575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

噴水や戦後の男指やさし  寺田京子

2009年02月01日 | Weblog
「なんだコリャ俳句」より。

☆ 戦争中、噴水は水を噴き上げることもなかった。
戦後になって、民主主義とともに、噴水は噴出した。
また、戦争中、男は敬礼など、戦争のために手を使っていた。
それが戦後には女の腰に回したり、女の荷物を持つように。
女を愛撫する手となった。
民主主義=噴水=男の指のやさしさ。

○ なんでも優しければ良い訳ではない。
やさしくされたくない男もいるわよ。

○ 戦後の男、というとイデオロギー的なところもあるが、
フェミニンなところへ持っていったのが良い。
指のやさしさ、と直接、つなげた点がカッコイイ。

○ 男がカッコイイというより、そう感ずる女がかっこいい。

     is best.

戦争は男も女も不幸にしますね。
男の指が二度と銃の引き金を引かないように、という
戦後の誓いは忘れたくないものです。

                  遅


コメント
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