今回はひさしぶりに童子さんが参加。
麗子さんも忙しい中を参加して下さいました。
賑やかな会でした。
写真は愚足さんが取材に訪れた大垣の湧水です。
ありがとうございます。
題詠「泉」
①蹄跡かすかに匂ふ泉かな(亜子)能・立・晴・静
②遠き日の大蛇棲むてふ泉かな(立雄)能・龍
③若者よ泉の水は毒味せい(朱露)愚・静・郁
④軟らかき弾力のある泉かな(麗子)晴
⑤竹の樋遠き泉を運びをり(龍次)遅・立・亜・童・麗
⑥手を逃れ西瓜沈みぬ泉かな(能登)龍・愚・童・晴・麗
⑦わけ入れば神秘の泉迷宮(ラビリンス)(郁子)
⑧泉汲む人と九条語りけり(愚足)遅・朱・龍・童
⑨おおっと声泉にひたす数多の手(晴代)能・亜
⑩熱泉に卵をゆでる旅衣(静荷)
⑪見開いて一重瞼の泉かな(遅足)朱・郁・麗
⑫弘法の泉や小さき砂踊る(童子)遅・朱・立・愚・亜・静・郁
自由題
①病む友の散っては開くさつきかな(立雄)麗
②夏は曙ボンズ松阪海苔茶漬(朱露)能
③目覚ましの鳴り止まぬ朝梅雨に入る(静荷)遅・朱・立・龍・愚・亜・童・晴・郁
④日常をやり過ごす術梅雨に入る(麗子)朱
⑤托鉢僧笑みのこぼるる梅雨晴れ間(龍次)能・静
⑥灯取り虫咳止まぬまま夜の白む(能登)遅・立・愚・童・郁
⑦籐椅子に一息つきて番茶干す(愚足)亜・晴・静
⑧路地に沿い傘一列の梅雨晴間(晴代)能・龍・亜・童
⑨従順な風につかまる捕虫網(遅足)朱・麗
⑩キャンプ行く子のこころ知らずせかしおり(郁子)
⑪巌上の猿の遁走青嵐(亜子)遅・朱・立・愚・静・郁・麗
⑫雨あがりはだか電球金魚すくい(童子)
次回は7月18日(水)午後6時 安田屋です。
題詠は「冷奴」です。