だ時間がかかりそうだ。
その穴埋めではないが、無公害、高齢化社会に優しい、大きな輸送力、地下鉄より安い建設費など路面電車の復活する機会は未だ未だ残している。
都電がほぼ全廃される運命の中、今になって、さっそうと走る、都電荒川線の姿が、実に逞しく見えてくる。
懐かしい車両がここで眠る
懐かしの旧横浜市電

スタジオパークへ

2009-08-07 21:26:00 | 家族の絆
◇スタデジオパーク

さ~て姫を、預かってしまったが、家の中で、取っかえ引っかえオモチャでつなぎ合わせたが、お友達も居ないところで果たして何時まで持つやら。
刺激を求め何処かへ連れて行ったらと、気遣いも。
以前は何処へ連れ回しても、何とか誤魔化して付いてきたが、段々と知恵がつき、自己主張するようになり、多摩動物園やキテイちゃんでは余り心動かさないようである。
思案のあげく、渋谷の某国営放送のスタデジオパークへと重い腰を上げた。
会場前は凄い行列に驚いたが、当日の生番組にお目当ての役者さんの前に若いお姉さん達中心に入場待ちで並んでいた。そんな黒山の人溜まりを横目に我々のような一般見学はその一段の群れを避けて、誘導されるまま一般コースへ。

<写真は雲の上の世界に>
次々と展示されるモニターに、ただ見るだけでなく、押して、触って音を出すなど、ゲーム感覚で参加出来るツールでメデイアの世界に運んでくれる。

<写真は海の世界に>
特に楽しんだのは、雲の上や、水中などバーチャルな世界に入っていける。順番待ちで、たまたま居合わせた二つ上の女の子と意気投合し、お互いに手を引き合い、疑似体験やその他のコーナを一緒に楽しんでいた

<実際のバーチャルの世界は此処から生れる>
見ず知らず二人に、良い相方との出会い、二人で楽しんでいる姿が微笑ましく、頼もしかった。
コース見学は色々のコーナーを巡り、最後は「飛び出すハイビジョンシアター」で世界初、メガネなしで旭山動物園の白熊、ペンギンなど大迫力の立体画像を楽しんだ。

◇霞を食って、何時も家に居るじいじ"は何をやっている

孫娘を身近に迎え、見る度に逞しく大きくなるのは体だけではなく知的能力も目覚ましいものがある。
そんな姫を前に衰える一方の"じいじ"である。言葉が出ない認知性に、「あれ」とか「これ」が頻繁に出る脳の衰えを感じつつ、伸び代のある姫の潜在能力が羨ましくなる。
そんなことから、意識しない大人の会話が、姫の耳に入り、言葉として、出て驚かされ、余り迂闊な事は言えなくなった。
どの程度実感しているのか判らないが姫からこんな言葉が出てくる。
「"不景気だから"、欲しい本は自分のお小遣いで買わないきゃあならないの」
「だから折角貯めたお小遣いも直ぐ無くなってしまうの」
暗にお小遣いをせびっているわけでないが、うつぷせになり、背中に乗って貰い、足踏みして貰うのが、大変気持ちよく速成按摩さんをやってもらい、お小遣いを貯金に協力する。
「お幾らでしょうか?」
「はい!!百三十円で~す」
「チョット高いですね」
「いや、こんなもんです」(笑い)
と散財に満更、悪い気もせずしっかり受け取った。

「うちのパパは毎日仕事に家を出るの」
「へ~」
「"じいじ"は何をやっているの?」
パパは毎日汗をかき、一生懸命働き、家族を支えている尊大な存在である。それに引き換え、ここの"じいじ"は働かずに霞を食って、何時も家に居る。
どう稼ぎ、暮らし向きの佇まいを姫なりに不思議そうに思えるようであったが、
「パソコンに向かって・・・時々居眠り」
と答えにならない、答えで笑って誤魔化してしまった。

折しも麻生太郎首相が
「高齢者は働くしか才能がない」
とまたまたとんでもない発言で物議をかもしてしまった。
「あんたに言われる程、無趣味ではない」・・・と言う御仁の声が多数上がろう。
人さまに迷惑かけずに、やりたい事をやって余生を大事にしたい。
「伊達に霞を食っているわけではないぞ~」

夏休みがやってきた

2009-08-05 14:31:00 | 家族の絆

梅雨明け宣言したが、相変わらず雲厚く、お天道さんが顔見せない、天気が続く。
それでも、カリン姫の幼稚園も夏休みに突入、「じいじ行くよ~」とはるばる横浜からやってきた。手っとり早く、楽しめるのが、近くの湧き水、の出る公園。豊富な地下から水量は絶えることなく、子供達の格好な水遊び場になる。
1年中、水温は変わらず、今の時期はひんやり冷たく、足を清流の中に浸し、自然の冷気を確かめながら子供とお母さん達のたまり場になっている。

カリン姫も同じ年頃のお友達に、「こんにちは~」と声をかけ、積極的に仲間作りに、「へえ~随分お姉さんになったものだと」見ない内にどんどん逞しく成長振りが確かめられる。
冷気は気持ちが良いが、蚊の温床地帯に、携帯の虫よけ器を付けさせたが、全くの無力。足、腕の集中攻撃に美味しい血を吸われ放題で、刺された跡が可哀相であった。蚊に好かれるのは体温の差か?、何故か皆、集まってしまう。

自然の清水は冷気と共に、動物の生息地帯で「沢蟹」、「ザリガニ」、採水の溜まり場に小魚も群れをなしている。岩場の影に出たり入ったり、ユラユラ揺れる水の中、よ~く見ると保護色に近い、こんな「沢蟹」をも発見する。
東京の名湧水に選ばれた公園の湧水群はこんな贅沢な自然の宝物を残している。
「かにが居たよ~」に詰めかける子供達の群れ、小さな生き物など自然との触れ合いが、大事に育っていく。

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/