春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

ピサの斜塔ワイン

2009-05-09 21:07:00 | 野次馬見物

頂き物のイタリア製ワインである。
ワインの中身より、入れ物に秘めたる隠しわざが備わっている。
ご覧の通り、入れ物が「ピサの斜塔」を表しガラスの入れ物の表面が丁寧に塔の形状をしている。
入れ物の頂部から紐を垂らし、垂直を表しているが、入れ物の瓶はご覧のように斜めになって立っていることが判る。
これ以上の傾斜を付けると瓶が倒れる可能性があり、計算づくめで目視で判る位に傾斜を付けている。
瓶そのものは垂直であるが瓶の底に付いてるキャップでこの傾斜を付け、あたかも瓶が傾いてように納まっている。
まあこれで「ピサの斜塔」を表したこのワインの特徴である。
しかし、この瓶は未だ笑える、隠しわざが備わっている。瓶の底に付いているキャップはワインの色と全く同じである。瓶にワイン満たされているとキャップとワインの識別が出来ず、瓶の底に僅かなワインがあたかも残っているように見える。
僅かなワインをグラスに注ぐべく、瓶を逆さまにしても、底部に溜まったワインが中々出て来ない。此処で初めてキャップであることが判り、この瓶に騙されるのである。
実に良く考えられた「ピサの斜塔」風のワインの入れ物で、ウイットに富んだイタリア人のアイデアであった。
ワインに多少の酔いも手伝って、このからくりの罠にはまってしまった。
お店に行っても、夥しい種類のワインに値段もピンキリ、果たしてどれがお薦めと言われても選別に苦慮する。群雄割拠のワイン戦争、中身とも併せ、こうしたアイデイアも販売戦略かな

おとぎ馬車の行列に遭遇

2009-03-09 15:19:00 | 野次馬見物
JR東京駅前に建つ東京中央郵便局の再開発で鳩山総務相が「文化的価値を背景に保存を」と日本郵政に向かって再び吠えまくっている。
総選挙を控え、「小泉構造改革」を突き、自民党から離れた郵政票を取り戻したいと言う思惑もあるようで世論を背景としたパフォーマンスだとも言われている。
それはさておき、東京駅周辺には東京駅初めの明治生命館(重要文化財)や日本工業倶楽部、東京銀行会館など当時のヨーロッパの最先端の建築洋式を取り入れ、現代風の建物とは一味違った荘重な雰囲気を漂う建物である。
一方では皇居を中心に巡らせたお掘りを堺に、江戸城址は300年近くに渡る将軍の居所として、更に政治の中心として、文化財保護法にによる「特別史蹟」としてその史的価値が極めて高い。
こうした時代を背景とした和洋折衷の独特の建物が並び併せた文化遺産を眺められ、観光バスを伴った観光客が賑わいを見せている。
その一つに東京駅から、皇居を結ぶ「行幸通り」がある。外国から日本へ初めて赴任した大使や公使が皇居に挨拶に訪れるが、この時に騎馬警官に護られた馬車に乗り皇居に入城するという古式豊かなセレモニーが華を呼び、一度お目に掛かりたいとおもっていた。
そんな折り、日比谷通りに面した東京商工会議所で会社OBの懇親会があり、其処へ出かける折りに、周辺に警官が立ち、物々しい姿に何事かと、野次馬根性がメラメラと沸き立ち雨降る中、その近くに立ち、ことの成り行きを見守った。

目の前の日比谷通りは片側数車線の交通の要路で大量の車が多数走っていたが、暫くして警官の誘導で車両の規制が掛けられ、あれほど大量に移動した車がピタリと無くなってしまった。間もなくパカパカと馬のひずめ音と共に、目の前を2両の2頭立ての馬車の一団が現れ、予期しなかったこの華麗な姿に思わず興奮した。
車社会、全盛のこの時代に、人馬一体で訓練されたおとぎ馬車の行列が実に新鮮に目に映つり、この華やかな儀式に良い土産が出来た。
殿を受け持つ、格好良い騎乗姿の婦人警官を最後に行列の一団は瞬く間に消え去ってしまった。即座に規制は解除され、何事も無かったように再び交通の渦に、目の前を高速で走り抜ける、普段の姿に直ぐ戻ってしまった。

この時ならぬ儀式に張りつめた緊張を解かれた警官にこの行列はと訪ねると、「ブルネイ大使」の新任の挨拶ということを教えてくれた。
東京に長く住んでいながら、実の所、余り知らない東京音痴で、その一つがこの馬車行列であったりする。何故今頃、この周辺に関心を寄せるかと言うと、痕跡も殆ど残らない一面の芝生ばかりの大奥ではあるがここを舞台に繰り広げる「大河ドラマ篤姫」が、火付け役となっているようである。
だから今、此処が面白い

http://mzk.on.coocan.jp/ooedoa.htm

産業まつりにこんなの参加

2008-11-17 11:57:00 | 野次馬見物

近くで市をあげて産業祭り行われた。
生憎の天気であったが、野菜の購入に駆り出され、傘さしながらの祭り行きであった。
折角の祭りであったがこの雨に、ステージの催しは中止であったが、地元の農家が供出する野菜のコーナだけは人の群れなす、賑わいであった。
公園の一角に恐らく初めての参加であろうか、多摩動物園からの参加もあり、大小の牛2頭も芝生の片隅の冊の中で、寝そべっており、暇を持て余していた。
まあ、こんな雨の中、子供達との触れ合いもなく、我関せずと喧騒の会場に此処だけは別世界であった。子供との触れ合いはせめて、これらのおとなし系の動物と思った。
遠目に係の職員がかいがいしく蛇を抱えていたが、良く有るおもちゃにしては良く出来ているなあと思ったら、胴体の一部が怪しげな動きに戦慄が走った。
ひゃあ~オモチャに非ず、本物であった。

こわいもの知らずの子供達が、蛇の顔の近くに寄り、手を差し出している。
チョロチョロとまさに赤い舌を出す姿に、鳥肌立ち、思わず腰引けるが、子供達は平然と手を差し伸べたままであった。
苦手の爬虫類の中にあっても、毒入りのマムシ、山かかがしを思い出し、恐ろしい、怖いが先に出てくるが、子供達にとっては愛玩動物の一つに過ぎないのであった。
蛇と一体となった職員の姿にこんなに仲良しなんだよと、アッピールしているようであったがやはり、これ以上の距離は二の足を踏んだ。

横須賀海上自衛隊基地へ

2008-08-02 00:10:00 | 野次馬見物
竹島の帰属問題でお隣さんが、益々檄高して、一方的にきな臭く、しまくっており、韓日戦争とまで言うほどにエスカレートしている。
そんな国際紛糾している中で、直接関係ないが、横須賀海上自衛隊基地へバスツアーで行ってみた。年々人気が高まっているようで、横須賀市内に留まらず、関東全域から殺到しているようである。お蔭様で肝心のバスツアーも、会場の横須賀駅にバスの乗り降りが出来ず、わざわざ2駅先の久里浜までバスで行き、JR横須賀線にわざわざ乗り換え、現地に赴く程の混雑ぶりである。
そんなことも知らされず、出発の前日に言い渡され、なんじゃこれ、ツアーバス使わずともJRで直接行けば、遥かに早く、乗り換えの煩わしさもなく行けるではないかと思ったが、そのままキャンセル料を取られるならばと、そのまま利用した。
バスツアーで電車利用なんて、初めての経験に怒りと、騙された気分で仕方なくバスに乗った。横須賀海軍基地、切り立つ山を控え、水深の深い、自然の立地から、ここを海軍基地としているようであるが、そんな背景から基地の周辺の陸地も狭く、観光バスも制限掛けていることがよく分かる。

◇横須賀海軍基地到着

バス、電車共、冷房がガンガン効いている中で、外は猛烈に暑く、この温度差に体が融けそうである。ものものしい軍艦の並ばれる中で真っ白い制服姿が、実にさわやかに出迎えてくれる。この日のために自衛隊員が大量に動員され、この開放日にかける肩入れの深さが物語っている。
海上自衛隊護衛官、米軍のイージス艦などベールに包まれた世界の行列の渦に入り、直にその姿を確かめ、たっぷり海のロマンを確かめた。殆ど垂直に近い急階段に、頭もぶつけそうな狭い通路。僅かな空間に用意されたかいこ小屋のような寝室ベット。電子機器にすべての触覚を集められた操舵室。などなど心は完全に大海原を走る航海気分に浸る事ができる。
水上ショー、艦内見学、近寄って始めてみる、世界に暑さも忘れ、短い見学時間に走り回って一通り見て楽しんだ。

◇長蛇の列の米軍艦船
ヨコスカサマーフエスタは炎天下、日を遮る、日陰も無く、取り分け米軍艦船の見学に長蛇の列であった 。

艦上にも人々・・人の渦の中、凄い、人気の程がよく判る。しかし、列は一向に動きそうも無く、何とも辛抱強い、国民と思いつつ、行列の末尾に付く気も起こらず、さっさと諦めた。
何故是れほどの人が集まるのであろうか?
その一つがイージス級巡洋艦MUSTINである。
MUSTINは今話題の米国のミサイル防御(MD)計画によって最新型レーダ波と、要撃ミサイルを連動し弾道ミサイルを発射初期段階で迎撃することができる。

北朝鮮がテポドンミサイルを日本海で発射すればMUSTINは400キロほど離れた海上でSM-3を発射し、テポドンミサイルを迎撃する。
武力を楯に何をするか判らない燐国に備え、一方ではこんなことも備えていることが現実の姿なのである。
海洋国日本、平和なサマーフエスタであってほしい。
海を通じて守る日米の横須賀の姿をアップしてみた。
ヨコスカサマーフエスタ'08

もう一つのみなと横浜 工作船

2007-01-29 20:15:00 | 野次馬見物

はて何であろう?
「2連装機銃」と言われる、物騒な現役の武器が赤錆びた姿で大都会の片隅に展示されている。
みなと横浜、赤煉瓦の建つ、海岸縁に「海上保安資料館横浜館」に九州南西海域工作船事件に関わる工作船と回収物が展示されている。
所謂北朝鮮の工作船が海上保安庁に見つかり、調査しようとする折に工作船との間で銃撃戦が行われ工作船は自爆し、海中に沈船してしまう。
その時の工作船が引き揚げられ、此処で展示されている。
物見高い野次馬根性の拝は気持ちの昂りを感じながらもお台場に目指し2005年の期間限定で公開された生々しい姿をしっかりと確かめその残像を焼き付けた。
その後の行方知れずであった一連の品々が、たまたま訪れた横浜で偶然再会した。
肝心の工作船は保存展示のため、手を加えられてあったが、総て屋内に収容され、一先ず安住の地として屋外で直接晒されることなく保護されるようになった。
資料館入口付近ではモニターで、至近距離から渇ききった銃撃音とロケットランチャーまで飛び出す工作船との銃撃戦と、自爆する工作船の沈船に至るまでの姿が繰り返し流され息を飲んで見てしまう。
四囲を海で囲まれた日本の国土、この自然の立地から、囲いの中なら何時も安心との錯覚にややもすると平和惚けしてしまっている。
しかし、現実は巧みに艤装し 不法の入出国や他の重要犯罪を国絡み組織的に行い、追われれば高速艇で逃げ、時には刃を振りかざすなど目的遂行の為に何でもやってのけることが、判ってきた。
国土保安の為に何処まで装備すべきか、モニターで見る限り、近代兵器を装備した戦争さながらの相手との戦いでもある。
こうした日本海域近辺で行われる蛮行を水際で防ぐ為にはもとより、体を張って海上保安が行われている。
05年に見た工作船の展示は以下で紹介している。(クリックで自動展開)
工作船の総て

ようこそ松崎家の世界へ

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