575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

スノードロップ(待雪草) 草女

2009年02月20日 | Weblog
 小学生の頃から「秘密の花園」が好きであった。この時代にこの題名はちょっとキツイかな。
 この物語の主人公は2人の子供ではなく、自然であると思う。主人公の友達ディコンは自然そものも、自然の精だろう。不健康な子供達が植物や小動物の生命力に触れることにより健康を取り戻していく。だからたくさんの植物が登場する。   その主題が分からないまま、こころに残ったのは、待雪草とヒースとひえんそうだ。これらの植物がどのようなのもか分かったのは、随分大人になってからのこと。
 ヒースはエリカ、日本で育つのはジャノメエリカ(ツツジ科)、ひえんそうはデルフィニウム(キンポウゲ科)のこと。これらは花屋さんに行けば容易に手に入る。
 待雪草は、メアリーが花に親しむキーポイントになる植物として登場する。彼女が「秘密の花園」に入って草に覆れながら芽生えているのに気づき、思わずまわりの草を抜いてやる。どんな園丁もこんなに上手にやれないと後ディコンにほめられるのだ。
 待雪草が早春に白い花の咲く球根植物であるということは読むうちにわかる。スノードロップが待雪草と知った時へえーとおもった。スノードロップは言いえて妙。雪解けを待って、雪の滴のような白い花、でもそれがどうして待雪草になるの?
 ヒガンバナ科ガランサス属の多年草で、原産地はヨーロッパ。講談社の園芸大百科辞典には「2枚の葉がひとつのつぼみをたいせつにに抱えて地上に顔を出し、豆ランプのような花を吊り下げる。日中には花弁が開いて、逆Ⅴ字形のグリーンのマークをのぞかせ、夕方にはまた純白のペンダントの姿にもどる。・・・」とある。

 今年の秋には球根を手にいれ、植えようと思っている。



コメント
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