575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

新年の句会の最終結果です。      

2009年01月24日 | Weblog
新年句会は、8人の参加者でおこなわれました。
新しく参加された結宇さんの句もあります。
立雄さん、童子さんの選句も頂いています。
最終結果です。

題詠「寒椿」

①箒目の右下隅に寒椿      (能登)晴代・亜子・麗子・遅足・鳥野
②静寂を冠りて清し寒椿     (郁子)愚山・愚足
③寒椿口笛パリの屋根の下    (朱露)晴代・静荷・亜子・立雄
④春を待つ乙女椿の蕾たち    (麗子)郁子・狗子
⑤飛び石のごとき記憶や寒椿   (晴代)麗子・狗子・結宇・愚足・立雄
⑥縁日の法話は聞こゆ寒椿    (立雄)麗子・結宇  
⑦今年また決意危うし寒椿    (静荷)晴代・郁子・狗子・遅足・朱露・鳥野 
⑧地下鉄のシートに眠る寒椿   (遅足)  
⑨武士の世に武士を嫌ひて寒椿  (亜子)静荷・朱露・能登・愚山・立雄
⑩寒椿と小さきつぶやき垣むこう  (結宇)能登・鳥野 
⑪静もれる里海の見え寒椿    (愚足)静荷・能登
⑫一段と茶室華やぐ寒椿     (愚山)郁子・愚足  
⑬庭園は旧子爵邸寒椿      (狗子)亜子・遅足・朱露・結宇・愚山


自由題

①菩薩にも夜叉にもなれず初鏡  (亜子)静荷・結宇・愚山・立雄  
②銀の耳たてて子猫の売られけり (遅足)晴代・亜子・麗子・狗子・鳥野・童子・立雄 
③ベランダを行ったり来たり初茜  (麗子)朱露・立雄
④鏡餅そろりと笑みの罅を入れ   (晴代)静荷・郁子・狗子・遅足・鳥野
⑤もの言わず清純可憐水仙花   (能登)
⑥初詣で願いつきずに時間切れ  (郁子)能登・愚山
⑦焚火して背中が寒い馬鹿話    (朱露)晴代・郁子・亜子・愚足
⑧合わす手に祈り温くまり初松籟  (結宇)晴代・遅足  
⑨献体を言い張りて孤り小正月   (愚足)亜子・麗子・狗子・遅足・朱露・結宇・能登・童子                 
⑩蕪ひき今なほ我は家の嫁    (静荷)能登・鳥野・愚足  
⑪降る雪に小手かざしゆく雪女   (狗子)朱露・愚足
⑫孫二人背にまたがりて年賀かな  (立雄)静荷・麗子・結宇・愚山・童子
⑬索麺を干して見上る三輪の山  (愚山)郁子  

★次回は、2月18日(水)6時 安田屋です。
 詠題は、早春に関連した季語で「春」の字を含んだものです。
     立春・初春・春立つ・春来る・春浅し・浅き春・浅春
     春寒・春寒し・寒き春・惷寒・春めく・春動く など


コメント (1)
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大寒や足暖めてデイバイデイ    朱露

2009年01月24日 | Weblog


    ジョー・スタッフォードが歌っていて、
    炬燵の中で足先を暖める二月初めの朝。
    消費税を毎日むしり取りたい麻生内閣。
    デイバイデイが消費税になる日本人私。

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