春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

思い切り「認知症」を演じる

2009-07-23 20:38:00 | もう、あぶないぞ~
市内の観光案内で仙台からのお客様9人をご案内。
高幡不動で出迎え、お不動さんを廻り、浅川沿いを登り、「万願寺」から高幡不動の末寺の一つ「石田寺」へ向かうが、33~4℃の炎天下は流石厳しい。
「石田寺」で土方歳三の墓を案内し、「万願寺」からモノレールで「甲州街道口」へコースも半ば過ぎ、いよいよ日野地区へ。

◇あっカメラがない


ホームで一息付く間もなく、モノレールの入線待ち、やおらDay Bagを降ろしデジカメを確認したが、無造作に突っ込んだ案内資料、タオル、水、他、雑品を引っかき回したが、全く手がかりなし。
次の車両が何時来るやら、未だ着ぬモノレールに、あせってくる。しかし、何度探しても肝心のデジカメは出て来ない。
「しまった!! あの墓石に荷物を置いた時に、ひょっとしたら置き忘れているのやらと思いつつ」
お客様の衆目の面前で、正直に、置き忘れたことを白状し、「すみません、そのまま乗車し、次の駅で待つように」と台詞を残し、一目散に階段目指しホームを駆け抜ける。

◇探しに走ったが、あった!
前触れも無く突然の事件に、向けられる冷やかな視線と驚きの表情を背中に浴びつつ、猛烈なダッシュ。
どうみても、あそこまで走っても20分、ある当てもなく、でも確かめ、無ければ諦めると、思って、ともかく懸命に走った。
まっしぐらに階段に迫るころ、走る度に妙に太股に当たる異物に、ピンと来た。
ズボンのポケットにあったのだ。まさに灯台もと暗し、ズボンにまで気が廻らなかったのである。
あの慌てぶりの姿が、戻る姿の一人芝居に9人の目があきれるやら、笑われるやら、「この馬鹿親父め」と冷やかな視線を浴びつつ、入線したモノレールに何とか一緒に乗る事ができた。

◇院長先生から認知症
この仙台から来られたクルーの主はクリニックの院長先生である。にやにや笑いながら、院長先生から「認知症・・・?」
に冷や汗を描きながら、返す言葉も無く、聞き入る。
このどたばばた騒ぎ、わあ~恥ずかしい!!
正に隠しも出来ない「認知症」モデルをご専門の前で、演じてしまったのである。

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