春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

五日市で野趣豊かにBBQーパート2

2006-11-03 00:07:00 | 美味い!!

「どう!!この大鍋に具沢山」
豆腐、油揚げ、肉、ネギ、人参、しめじに 泡立つ汁、湯気と炭火の煙が、河原一面にたち広がり美味そうな匂いが漂う。
この浮き上がった具の配下に姿を影潜め、里芋、馬鈴薯がじっくりと味がしみこみ、熱々の状態で口当たりの柔らかい芋が口一杯に広がる。
秋真っ盛り、もう、河原に吹く風も、ひんやり、炭火の火から伝わる暖気とお鍋の温もりが程よい季節になってきた。
このでっかい鍋に「ふうふう」言いながら良く食べた。
同じ河原に、同じ様な世代のおじさん、おばさん達のグループも背中合わせで、火お越しが始まった15、6人とこちらより多い集団であった。
気のいいオバサンが輪の中に入ってきた。鍋を囲み立ち話、山歩きの集団である事がわかった。
こちらは何の仲間と聞かれ、「只の呑み助の仲間」と言ったら笑っていた。
目の前の具沢山に驚いて居たが、同じ芋煮であっても、彼らのは「山形風」で具も厳選した拘りの芋煮であることを誇らしげに語っていた。
因みにこちらの味は如何と、おばさんに味毒味、「?(°_ 。)?(。_ °)?ん~ん美味い」と一言のお褒めの言葉も。
火を囲んで、多少のアルコールの酔いに話も弾む。
この静かな世界に煮物パーテイーは人も和む。ギスギスした世界に何か失ったものを見いだすようで、たまにはこうした自然の世界を背景に野趣豊かな交わりも新鮮で良かった。
でも、何にも出来ない己、苦手の段取りに、やったのは芋の皮むきを我ながら根気良く、やっただけであった。
こうした宴を持てるのも、面倒がらずに段取りする、仲間あってのことである。

お祝い酒に、心地良く酔い

2006-09-24 21:34:00 | 美味い!!

艱難辛苦、厳しいお受験の合格祝いに、義弟家族と、たちまち宴会となってしまった。わざわざ岐阜飛騨の非売品でお宝物の日本酒を頂いてしまい、北海道旅行でこれまた、酒の肴では最高の氷下肴(こまい)と飲み助にはたまらない酒と肴の舞台装置で祝杯を上げた。
約4カ月、時には35、6°を越えるこの熱い一夏を、クーラーも付けずにフレミングの法則、や無線法規の条文暗記に呪文を唱えた。
何時も飲んだくれの親父が、その非日常的世界は某宗教集団の、教祖を遍くが如くマインドコントロール一縷に、頑張ったこと(余り例えは良くないが)に廻りは呆れながらも、根気よく続けられた。少なからずとも賛辞の声にまんざら悪い気もせずに甘んじ、美酒に酔った。
苦しければ苦しいほど、この瞬間は忘れられず、あの感動のはがきは出棺のおりに、飾ってくれるとのこと?(°_ 。)?(。_ °)?オイオイ
もうこんな抑圧された世界は最後であるが、たかが趣味の世界になんでこんなに追い込むのか、不思議に映るのである。
宴もたけなわ、共通の話題はやはり北海道であった。
約2キロ洗面器のようなでっかい甲羅のたらば蟹と毛ガニに夫婦4人が食らいつき、寡黙なまでの食の闘いにバケツ2杯ほどの殻を生み出し、腹一杯になってしまったこと。
知床の秘境を海岸線からせまり、快速艇から野生のひぐまとの出会い。塩を被りながら船上、ででっかな握り飯と氷下肴をかぶりついたダイナミックな昼飯と、どうしても共通の話題は食べ物になってしまう。
話題に事欠かず、話に夢中になってしまう秋の夜長であった。

味覚のシーズンを迎えたが

2006-09-01 17:11:00 | 美味い!!

あっと言う間に9月の声を迎えてしまった。暑い暑いと思っても、日も短くひぐらしが鳴きだし、しっかりと確実に秋に向かっている。
秋と言えば何と言っても味覚の秋、その代表選手が梨である。たっぷり水分を含み、真夏の日差しを受け甘味一杯の食感は無くてはならない果物の一つである。
品種改良が加えられ、"幸水"などより甘さの追求は更に磨きがかかっている。
その梨畑が浅川、多摩川周辺の河川敷に多数栽培しており、日野を代表する生産物の一つである。
この時期になると土地に根を下ろす、農家の庭先で産地直売と旗を掲げ、取り立ての梨が多数並べられている。
所が今年はその旗も掲げられず、例年にない不作のようである。
当サイトでも書いたが、4月の"ヒョウ"が果実にダメージを与え、それに加えて7月迄、目一杯続いた長梅雨の天候不順と梨の天敵となる"かめむし"の発生など悪条件が色々重なったようである。
その"かめむし"は果実が未だ小さい状態に張りつき、そのまま果実が大きくなった時に表皮近くを吸って、ブツブツの傷物になってしまうのである。
先日、その農家に配送を頼みに行ったが、何と断られてしまった。
周辺の農家は何処も同じで、梨の栽培を初めて、数十年かってない不作に嘆いていた。
毎年、予約のお客さんに優先しているが、例年の何分の一の取れ高ではとても予約分も確保出来ず、軒先に置かれたのは傷物だけであった。
その予約のお客に梨の絶対量が確保出来ず、代わりに被害の少ないブドウの代替えで、お客との繋ぎを何とかしているようである。
冬の時期から丹精込めて、積み上げ、1年を通じての一番の大事な収穫時期に、予測出来ない天候、害虫の災禍、一見してたわわに実る収穫にも、実はこうした不特定の天地異変に素人では見えない戦いであることを改めて見せつけられた。

立川中華街にて

2006-03-18 07:14:00 | 美味い!!

先日、申請したパスポート1週間で受領出来る。今回は本人確認だけなので、受付窓口に行けば直ぐ貰える。本人確認の大事な証の一つである受付確認のはがきと収入印紙を張った書類を提出、念のため生年月日を確認しパスポートを貰う。
早速中身確認、手配写真の様なリアルな己の姿に、「随分くたびれてるなあ~」と思わず悄然とする。
さ~て七面道な手続きは終わったので、立川で食事をしていこうと言う事になり立川中華街へ向かう。
駅に立ち並ぶ駅ビルの一角に中華街がある。ご覧の様な武将が出迎えてくれる。北京、上海、天津etcの看板にどれが良いか店の前をウロウロしたが、此れと言った脈略もないまま、行き当たりばったりで某店に飛び込む。
「何を食べる?」値段もそこそこ、普段お目にかかれない、"ペキンダック"の出会いに期待をかけた。
所が、中々出て来ない、直ぐ出てきた生ビールも既に空になってしまった。きっと手塩をかけて、焼き上がりの絶品がくるものと待たされる一方で期待感は募る。
やっと出てくる、大きな皿に野菜の刻みと包み皮の一角にの2cm四方の薄いダック皮一片が他の具材に埋もれて隠れるようにあった。
確かに紛れもないダックであったが、なんともこの小さな薄い小片に、目を疑った。ほんの一口、ミニミニダックに騙された。(笑い)
このままではなんとも貧相、気を取り直して、餃子を追加注文し、何とか腹の方は納まった。しかし、もう此処には二度と来ないぞと、誓って店を出た。
コストバランスはこんなものと改めて、再認識したが、とんだ外食であった。

ワイルドにデイナー

2005-08-22 18:05:00 | 美味い!!

年に僅かに公開される、横田基地。その一つ、横田基地日米友好祭が行われた。
広大な基地は普段柵に囲まれ、直接中に入れず、ベールに包まれ異境の世界の様子を見たくなる。多くの飛行機フアンや単にお祭り好きが家族ずれでやってくる。炎天下、汗をかきながら米兵が肉を焼き、その煙が周辺に香ばしい匂いを放ち、ついつい胃袋を刺激され、買ってしまう。
屋外の滑降コースに設けられた出店に、僅かばかりのテント小屋は殆ど満室、皆皿を持ちながら周辺をウロウロするが、全く座る所なく、しかたなく周辺の地べたに座り、皿の料理を前に前かがみになって、食らいつく。当日も僅かな日陰を見つけ、地べたにビールと皿を並べ、格好を気にせずワイルドなデイナーが始まる。
ん?(°_ 。)?(。_ °)? この肉、米軍基地内なのでやはり米国産、BSEの検査手法で未だ認められぬまま、輸入制限がかけられた、米国ものを気にしないで口にした。
普段余り食べられぬ柔らかい肉を思い切り、口にほおり込み、食感を確かめながらなささやかなデイナーを楽しんだ。
ほろ酔い気分に、照りつける暑さに、疲れ少々眠くなった。滑走路に止まる、ジャンボ輸送機の機体の蔭で皆涼しんで居る。吹き抜ける風で、煽られながらしばしの暑さを忘れ、見通しの効いた遠望を眺めながら体を横たえ気持ちよく昼寝が出来た。炎熱下の見物、ジャンボの下に横たえる経験もまた気分よし。

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/